【日記】占いのあとにチーズハットグを食べる
『占っていいですか?』というTV番組が好きでそれをみてから占いに興味を持っていた。盲目的に信じているわけではないが占ってもらったひとたちはだいたいの過去や自分の特性を話してもいないのに言い当てられているところをみると、占いもあながち当たるものなのか、とおもい、一度くらいは試してみたいと考えていました。
約一年ほど前に、従姉妹から「一緒に占いに行ってみたい」と言われ、特に、わたしが占いに興味をもっていたことを明かしていたわけではないのでその誘いに運命的なものを感じて「是非」と返事をした。従姉妹は昔友人と占いに行ったことがあるらしくて、再度行きたいと思っていたらしい。彼女は占いにわたしより強く興味をもっており、本まで購入したという話には思わず笑ってしまった。その時はただ単に行きたいと話していただけだったのだが、最近になってわたしから誘ってみたところ、二つ返事で了承してくれて、車まで出してくれた。ありがたHappy。
わたしたちが訪れたのは占いカフェというところで飲食スペースと占い部屋にわけられていた。占い部屋に行くと水晶やタロットカードなど占いに使用されるものから龍の置物やら桃の缶詰やらフリーメイソンに似たロゴのポスターやらが飾り付けてあり、少々、怖かった、しかしこんな部屋に住んでいたら…という想像を掻き立てるような、とにかく興味深い部屋だったんだ。
占いは従姉妹からしてもらった。生年月日と名前を伝えたら、プライドがとても高いと言われていた。彼女はわたしから見て誰に対してでもやさしくて柔らかい雰囲気をまとった女の子だったので実はそうなのかと、また笑ってしまった。完璧主義なところがあると言われており、タロット占いでもKING?PERFECT?やなにやら描かれたカードがあったので根っから真面目な人間なのだろうなと従姉妹のことをわたしの中で勝手に推測した。
私の番になった。生年月日を伝えたら、「あなた恋愛体質ね」とさっそく当てられたのでもう笑うしかなかった。その後もいろいろ言われてタロット占いをしてもらった。恋愛のことは占っていないのに忘れられない人がいると言い当てられ、わたしは頷くことしかできなかった。ホントにどうなってんだ、これ、すげぇな。興信所でも雇ってる??
わたしは恋を捨てるつもりだったのだが、占い師さんは「恋を捨てる必要も、無理に恋人を作る必要もない」と助言してくれていた。渦をまくようなきもちがまたわたしのこころを曇らせた。わたしだって一緒にいられるのならもちろん、彼といたい。しかし彼はわたしのこと、友だち以上に見れないというのだから仕方がないってそう言い聞かせることで自分を強くもたせていた。世間体なんて気にしていても仕方がないのだが、正直この歳になって恋人のひとりもいないことがわたしにとっては恥ずかしいことだった。何事も経験であるし、だから恋愛だってしてみたい。恋をしたことはあるし、もうそれこそ何度も何度も苦しめられた、何度も泣いたし、やめようと思ったけどやめられない。でもわたしだって甘くてしあわせなきもち、経験してみたい。苦いブラック珈琲ばかり飲むのはこころが悲しがる、甘いショートケーキやいちごタルトを味わってみたい。わたしは甘いものが大好きなのに。
もちろん占いは確実な未来を予言できるわけではないから、アドバイスはすべて参考程度にするしかないし、だからだれにも先の未来のこと、わからないのだけれど、わたしの知らないわたしのことを知ることができたし、従姉妹は占い師さんの言葉にとても元気づけられていたので結論的には占ってもらってよかったし、楽しかった。
その日は近くでお祭りがあったので占いのあとに行って、チーズハットグを食べた。生まれて初めて食べたのだが美味しかった。チーズが伸びて伸びて仕方がないので可笑しかった。
川辺に灯された燈籠が綺麗でいい気分だった。ことしは花火を見ることも好きな人と遊びにいくこともできなかったけどその燈籠を見ることができたので夏のミッションコンプリートできた気がしたね。
とにかく楽しかったです。また行きたいな。
よき一日でした。
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一億年ぶりくらいに食べた。