「やる気が出ない……」とか言ってるやつ、ちょっと来い!
どうも、Kottuです!
今回は「やる気」について話していこうと思います。
というのも私は現役で塾講師をしているのですが、子供はもちろん親御さんからも「どうやったらやる気出ますか?」、「どうやったらうちの子やる気出してくれるんでしょうか?」という質問をよくいただくのです。
その度に私は「やる気」について考えさせられ、なんやかんや数年かけて出した1つの答えがあるので、それを共有出来たらなと思います。
1.「やる気」は考えた時点でやる気がなくなる
皆さんも経験あるんじゃないでしょうか。
あと5分したら勉強しよう、あと30分だけ休憩したら仕事を始めよう、普段やりもしない掃除をしたら……。
そうやって面倒事ややりたくないことなどから目を背けるために、どんどんやらなければいけないことを先送りにして、結局期限日やテスト前日になって焦って勉強などをしてしまう。
その結果、大した成果を得られずに落ち込んでしまう。
まぁ自業自得ではありますが、これの厄介なところは次も同じミスをしやすい点にあるところですよね。
落ち込んだその時は、「よし、次からは前もってやろう!」と意気込むんですが、数日経つと元のやる気のない自分に戻ってしまうんです。
(私がそうだから、皆もそうだよね……)
とまぁ、兎にも角にもやる気ってやつは中々自分で制御するのは難しいもので、かと言って他人がどうこうできるものでもない。
厄介極まりないのが「やる気」というものです。
そこで私はやる気について考えてみたのですが、結果から言えば「やる気は考えた時点でやる気がなくなる」という結論に至りました。
まぁどこぞの自己啓発本とかにも書いてありそうですが……。
(自己啓発本なんて読まないから知らんけど)
じゃあ、何故やる気を考えた時点でやる気がなくなるのか、という話ですよね。
これはあくまでも持論にはなってしまうのですが、例えば皆さんは好きなことってありますか?
急になんだよ……。
って思うかもしれませんが、例えば読書だったり、ゲームだったり、スポーツ、飲み会、山登り、カード集め等々。
そういった自分の好きなものに大して「やる気」を考えたことってありますか?
少なくとも私は好きなことに関していえば「やる気」なんて考えたことはありません。
むしろ自然と、それこそ思い立ったら吉日!と言わんばかりに速攻で食指が伸びますね。
とまぁ、結局何が言いたいのかって言うと「やる気」というのは、自分のやりたいことにしか基本的に湧かないということです。
もちろん例外もありますよ。
始めはやりたくないことでも、意外とやってみたらドツボにハマって何時間もそれをやり続けられるとか。
けど結局のところ、やる気なんてものはやりたくないものには働きにくいのです。
あまり言うとあれですが、私は以前某やる気ボタン的なものを豪語する塾に居たことありますが、生徒のやる気を引き出すのが塾講師の役目だ!と上に人に言われたことがあります。
そのとき、色々試行錯誤して生徒のやる気を引き出そうとしましたが、やる気を出させるってまぁ労力が掛かりますよ。
正直その場でやる気にさせるのは子供なんで苦労ないです。
ただそれを継続させると言うのは、根本的に嫌いな勉強を大好き!と言わせるくらいに持っていかなければいけないのですから。
と、少し話が逸れましたが、人間のやる気というものは興味のあるもの、好きなものに大して強く働くというのは常に頭に入れておくってのは大事なことだと思います。
またこれも持論にはなりますが、やりたくないことに対してやる気を起こそうとすると、つい「あれもやらなきゃなぁ」、「これもやらなかやなぁ」とネガティブなことばかり考えてしまいますよね。
こんな試行してるのにやる気が起きる人間なんて、よくよく考えたらいないと思いませんか?
なのでやる気は考えた時点でやる気がなくなるのです。
2.「やる気」なんてそもそも考えるものじゃない
さて、ここまで「やる気」とは何かについて語ってきたのですが、じゃあ解決策はあるのかよ!という話ですよね。
答えから言うと「お前次第!」というのが本音でしょうか。
いや、別に適当言ってるわけじゃないですよ。
そもそもの話、やりたくないけどやらなきゃいけないことって人間生きてれば誰しもあると思います。
けどやりたくないんだからやる気が起きないのは最早受け入れるしかないと思うって話です。
で、私が実践したりして辿り着いた答えが「やる気」を考えないというものです。
先ほども話しましたが、やりたくないことに大してやる気を考えようとすると、どうしても嫌なことばかり考えて結果先延ばしの思考にシフトチェンジしちゃうじゃないですか。
なら正直やる気なんて考えるだけ無駄という話です。
やらなきゃいけないことが分かってるなら、やる気を考える前に始めの一歩を踏み出せと言った感じでしょうか。
実際、塾に自習に来てダラダラしてる奴とかに案外これは有効な方法だったりします。
塾に自習に来るのはいいものの、いつもダラダラしちゃう子とか、玄関口で待ち伏せて来た瞬間に1問簡単な問題を出して勉強のスイッチを入れておくようにしたりしてます。
するとこれをするのとしないのとでは、自習プリントやワークの進み具合が結構変わります。
要は人間って結構単純で取っ掛かりさえなんとかできれば、あとは流れでやっちゃうんですよね。
もちろん今話した方法が全生徒に通じたわけではありませんよ。
中にはホントにやる気がなくて、寝てる奴っていますから。
まぁそういうのはもう自分でヤバイと思わないと救われないですからね。
ご愁傷様って感じですけどね。
とまぁ、やる気やる気やる気!なんて精神論だけで乗り越えられる人もいるのでしょうが、基本人間は怠惰な生き物です。
やる気を考えてやる気を減退させるくらいなら、最早やる気なんて考えず、まず行動に起こすことって割と重要だと思うですよね。
なんかどこぞの起業家とかも考えるよりも行動だ!的なこと言ってた気がしますが、ことやる気に関してはその通りだと思います。