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現役塾講師が教える「なんで大人になって使わない勉強を学校で学ばなければいけないのか?」に対する親の答え方①


初めまして、Kottuです。
今回は表題の通り、

「なぜ大人になって使いもしない勉強を学校に行ってまで学ばなければいけないのか」

という子供の純粋な疑問に対する答え方について話したいと思います。

まず上記のような質問を子供から受けたことはありませんか?

私は塾講師をしていることもあって、こういった質問を受けたことが何回かあります。

今の時代、ネットも発達し、YouTubeやらTikTokといったものから著名人や芸能人、資産家、起業家と言った影響力のあるインフルエンサーが「学校の勉強はあまり意味がない」と発言する人も見かけるようになりました。

その影響が全てとは言いませんが、そういった情報が簡単に手に入ってしまうため、便利な反面、真意を理解せずにそういった情報を真に受ける子供が出てきてしまうのも時代の流れですね。

ゆえに自分の置かれた状況に疑問を感じてしまう、という考えに至るのもある意味必然と言えるのかもしれません。

そして現にこのような質問をされた場合、大半の親御さんは「将来のため」、「自分のため」、「いい大学に入るため」などと抽象的な言葉で片付け、子供を無理矢理納得させた気分になっていませんか?

子供は大人に比べてたった十数年、下手したら十年にも満たない期間しか人生を歩んでいません。

それもほとんどが学校という限られた人間関係で構築された閉鎖的な空間で過ごすことが多く、どうしても大人のような人生経験を積むというのは難しい環境下にいる状態の子供なのです。

詰まるところ人生経験が乏しく、大人の当たり前の感覚を強要したところで理解なんてしてくれませんし、理解したところでそれが勉強へのやる気に繋がったりはしないのです。

ましてや思春期ともなれば、親に言われたことというのは面倒だ、ウザイ、などと感じてしまうもの。

反発された親もムキになって感情的に言い返すもんだから、最終的には両者とも嫌な気持ちになるだけで、何の解決もせずに終わることも少なくはないと思います。


親が答えるべき3つの勉強の意義①

と、ここまでグダグダと話してきましたが、ここからが本題です。

子供が勉強する意義に疑問を持ったとき、親はとりあえずこの3つに気をつけて答えてあげると、多少勉強に対する意識というのがマシになると思います。

(過度な期待はしないで! これだけで勉強をするようになったら苦労はないですからね)

まず1つ目ですが、何のために勉強をするのかを具体的に教えてあげることです。

なんか普通じゃん……。

と思ったそこのあなた!
本当にあなたは勉強を何のためにするのか、具体的に答えることはできますか?

上っ面だけ取り繕って、自分が勉強してこなかったことを棚上げにして、子供にだけ勉強の苦悩を強いたりしてませんか?

塾講師をしていると「自分が勉強してこなくて苦労したから子供にはそうなって欲しくない」と答える親が結構な割合でいます。

でもそれはあなたの人生の失敗体験であって、子供はまだその失敗体験をしてないんですよ。

それなのに親とはいえ、ただ失敗体験を語られても、子供からすれば「はぁ……だからなに?」と現実味がないんです。

人間は実際に自分で経験したことの方が、鮮明に記憶に残る生き物です。

なので聞かされた体験談程度のインパクトでは、親と同じ気持ちになることはないのです。

じゃあ、なんて伝えればいいのか?
それは……

素直に「勉強が社会に出て役立つことはない!

と言い切ればいいだけです。
実際中学で習った連立方程式やら因数分解なんて日常で使いますか?

使いませんよね。
中には私のように塾講師だったり、学校で教師をしている方なら使う機会もあるでしょうが、まず普段生きていて使うことなんてないでしょう。

だから学校の勉強内容にやる意味があるのかと言われれば、取り繕う必要なんてありません。

むしろはぐらかしてふわっとした諭し方をされるくらいなら、きっぱり意味なんてないと言った方がまだ子供は納得してくれます。

とはいえ、それで勉強しなくなったら本末転倒ですよね。
なのでなぜ社会に出て役にも立たない勉強をするのか、ということも同じく伝えてあげる必要があります。

そしてこれも割と単純な話です。

勉強はお金を稼ぐ手段として最も効率がよく、手軽だからです。

もっと言えば、社会で役立つ秀でた能力を持っていない人でも、勉強というものさえすれば豊かに暮らせる可能性がある、という風にも言えます。

これは裏を返せば何か一芸に秀でており、その才能だけでお金を稼いだり、親が金持ちで働く必要がなかったり、宝くじで一等が出たりなど。

社会と関係を絶っても困らないくらいの財産があれば、何不自由なく暮らしていけるわけですから学校で勉強しなくてもいいんじゃないかという話にもなります。

しかし残念ながらそんな人の方が少数派である以上、いつかは親元を離れて自分でお金を稼ぎ、自分の足で人生を歩んでいく必要があります。

物を買うにしろ、人を動かすにしろ、何かのサービスを受けるにしろ。
お金が絡まない人生など存在しないのは子供でも理解できることです。

そしてそのお金をてっとり早く稼ぐには、「学歴」があるだけで有利に働く可能性があるのです。

少なくとも日本という国は「学歴」を重んじる国であり、バイトだろうが、パートだろうが、会社に勤めるとなったら尚のこと、真っ先にその人のステータスとして学歴が見られますよね。

中卒の人間と東大を卒業した人間とでは、要は相手が初見でイメージするその人の人柄だったり、信頼感というものに雲泥の差が生じるのです。

だからやりたいことがあっても学歴が低いというだけで、働きたい場所から足切りをくらうなんてことも起こるのです。

それに学歴があれば人生をやり直すのもラクだったりします。
例えば、私の友達にも高卒で働いている人と大卒で働いている人がいます。

その高卒の友人は最近転職したのですが、やはり大卒ではないと言うだけで職業の選択の幅が狭かったと嘆いていました。

今の時代、どの求人を見ても「大卒」と書かれていることが多く、高卒で何のスキルも持たなかった彼は予定より2カ月ほど就職に時間が掛かったと言っていました。

結局今は、妥協に妥協を重ねて転職は成功したものの、前職と大して変わらない職業に就いている状態です。

一方でとある大学を卒業した友人はと言えば、一度は大企業に勤めたものの、自分に向いていない職業だったと言って転職したのですが、何処に応募しても大体内定がもらえていました。

そして大企業に勤めていた頃よりもやりがいのある職に就いて、現在は幸せそうに暮らしています。

このように高卒なのか大卒なのか、たったそれだけの違いですら人生に大きな影響を及ぼすのが学歴なのです。

別に大卒の彼は一芸に秀でているわけでも、イケメンというわけでもありません。
(むしろ高卒のやつの方がイケメンです)

単純に何もないから勉強だけは頑張ったという、ただそれだけのことで高卒の友人よりも人生のやり直しがラクだっただけのこと。

無論、学歴がすべてとは言いません。
学歴がなくても、バイトで暮らせればいいやと思う人もいるし、そもそも生活水準が低くてお金があまり掛からない人もいますし、中には働きたくないという理由で生活保護を貰って生活する人だっています。

それに幸せを感じるなら、学歴なんていりません。
どうぞ自由に暮らしてくださいって感じです。

ただそれを許容できず、お金を稼ぐ手段すらないのであれば、勉強して学歴で勝負するしかないのです。

豊かな生活を勝ち得ている人の多くは、実際に学歴が高いことが多いことを念頭に置いておけと言うだけの話です。

そしてインフルエンサーなどの成功者が「学校の勉強は意味がない」と言いますが、その言葉の本質はあくまでも一芸に秀でる才能がある奴は、自分でその分野の勉強をするから学校の無駄な勉強をするより効率が良いと言う考えから来るものです。

ですが、そんな成功者は少数派です。
成功者の輝かしいところばかりに目が行きがちですが、そんな彼らだって裏では学校の勉強以外の勉強を死ぬほどやりまくってるだけなのです。

学校の勉強以上の価値をそこに見出したからこそ、成立する言葉とも言えますね。

何より「勉強をしなくていい。好きなことだけして遊ぼう」などと曲解しているのは、さすがに頭の中がお花畑過ぎるというものです。

勉強をする意味は勉強内容そのものにあるのではなく、それを如何にこなして学歴と結び付け、自分の人生の糧に出来るかに意義があることをまずは子供に伝えてみてはいかがでしょうか。

To be continue……

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