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旧態依然

昨年の6月に髪の毛を切った。
ばっさりと、後ろから見たら男の子に見えるくらい切った。
髪の毛が伸びた頃にはどんな自分になっているかな?
今よりまともになっていればいいな。
そんなことを考えながら伸びていく髪の毛と共に1年を過ごした。
でも、未だにあの人のことを忘れられないし、
自分磨きをしようと思っても結局やっていない。

自己啓発ができる人はすごいなと思う。
すごいなぁっていうだけの人はただやっていないだけ。
私がその典型的な例だ。
羨み、妬むばかりで行動に移していない。
上を見上げるだけで這い上がる努力をしていない。
自分が一番わかっているから、そんな自分がまた嫌いになる。

ポジティブに、ただただ明るい未来を見つめることが難しくなったのは
はたしていつからなんだろう。

自分を好きになる日はなかなか来ないとは思う。
私の過去の失敗を、私は鮮明に覚えている。
その映像が脳内に流れるたびに泣きたくなる。
巻き戻してやり直したくなる。
でも、その経験があったから今の私がいる。
受け入れるしかないということを受け入れなければならない。

過去を振り返りがちな私だ。
現在、私の大切なものは過去にしかないのだろう。
当然ながら前に進むためには、進めば素敵なものがあると信じて進むしかない。
まずは、その精神だけは忘れないよう日々を過ごしてみることにする。

髪の毛が伸びてきて、後ろ髪をおろしていると汗でベタつく。不快。
それでも私は髪の毛を切らない。
現状を変える努力をしなかった期間を目に見える形にしておくため。
戒めだけど、戒めじゃない。
気分であがいてみた結果、良い方向に進んだ時に
自分がどんな姿になっているかを見たいから。
そんな明るい未来を望んでみる。
ただただ心穏やかに毎日生きられればそれでいい。
それが私の望む未来だから。

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