【ネタバレあり感想】それでも世界と踊りたい【未プレイ者厳禁】
【概要】
・プレイ人数:PL4人+GM(必須)
・プレイ時間:5時間
・使用ツール:ココフォリア、discord等の通話ツール
【特徴】全員嘘有/密談任意
【注意点】
・猟奇的な表現・残酷描写・ショッキングな内容を多く含みます
・後味の悪いエンディングがあります
・文章量と情報量がとても多くあります
・台詞の読み合わせが多くあります
※ギスギスした台詞多め
・PvP好きなPLや、ある程度交流のあるPLと遊ぶことを強く推奨します
【あらすじ】
=========================
暗澹たる世界においても親愛を尊び、享楽に縋り、そこに救いを見いだすことを誓います。
=========================
少女に目をつけられた4人の少年は、死刑囚のような面持ちで彼女の屋敷を訪れる。しかし、哀れ死体となったのは彼らを招いた少女だった。
怪事件の起こる町。
閉ざされたある屋敷。
奇怪な少女。
他人同然の奴ら。
悦楽と叫喚、そして、戦慄を招く君。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※※以下マダミスのネタバレが含まれます。※※
※※未プレイの方は見ないでください!!!※※
※※以下マダミスのネタバレが含まれます。※※
※※未プレイの方は見ないでください!!!※※
※※以下マダミスのネタバレが含まれます。※※
※※未プレイの方は見ないでください!!!※※
※※以下マダミスのネタバレが含まれます。※※
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★お話
面白かった。最初の壁打ち段階で、もう好きだった。
いやいいよなあ。「結局全てはメタの世界だった。お話だった。」
というお話、何度かやったことあるけど全部好き。
人生は皆演じているみたいな話っていいですよね。
個人的に良かったのは、途中の推理パートで背景でてくる赤い文字。これ本当すき。声でちゃった。
まあでも、正直期待値が高いし、話としては綺麗だったが故に不満も多かったり。
突然「アポトーシス病」なんて言葉が出てきて終わってしまったところとか。染井が首を見えないのも、「芝居だから」だし。
なんていうか、全体的な整合性というか、伏線が伏線ではなく、単なるそういう設定として終わってしまったのが美しくないなと思った。
例えば、首が見えないのがアポートシス病だとかにすれば、まだ良かった。
シュガーなんてのは毒の暗喩で、毒での集団自殺とかなら良かった。
一つ一つの情報は刺激的で良いんだけど、それらの情報の因果関係がないんだよね。
完全に推理パートと、メタ世界であることが離れ離れになっていて。
薬物や近親相姦みたいな表現は嫌いじゃないんだけど、けどその表現を使わないといけない理由はなかった気がする。
という伏線回収厨。綺麗に回収されるやつが好きなんだ。
そういう意味で、この話は惜しいんだ。
宗教も、近親相姦も、セフレも、好きなんだけど。せっかく攻めた表現を使うのであれば、それが価値のあるように情報に因果関係を持たせてほしい。攻めた表現に失礼だよ。って思いました。
★キャラ・RP
奈良川
弱気なナラカワ。実は殺人衝動持ちは事前予想していて。それが当たったのは嬉しかった。
役に関しては弱気にもかかわらず狂気がでていて良かったね。このお話って、ナラカワヘジリのてえてえラインと、ハヅキソメイのバチバチラインの対比になるとおもう。
基本的にRPの関係上、バチバチのハヅキと、お母さんという繋がりがあるヘジリくんとばかり話して、ナラカワとはあまり喋らなかった。
なので正直、僕が語ることはあまりない。他人のRPを偉そうに語れるほど知っている訳もないしな。
葉月
強気な葉月。今回葉月役のもちりすさんとは初同卓。
にもかかわらず、すごく強気で殴って来たので、強気で殴り返せました。
感謝。
ああいう、ヤンキー感のある役は多分だせない。僕がやろうとするとどうしても怯えや、計算や、優しさが入ってしまう気がする。快楽殺人者にはなれないんだろうな。内向的な人間にはできない。
シュガーの事を聞きたいけど、仲は悪いから仲良くしたくない。染井は、仲が悪い人としゃべりたいというタイプではないからね。
だから批判されたら不愉快だし。それに対して自分語りをするのも嫌だった。相手に知られる、考えられるというのがそもそも不快。
辺知
優しいヘジリ。最初にアイテムフルオープンをしたりと、自分の情報開示がすごい安かった(薬物のこととか)で、最初は運営の回し者かと思った。でもそんなことはなかった。いいやつ。
お母さんという繋がりがあるからね。基本的に全て、ヘジリくんは信用していた。そういう意味でナラカワと葉月の信用度は一緒。だからこそ、最後までどっちの主張を信じればいいかも分からないし、どっちが犯人か確定できなかった。
解釈的に、「自分に好意的である人物」より、「母親に好意的である人物」の方が染井は好感触をしめすかなと思った。ヘジリくんはいいやつである。ナイフくれたし。
染井
染井恭治。今回の役。
最初に言っておくと、
染井恭治は今までのRPの中で一番好きな役です。
例えお話自体に不満があろうともね。RPとして、役柄として、染井は超えられないなあ。未だに。
こういう批判的な役職、俺は大好き。自分にも相手にも批判して。何一つあらゆる可能性を否定せず、疑って。
マザコンである、、はまあどうでもいいんだけど、そのどこか狂った、愛に飢えた、未熟な青年という役回りはすごく好み。
あんまり考えてないし。言葉は自然にでてきた。推理も正直そんな考えてない。母親の死の真相を知りたいだけだから。実はセイラが復讐対象だったが。殺せなかったね。
基本的に復讐は否定派(というより価値がない派)の人間ではありますが、染井へのリスペクトを持って、今回は最後にセイラを刺すことにしました。
まあその後、染井君が幸せになるかはよく分からないけどね。
でも別に、染井くんは幸せになりたい訳じゃないと思うから。虚無な復讐って素敵だよね。
★謎解き・目的
まあーーーーーーーそうだね。
そんなに言うこともないけど。
こんだけシュガー主張されたら、シュガーやってるとは思えない。これは嫌いだろうとなんだろうと、俺の考える染井像の逆張りである。
もっとシュガーの話聞けばよかった。これに関してはでも向こうも話さなければ分からない気がする。姉の話とかね。
RPに沿うと、母親関連の情報しか興味ないから、結局その背景にまでたどり着けているとは思えないんだよね。そこ含めて、染井の愛すべき点。目の前のものに執着しすぎなんだよ彼。
★まとめ
まあでも、色々言いましたが好きです。
全ては染井。GMばしさんに「今までで一番良かった」と言わせしめた葉月との殴り合いは聞いてくれると嬉しいかもしれない。
こういうエグイ話で、エグイ役ができたのは幸せでした。
皆さまお疲れ様でした。またのお越しを、お待ちしております。