乃木坂46「人は夢を2度見る」考察
山下美月さんのトークにて、MV内での山下さんの役が「浪人生」だということが分かり、なんとなく設定が自分の中で固まってきたので、MVの考察をしたいと思います。
それぞれの役割
まずはWセンターである山下美月、久保史緒里の役割から。
山下美月→現役受験に失敗し、1浪中の20歳。
久保史緒里→難関校を目指すも、なかなか成績が奮わず苦労している18歳の高校3年生。
現実の年齢が2歳差なので、この立場から構成されていると考えられます。
1番(0:00〜2:42)
・イントロ、Aメロ(0:00〜1:09)
時期は10月中旬。受験勉強に疲れ、ため息をつく山下と、成績のことで先生に怒られ、うんざりする久保。精神的に辛くなり、2人は
「自分がこの世界からいなくなったら
誰が泣いてくれるんだろう?」
「自分は生きてる意味あるのだろうか?」
と考え始める。夢に向かって歩んでいたものの厳しい現実を突きつけられ、1度その夢を諦め、安定した職業に就けるよう皆と同じように勉強をしている。
・Bメロ(1:09〜1:25)
(ここからは、彼女らの頭の中で起こっている出来事)
夢を諦め、もはや自分を見失ってしまっている最中、賀喜遥香が山下に、遠藤さくらが久保に手を差し伸べる。
・サビ(1:25〜2:27)
賀喜と遠藤に連れられた山下と久保は、気づくと見知らぬアイドルの撮影現場に。しかもセンター。とりあえず踊っては見るものの、表情は硬い。
・間奏①(2:27〜2:42)
踊っている途中で、山下と久保は自分たちが幻想を見ていることに気づき、動きを止める。
「夢なんて見ている場合じゃない。」
現実に戻らなければと、撮影現場を後にする。
2番(2:42〜4:11)
・Aメロ(2:42〜2:56)
幻想から覚めるも、夢を諦めきれていない2人。
・Bメロ(2:56〜3:12)
そんな時手を差し伸べたのは、先程後ろで踊っていた見知らぬアイドル達。まるで「一緒にやろうよ」と誘っているかのよう。
・サビ(3:12〜4:11)
そして彼女らは決心をする。
「もう一度、夢を見てみよう。」
そうして彼女らは、「乃木坂46」としての道を歩み始める。
・間奏②(4:11〜4:23)
ここからは、彼女らの加入後の乃木坂を表している。座ってのダンスシーンでは、人が減ったり増えたりしていることから、これは卒業生や4、5期生の加入を表している。
ラスサビ・アウトロ(4:23〜5:56)
新生・乃木坂46を引っ張って行くであろう5期生、4期生。
衣装がそれぞれ違うのは、メンバーの多様性を表すと共に、「それぞれの道がある」ということも表しているのではないか。
推しがソロで抜かれていて嬉しかったです。
今回センターとなった2人。
夢を掴んだ表現。
まとめ
「人は夢を2度見る」
特徴的なフレーズがある訳でもないし、流行るような曲調でもない。でも、私はこの曲が「新生・乃木坂46」としての最初の曲で良かったなと思います。
ご覧頂き、ありがとうございました。