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ご報告&JBCF広島さくらロードレース ~初めてのE1と最悪のレース~

挨拶&ご報告

 皆様、明けましておめでとうございます!年明けから新年のご挨拶までの期間を半分に短縮(昨年比)する快挙を達成した当noteですが、今年もレースレポートをメインに記事を載せていこうと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。

 さて、メインのレースレポートの前にタイトルにもあるご報告を済ませておきますと、高校三年生だった僕はオフシーズンに大学受験に臨んでおりまして、結果的には早稲田大学に進学することになりました。よって4月以降は早稲田大学所属の選手として、学連のレースを中心に出場していくことになります。活動する場所が変わっても僕は僕として自分らしい走りをし続けられるように精進してこうと思うので、引き続き応援していただけると幸いです。

レースレポート

 さて、ここからは本題のレースレポートに入っていきます。
 今回のさくらロードは僕にとってE1昇格後初のレースであり、二日とも100km以上のレースが二日続くというのも初めての経験となりました。僕自身の状態としては受験期間中に落とした体力をどうにか取り戻した程度のものだったので、無理をしてリザルトを狙いに行くよりも今の自分の状態を確かめ、レースでの走りを思い出すことに主眼を置いてレースに臨みました。

DAY1 E1 12.3km×9周 

 Day1はE1のみで走るレースでエントリーは40名程と多くはないものの、高岡選手(Roppongi Express)や松木選手(VC VELOCE)といった国内トップホビーレーサーが参戦したのでメンバーの質としてはかなり高いレース。
 戦略としてはとにかく集団についていき、ラスト2周程まで余裕が残ればレースを動かす仕掛けを狙っていくというものだったので、スタート直後は集団中盤から後方のあたりで走る。しかし集団内の近い位置に下りでの走り方がかなり危ない選手がいたのでその選手から離れられるように3周目のあたりあからは前方に出て先頭交代にも何度か加わりながら、距離を消化。2周目の登りで小橋選手(YURIFitCyclingTeam)などを含む5名程の逃げが発生していたので、VC VELOCEの選手たちや高岡選手をはじめとする単独参戦の選手たちがタイム差を1分程度に抑えながら中盤をこなす。上りでペースアップがかかる周回もあるものの極端に苦しくなるような場面はないため、僕自身がレース前に想像していたよりも体は動いてくれていそうだと感じることができた。
 6周目に入ると高岡選手が積極的に集団を引いてペースを速め、逃げ集団とのタイム差を縮めていく。この周回の三段坂の手前の下りでは下り技術とギアの不足から中切れを起こしかけてしまい、無駄に脚を使ってしまった状態で三段坂に突入。そしてこの三段坂で集団が逃げを吸収するとともに強めのペースアップがかかり、これに反応しようとしたものの脚を攣りそうになってしまったため集団についていくことを断念し、同じく遅れてしまった選手とともに完走を目指すことに。この後の3周は前からこぼれてきた選手たちを吸収しながらゴールを目指し、最終的には12位でフィニッシュ。

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Day2 E 12.3km×10周

 Day2はE1~E3の混走レースで参加選手も増えるうえに距離もDay1より伸び、さらには雨という難しいコンディションの中でのレースになりました。雨のレースは今までも何度か経験してきたものの特に苦手意識はなかったので、どちらかといえば前日の疲れをどこまで回復できているのかが勝負のカギになりそうだと考えていた。

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 この日は試走が遅くなってしまったので集団最後尾からスタート。落車や中切れでの分断に巻き込まれる可能性があるので早めに集団前方まで上がりたいところだったが、うまく隙間を見つけられずに1周を消化。そして2周目に入るあたりからは寒さで体がうまく動かなくなってくる。ダンシングしてもうまくバイクを振れず足にも力が入らない。上半身もうまく動かせないので下りのラインもだんだん怪しくなってくる。結局2周目序盤の軽いアップダウンで前が中切れし集団から置いていかれてしまったため、このまま走り続けてもリスクの方が大きいと考え2周目終了時にリタイア。内容もリザルトも過去最悪のレースとなってしまった。

振り返り

 今回のレースを振り返っていくと、まずDay1に関しては復帰レースとしてまずまずの走りができたと感じています。ただ課題として無駄に脚を使ってしまった場面がいくつかあったことと、大事な場面で足を攣りそうになってしまったことが挙げられます。前者については集団内での走行技術の不足、後者については補給への意識の低さが原因としてあげられるのでこれらの課題については練習と知識の蓄積を行って改善していきたいと思います。
 問題のDay2についてですが、こうなってしまった原因としては3月の雨というコンディションを舐めていたことが最も大きなものとして挙げられます。今まで僕が経験してきた雨レースが全て夏に行われていたものだったのに対し今回は気温が上がらない春先でしたが、それにもかかわらずこれまでの雨レースと同程度の対策しかしていなかったために予想外のパフォーマンスの低下を招き過去最悪の結果を生んでしまいました。季節の違いという要素を無視しての準備は「どうにかなるだろう」という慢心、油断から来たにほかならず、強く戒めなければいけないものだと痛感しました。今後二度とこのようなレースを繰り返さないように、レース前の準備や体のケアの面からしっかりと見直していこうと思います。

 今回のレースではかなり苦い思いをすることになってしまいましたが、これを経験するのがシーズン初戦だったのはレース準備を見直すきっかけになったという意味ではよかったとも思います。これ以降はレースは準備から始まっているということを肝に銘じ、今までおざなりになりかけていた部分にも目を向けてより真摯に競技に向き合っていきたいと思います。

 最後に改めて、今年一年もよろしくお願いいたします!!

 

 

 



 

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