小嗣研究室ではどんな研究をしているの?
私たちは、材料工学とデータ科学(AI)を統合し、人類未踏のものづくりに取り組んでいます。
磁性材料や電子デバイス材料を主なターゲットに、ロボットによる自律的な材料合成や、量子ビームによるマルチスケール・マルチモーダル物性解析、そして自由エネルギーを拡張した新たな材料設計モデルを開発しています。人間が気づかなかった物理現象や新しい材料を創成し、グリーンエネルギー社会の未来実現を推進しています。
自由な発想で先進技術を融合することで、マテリアルの可能性を解き放ち、新たな知の地平を開拓します。
材料創成では、分子線エピタキシーやスパッタ法を活用し、原子層レベルの構造制御を行いながら、新規材料の創製を行います。さらにはロボット技術を活用し、ナノ構造を自動合成します。ラピッドプロトタイピングの思想で、新規材料を巧みに作成していきます。
機能解析では、大型放射光施設SPring-8やNanoTerasuを活用し、物質機能の根源である電子状態や結晶構造を世界最高の分解能で直接可視化します。マルチモーダル・マルチスケールな物性解析で、物質の機能を顕わにします。
データ科学では、最新のデータサイエンスを材料科学に適用し、深く材料を理解し、人間が気づかなかった新しい知識の獲得を狙います。トポロジカルデータ解析や情報統計力学の概念を組み合わせ、あらたな材料設計モデルを構築します。
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