究極の断捨離、それは身体の中から!? ~ 断捨離・ミニマリストの実践が上手くいかない人は、まず身体の大掃除を
私は3年ほど前の一時期、すごく断捨離にハマったことがある。カリスマともいうべき「やましたひでこ」さんの本を読みあさり、ご本人のメルマガに登録し、「やましたひでこ断捨離塾」の会員にもなった。
なぜハマったかというと、断捨離で人生が好転した人の体験談が「すごい!」と思ったから。単なる片づけにとどまらない、自分にとって必要なもの・快適なものを厳選する作業を通して自分自身と向き合うことで、家だけでなく人生も良くなっていく。自分もこうなれたらどんなに素敵だろうと期待に胸が膨らんだ。
産後に体調を崩してからの私の家は、いつもゴチャゴチャしていた。体がきつくて毎日の生活をこなすだけで精一杯で、片付けまで体力が足りなかった。仕事で疲れて帰った家が汚いのだから、夫も機嫌が悪い。私なりに頑張っているのに分かってくれない、夫の不満気な態度に腹が立ち、喧嘩も絶えなかった。だからキレイな家に憧れたし、人生も好転させたいと願って、断捨離を始めた。
最初は洋服からやるといい、との事だったので、やり方に従って家中の洋服を引っ張り出した。でも、どれを捨てるか残すか、判断ができない、選べない、頭が回らない、身体がきつくて動けない・・・。すっかり戦意喪失し、洋服が山積みになって片付かないまま放置され、家族からは非難を浴びた。断捨離塾の音声を聞けばヒントが見つかると思い、せっせと音声を聞いた。
でも、いくら音声を聞いても、メルマガを読んでも、動画を見ても、私の家の断捨離は一向に進まない。小さい頃から「頑張り屋さん」「努力家だね」と家族や周囲に言われ、毎日コツコツ努力するのが得意だと自負していた私が、「できない」ことにショックを受け、できない自分にイライラも募る状態になった。その後に出てきた「こんまり」の本も読んで挑戦したが、「トキメキって何!?」「ときめかないもの?・・・旦那!?(苦笑)」と混乱し、ダメだった。
「このやり方は私に合わないかも知れない」そう思っていた頃、ママ友との会話で「ミニマリスト」という言葉を初めて聞いた。ネットで検索したら、ミニマリストを極めた主婦のブログを見つけ、今度はその記事に引き込まれた。ミニマリストとは、自分の持ち物を厳選し必要最小限にとどめて快適な生活をする人を表し、断捨離とも共通点が多い。ミニマリスト主婦のブログでは、やり方を細かく丁寧に紹介してくれており、ミニマリストの精神みたいなものがぐいぐい伝わってきて、自分もやってみたい気持ちになった。
彼女が薦める方法の第一歩では、「とにかく流し台をきれいに保つこと」。1日の終わりに、流し台の中だけはピカピカにして寝るようにすることだった。恥を承知で言うと(今更?)、私の家の流しはいつも洗い物で一杯だった(ダメ主婦の典型・・・)。洗い物をすると手が荒れるのでゴム手袋をつけるのだが、子供から「ウンチ~!」とか「ママ、手伝って~!」と呼ばれると作業を中断して、いちいち手袋を外す羽目になり、それが面倒で効率が悪いので、いつも後回しになってしまっていた。なので、洗い物はいつも子供が保育園に行っている昼間、ドラマを見ながらやるのが習慣化。夕方からは子供の食事とお風呂の世話でバタバタで、せっかく綺麗になった流しもまた洗い物が溜まり、子供を寝かしつけながら自分も疲れ果てて寝てしまう状態だった。そんな私も、このブログに感化され、今度こそやるぞ!と眠いのを我慢して流し台をピカピカにした。でも3日も続かずにまた挫折した。。。
「なんで上手くいかないんだろう?」答えを見つけたくて、またミニマリスト主婦のブログを読みあさっていたら、彼女が実践しているという「半日断食」の記事に目が止まった。それが私の「断食(だんじき)」との最初の出会いだった。断食とは、食べ物を摂らないこと。食事をすれば内臓が消化・吸収をしなければならず、排泄まで回らない。でも断食で食事を摂らなければ、消化・吸収しなくて済むので、内臓機能が排泄に注力でき、身体の中に溜まった不要な物や毒を出すことができる。毒を出すこと(=デトックス)により、体調が良くなり、高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチなどの症状も改善するという。「身体の毒出し、これってまさに身体の断捨離じゃん!ミニマリスト精神の究極の体現だ!!」と感動。産後の体調不良に苦しんでいた私は、「断食で身体がもっと元気になったら、家の断捨離も進むかも!?」という気持ちもあり、今度は断食にのめり込んだ。
最初は「半日断食(はんにちだんじき=その名の通り半日だけ固形物を摂らず、後の食事は玄米菜食中心の小食)」を数ヶ月実践した。半日断食は初心者が一人で負担なく実践しやすい、その反面、効果もすぐには出なかった。やはり一度は徹底した「完全断食(かんぜんだんじき=1日全く固形物を摂らないこと)」をして、長年溜まった体の毒を出してしまわなくては!と思ったが、自宅で一人で完全断食に挑戦するのは怖かった。そこで断食道場などを探しているうち、病院で入院しながら断食を実践できるところを見つけた。運よく実家から車で行ける距離だったので、夏の帰省時に子供を両親に預けて2泊3日で断食を体験した。
そこには2週間~1ヶ月以上の長期断食で入院している人が多く、高血圧、ガン、糖尿病、重症のアトピー、難病など、色んな病気を抱えた人たちが居て、食事の部屋でそんな断食の先輩方からの体験談を色々聞くことができた。断食で病気の症状が劇的に改善するけれど、日常生活に戻ると自分では続けられないから、また悪化したら断食入院をする、毎年1回は1カ月程入院しに来る、という常連さんが多い印象だった。
初めての完全断食、2日目がすごくきつかった。全身が痛くなり、栄養不足からか頭がクラクラして、歩くのもヨロヨロだった。こんな体調では自宅で子供の世話はできないな、と思った。朝の青汁は美味しく飲めたけれど、昼の寒天汁と夜の椎茸エキス汁は正直、食事と言える味ではなく、辛かった。先輩方もあっぷあっぷ言いながら、やっと飲み干す、という感じだった。「この人たちはこれを2週間以上毎日やってるんだ、、、私に耐えられるかな」と思った。きっと自分も重病になれば、頑張るだろう。でも、こういう隔離施設で、誰かが作ってくれるのでなければ、自分では続けられないな、とも思った。
たった2泊3日、でも私にとっては意を決して、子供を両親に頼み込んで預け、入院費も覚悟しての挑戦だった。その断食入院の効果は、家族が私を見て驚くほど、全身の肌がツルツル・髪が艶々になった。しかし、一番の目標だった慢性の便秘は解消されず、お腹はカチカチのまま、身体のダルさ・疲れやすさ、肩こり等も改善はしなかった。宿便も出なかったし、やはり期間が短すぎたのだと思う。かといって長期入院するには、子供を長く預けることもできず、費用負担も大きいため、実現は難しい。退院後も半日断食は続けたが、もらってきた寒天汁は一度作ったもののマズくて、家では一度も完全断食をしないままだった。
それから約半年、なんとなく惰性で半日断食を続け、家の断捨離も進まずに過ごしていたころ、フランス式の「メディカル・ハーブ・ファスティング」と出会った。フランスでも断食(=ファスティング)は流行っているらしい。フランスの医療用(=メディカル)ハーブを使って、効果的に断食を進める方法。ハーブを使うだけでなく、断食中に必要な栄養素を食物から摂取する方法も教えてくれる。
この方法で「すごい!面白い!」と思ったのは、「つらくないこと」「美味しいこと」「効率的に毒素排出(デトックス)できること」だった。そして何より、丁寧な解説動画を見れば「自宅で一人で安心してできる」(=入院費用がかからない!普段の生活を続けながらできる!)ことも魅力だった。この方法を紹介している、クラブ代表の織田さんの解説が、すごく丁寧で、知識も経験も豊富だったので、信用できそうだとも感じた。
「これだ!!!」と思って、迷わずそのクラブ(ハーブ・ファスティング・クラブ)に入会を申し込み、毎月1回テーマごとに送られてくるハーブ・ティーを使って、6ヶ月間、身体の大掃除を行った。最初のテーマは「腸」から始まり、「腎臓」「肝臓」などなど1つずつ内臓をキレイにしていくもの。なんと「脳」のサビまで落として、頭の回転も良くしてくれる。認知症の予防・改善効果もあるそうだ。ハーブを使わなければ掃除できないような内臓もあるので、そこがまたスゴい!!と思った。
実践してみると、”私が知っていた断食の概念がくつがえされた”と言えるほど、本当に「つらくない」「美味しい」ものだった。クラブでも美味しいスープの選手権をやったりして、ファスティングをやる仲間とアイデアを共有したり、楽しんでできるのも良かった。
最初はやはり一人での完全断食は心配で、最低限の3日に挑戦したけれど、毎月やっていくうちに、そしてクラブ代表の織田さんから「2週間やりました」とか、他のメンバーからも「5日やった」「10日できちゃった」とか聞いていくうちに、断食への抵抗感・不安感は無くなり、最後は自分も1週間続けることができた。
ハーブ・ファスティング・クラブのメンバーからは「花粉症が治った!」「15kgやせた!」「喘息が治った」「宿便が出た」「若返った」などなど、続々と驚きの&うらやましい効果が出ている。残念なことに、私の目標の宿便はまだ出ないし、便秘も治っていない、目に見えて何かしらの不調が治った、というのは実感できていない。(よっぽど頑固な宿便なのか!?)
でも気づいてみたら、そういえば最近、家がキレイになってきた!!! あれだけ断捨離塾でやっても、ミニマリストのブログを読んでもできなかった、家の片付けが、知らないうちにできるようになっていた!身体が動けるようになったし、頭の回転も良くなったから、どこをどう片付けるなどの段取りも上手くできるようになったのだ。私の健康のバロメーターの一つは、「家の状態」だなと気が付いた。「断捨離効果」これはハーブ・ファスティングの効果と言って間違いない!!
なので、もし読者の中にも断捨離が進まない、という人が居たら、こう伝えたい。「できないのは、あなたが悪いのではない」と。「それはきっと、あなたの身体の中の毒と脳のサビによって、機能低下が起きているだけなのだ」と。「だから断捨離よりも先に、ファスティングで身体機能を蘇らせることで、断捨離も上手くいく可能性がある」ということを。
それからついでに、もう一つ気付いたことが。最近、夫にムカつくことが減った!!!(笑)以前なら絶対ムカついて喧嘩になるか、「一生許さない!」くらいの怨念を溜めていたのが、同じような事を言われても気にならない、というか、受け流す、ことができるようになった。身体も心も余裕ができたから、気にならなくなったようだ。だから前より家庭が平和になった。「夫にムカつかない」これも私の健康のバロメーターだと分かった。「家庭平和」これもハーブ・ファスティングの効果の一つだと思う。
身体の不調を治すことが目的で始めたハーブ・ファスティングだったが、断捨離や家庭平和など、予想外な効果まで生み出してしまった。恐るべし、ハーブ・ファスティング!!このファスティングの効果は計り知れない、まだまだ未知の世界だ。この先どんな効果がでるのか、そして私の念願の宿便はいつ出るのか、これからも楽しみながら断食を続けていきたい。
日本でこんな面白い断食をやっているのは、この「ハーブ・ファスティング・クラブ」だけだと思う。そんなハーブ・ファスティング・クラブ、今はどんどん中味が充実して、断食にとどまらす瞑想やヨガ、体操、占星術なども取り入れている。無料体験なんてものも始まった(私の時には無かった)ので、リスク・ゼロで体験できる。興味のある人は、リンクを貼っておくので、見てみて欲しい。https://frdirect-asp.com/l/c/aBOag8BX/4kcqGHnI