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【ペナン島母子留学】インター校の授業参観
こんにちは。
マレーシアペナン島に5歳娘と4歳息子を連れて母子留学中のKotsubuです。
今日は、こどもたちが通うインターの授業参観について、そして学校行事について少し触れたいと思います。
一大イベント授業参観
子どもたちが通うインターでは、授業参観を『Open morning』と呼んでいます。午前中いっぱい、学校を保護者に開放するよ、というような意味があるからだと思うのですが、学校内の行き来がわりと自由です。
朝から体育館的なところに保護者が集まり、簡単な説明を受けます。
注意事項など共有したら、かいさーん。
子どもたちの教室へGo🚗
外に面した廊下には保護者のためのコーヒーやお茶が用意されていたり☕
エントランスのロビーにはホワイトボードで各学年の時間割が貼り出されていたり。
ウェルカム感があります。
学年やクラスによってOpen morningでどんな授業をやるかは異なるようでしたが、私が感じたのは、『授業参観』というなにやら堅苦しい日本語のイメージとは一線を画す、ものすごくフランクな感じがしたのです。
全学年同じ日、同じ時間に行い、保護者はかなり自由に学校中を歩き回って見学ができます。
私自身も自分の家の用事や仕事が溜まっていたので、開始時間よりかなり遅れて行きましたが、いつ入っても出てもまた入っても全然気を遣いません。
教室の外でも保護者が常に行き来していて、授業参観というより学校見学のような感じ。
兄弟2人、3人いるパパやママは、パパは末っ子のところに、ママは長女のところに、末っ子の授業を20分見たら今度は次女のところに…
という感じに、周りを気にすることなくみんな平等に見られる環境でした。
ただ授業を見る、じゃない。ぼーっとできない参加型参観
びっくりしたことの一つ。
当日は親は子どもに話しかけても全然OK。
なんならクラスによっては親も参加が前提で親子ゲームをするというところも。
日本の授業参観といえば?
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整然と並んだ子どもたちの机と椅子の後ろに立って並び、
ジャストルッキングで我が子が何のアクションもないと結構退屈な感じが一般的なイメージです。
インターの授業参観は、全然違いました。
Year1の娘は算数の時間に見学しました。
もちろん、
「はーい、正方形はどれですか?前に出てきて指してくれる人~」
みたいな、挙手⇨指名の形式も取っています。
その辺は先生も空気を読んでくれて、
今そこにいる保護者の子どもをあえて指名して、
答えてもらったりしていました。
そして、数名の生徒が答えると、
今度は手を動かす作業へ。
様々な形のシルエットが描かれたプリントを一枚ずつもらい、
好きな形を切り取り、別の紙に貼り付けて自分の作品をつくります。
色を塗ったり、言葉を書いたり、やり方は自由。
全部切って貼ってもいいし、2つか3つだけでもいいし、
特に指定はありません。
保護者が手助けしてもいいし、
見守っていてもOK。
終わった子どもから教室を出てフリータイム。
きりーつ
れい
◯時間目、終了!
みたいのが、ない。(゚∀゚)!!!!!
終わったらもはや自由解散状態でみんな勝手に教室から走って出ていきました。
これは結構ショッキングだった…
昭和生まれグローイングアップ平成世代のわたし。
『みんないっしょにごあいさつ』
して終わるわけじゃないんだー
ふうぅぅぅぅん🙀
と思いながら見てました。
日本の公立学校との違いをざっくりまとめると
保護者はいつも通りの姿を見るというより『今日はちょっと特別な日』でOK
子どもたちと会話しても問題ない
親たちが参加に意欲的で両親で来ている
行き来自由の気楽さ
服装ちゃんとしないととか全然気にしなくていいフランクさ
午前中ほぼずっと授業参観やっているという忙しい親にもやさしいスケジューリング
さて、こんな感じですけれどもいかがでしょうか。
近年は日本の小学校も変わりつつあり、授業参観のあり方についても多くの小学校や中学校で新たな要素が取り入れられていると思います。
あくまで私の知っている範囲での『違い』となりますので、そのあたりはご了承ください。
ちなみに日本語で
『授業参観』
と検索すると、
「授業参観への心得」「(親が)恥ずかしい思いをしないための準備」
「日常の我が子を知るコツ」「服装のルール」
など、参観マニュアルを求める人達に真摯に誰かが答えてくださってます。これにも私は結構驚きましたが、、、
授業参観に参加するのに事前にマニュアルが必要なんでしょうか?
どんな国だよ我が国ニッポン🗾
子どもたちが通う学校では、
短パンTシャツのお母さんもいるし
サンダル半パンのお父さんもいるし
化粧なんてしてなくても別に違和感ないし
母子留学のママたち、
本当に忙しいんですよね。
なので、もちろん頑張ってちゃんときれいな格好してくるママもいるんだけど、そうじゃなくても大丈夫な雰囲気がありがたかったです。
授業参観の意義を改めて考える
そもそも授業参観って、何のためにやってるんだっけ。
日本で育ち日本の学校に行くのであれば、
「我が子はちゃんと授業に参加してるんだろうか」
「先生はどんな授業をどのように生徒に提供しているのか」
「子どもたちの授業に取り組む姿勢はどんななのか」
そういうところを見たいんだろうなと思うんですよね。
これはマレーシアのインターという環境であっても、概ね同じ目的があると思います。
じゃあ何がこんなに違いを生むのかな
と思って考えたときに、
『授業参観』という学校行事の位置づけの仕方
なのかなと。
インターは送迎も親が行っている子が多いし、
そもそも保護者と学校の距離がとても近いです。
だから、学校に行き、学校の中に入り、子どもたちと学校で会話する
ということは特異なことではないんですよね。
だからさほど、かしこまる必要がない。
むしろなぜかしこまる必要があるのか?
ということなのだと思います。
どっちがいい、
ということではないんですが、
親だって音楽の授業なら一緒に歌ったり
体育の授業なら一緒に運動したり
そういうことでもよくないですか?
と、ふと思わされるというか
なんか、しらけない工夫を
みんなの常識から逸脱して考えてみる
てことが時に必要なんじゃないだろうか
と考えさせられたOpen morningなのでした。