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【ペナン島母子留学】担任教師と面談どんなかんじ??


PTCとはなんぞや?

こんにちは。マレーシアに5歳長女と3歳息子を連れて母子留学中のkotsubuです。子どもたちはペナン島にあるインターナショナルスクールに入学して、1ヶ月半過ぎたくらいです。

先週、Parents - Teacher Conference 略してPTC
がありました。
つまりは保護者個別面談、とでもいいましょうか。
1対1の担任の先生との面談です。

日本の学校もそうだと思いますが、全学年で同じ期間に行われます。

日本と何が違う?個別面談

学校によってやり方はもちろん様々だと思いますが、
一例としてご紹介しようかと思います。

  1. スケジューリングがリアルタイム早いもの勝ち

    PTCのスケジュールの決め方で驚いたのは、
    「リンクをクリックしてPTCの希望の日程枠に予約してね!」
    という非常に簡易的なメッセージとともに、
    Google Docsにアクセスするリンクが送られてきたことです。
    細かい説明ゼロですが、こういう工程が必要になります。

    ①Googleにサインインし、Google Docsを開く。
    ※スマホの場合は編集にAPPが必須なのでダウンロード
    ②編集権限がない場合はリクエストを行う。
    ③編集権限が与えられたら希望の枠に名前を入れて保存

    マレーシアはコミュニケーションツールとして、
    主にWhat's appを使います。
    Class RepというPTAのリーダーみたいな役割の人がいて、
    同じ学年の両親用のグループスレッドを作り、
    学校行事や宿題についてなど情報共有してます。

    PTCのスケジュールオープンの連絡が先生からメールでいきなり来ると、娘と同じ学年のママたちのグループスレッドはプチパニックに。

    「見られない!(゚∀゚)」
    「アクセスできない‼️(# ゚Д゚)」
    「急に面談時間が5分ずつ増えた❢❢❢ヽ(`Д´)ノ」
    など…大騒ぎ。

    実は15分の面談のはずが、
    表の時間枠が10分ずつに刻まれていて、
    「10分かあ~短いなあ。」
    と思っていた矢先。

    途中で間違えに気づいた先生が
    何も言わずにしれっと修正したのです😂

    日本だったら、保護者から大ブーイングで
    先生に非難が殺到しそうですね。

    こちらは許容の文化があり
    小さなミスはいちいち指摘しない
    間違ったからってすぐに謝らない

    間違えたほうが悪い
    ではなく、気づかなかった自分の責任
    なのです。

    とはいえ、面談の後半の時間帯に
    予約をしていた人は大幅に時間がずれ。

    そりゃあないよね…
    という空気がスレッド内に漂ってました。

  2. 英語に自信がない場合は翻訳者を手配してもらえる

    これは今年度に入ってからのことみたいでしたが、
    translatorを希望することができました。
    私はYear1の娘のPTCは翻訳者お願いせず、
    Nurseryの息子の時は翻訳者に付き添ってもらいました。

    ただ、他のママさんで、希望したのに予定されてなかった
    という方もいたので、何度も確認が基本。
    1回伝えたしきっと大丈夫だろう。
    という「きっと」な考えはここで通用しません。

    私は予約をした時間枠から変更されていることに数日後気づきました。
    担任の先生からそのことが伝えられたのは当初予定していた面談日の前々日くらいでした。

    とにかく、確認、確認、確認、です。

  3. 聞きたいことは自ら準備し保護者が主導する

    ここが面談に対する日本人の親的な心構えと少し違うのではないかと感じます。

    学校の先生との面談=「先生が我が子の日常の様子や勉強の進展などを教えてくれる機会」
    と思って受け身姿勢で臨む親が日本は多くないでしょうか?

    あるいは、先生が何らかの懸念点に対する答えや道筋を提示してくれる場
    と考えている人もいるんじゃないでしょうか。

    少なくとも私はそのようなイメージを持ってました。

    でも、そのスタンスでいると、面談は5分も経たないうちにThat's all!で終了になってしまいます🔚

    せっかくの先生と対面で話せる貴重な機会。
    控えめ精神は捨てて、これでもかってくらい質問や要望をしたほうが絶対いいです。

    私の娘は入学して2週間位の間、本当に学校にいくのを拒否していましたが、1ヶ月半で大きく変化しました。
    友人もできて、笑顔で学校に通い、放課後も学校の小さなプレイグラウンドで2時間近くも遊んでいます。

    ただ、勉強に対してどう取り組んでいるのかは、正直言ってわかりませんでした。

    まずは学校に自ら進んで通えるようになった。
    では、次のステップが何なのか。

    それを知るために彼女の現状をワード1枚に簡単にまとめ、主人に英訳をしてもらい、それを前日に担任の先生にメールで送りました。

    15分という限られた時間の中で、先生から娘に関わる学校での取り組みや姿勢についての所感、良いところ、先生の目線で「ここが変わればもっと素晴らしくなる」という意見をもらえるのかが勝負です。

    親として自分にできることってなんだろう?
    と面談を通して真剣に向き合う機会が増えるのは良いことだなと思っています。日々やることはたくさんあるけど、子どもにとっても親がどれだけ真剣に自分のことを考えてくれるかって、なんとなーく感じ取るもんです。

    だからってあんまり真剣すぎても重々しいんで、適度がいいですけどね😂

  4. Nurseryでも子どもの能力を分野ごとに評価

    保育園の個人面談って、日本では
    「どれくらい自立した行動ができるか」
    が大きな焦点になって話していた気がします。

    これは日本の幼児教育の良いところでもあり
    私は「自分のことを自ら自分でやる能力」
    を伸ばす先生たちの保育には感謝していました。

    一方、インターでの幼児教育は、
    評価項目をいくつか設けて、
    その習熟度や到達度を数値で表す
    という非常にシステマチックな評価方法
    をとっています。

    すべて評価は連絡帳アプリの中に個別に届けられます。
    例えば、以下の3つの大きなテーマがあります。

    ❁Wellbeing
    ❁Communication and Language
    ❁Physical Development

    Wellbeingの分野の中で
    1️⃣Self-Regulation
    2️⃣Social Awareness
    3️⃣Self-Awareness
    4️⃣Confidence
    5️⃣Attachment
    以上の5項目の評価(到達度)がグラフで表されます。

    ただ、全く冷たい感じはなく、
    むしろそこまで細かく区別して評価するために、
    日々あらゆる面で個人の能力を見極める鋭い視点と温かいまなざしを感じます。

    日本の保育士の先生方の視点も、インターの先生方の視点も、それぞれいいところがあり、どちらも体験できるのは幸せなことだなと思います。

    以上が長くなってしまいましたが、
    日本との違いについて思ったことです。

個別面談をどう活かすのか

せっかく子どもたちについて様子を聞き、質問にも答えてもらったので、今後の成長のための助けにしていきたいですよね。

まずは子どもたちに、
「今日面談があったんだよ」
「MissXXXはあなたの良いところはここだと言っていたよ」
とフィードバックしてみました。

娘は嬉しそうに、
「MissXXXはわたしのことが大好きだからね!」
と言っていました。

そうやって自信を持って言えるのって、
なかなかないですよね。

少なくとも自分には、なかったなあ(TдT)

ちなみに、英語ほぼゼロに近い1
の娘に対する言語習得へのアドバイスは、
以下でした。

”英語を話す、
というコミュニケーションの問題を克服すれば
全て今より良くなる。
でも子どもたちはまだ慣れない英語環境に、
とても疲れているはず。

まずは今は焦らず休みを優先して、
英語は歌や本で触れさせてあげてね”

そこで夜寝る前の絵本タイムは、
必ず1冊は英語の本を読むようにしています。

何事も焦りは禁物。
一歩一歩スロウに、
彼らのステップアップを見守ります。

あー長くなっちゃった!!
お付き合いいただき、ありがとうございます✨️


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