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元ワーママが最初にぶつかった壁

1日中子どもと一緒という未知の経験

学校のスタートよりも3週間ほど早くペナン島に到着した私達。
今までの生活と比較をしてみます。

【ペナン島に来るまで】
月から金曜日は8時半から18時まで保育園
子どもたちとコミュニケーションを取る時間は実質朝1時間半程度と夜3時間程度、土日の習い事を除く時間のみ

【ペナン島に来てから】
四六時中子どもたちと一緒、逃げ場なし。

主人が出張の多い家だったので、
ワンオペにはわりと慣れていました。

でも。
四六時中一緒というのは、
全く別世界でした。

まず、なれない土地・気候・言語
あらゆるものが日本と全く異なり、
あらゆる経験が初めてであるストレス

1日中親子姉弟一緒にいる生活
子どもたちが「自分自身で自分のことができる」環境ではない自宅

そのすべてが、彼らのメンタルや自尊心を崩壊させました。

何も自分でしない。
言われてもやらない。
ネガティブなワードが1日中シャワーのように降ってくる

これが1週間続き、2週間続き、3週間目・・・
と続いていくと、だんだんこっちも頭がおかしくなってくるんです。

しまいには親も子も怒鳴る、泣き叫ぶ、暴れる
の最悪の状況が何度も訪れる。

親がしっかりしなければだめじゃない。

正論を言えばそうなのですが、
どうにもこうにもネガティブな空気をコントロールできず
私自身も感情のコントロールが全くできない状態に。

健康で元気なんだから、それで十分。
そう言われてもピンときません。

心が健康でなければ、
本当の「健康」とは言えないと思うんです。

子どもたちがぶつかった壁とは

長女5歳、長男3歳。
妖精🧚🧚‍♂️人間の間を行ったり来たりする彼らは、マレーシアという国、環境を完全に否定し、拒絶していました。

公園、レジャー施設、ショッピングモール、室内遊び場・・・
どこに行って返ってくる言葉は

「つまんない」
「日本に帰りたい」

の二言。

もちろんそうではない子もいます。
現地に同じように母子移住で来ている先輩ママさんに聞くと、
「うちはそこまでの拒絶はなかったかも・・・」
というコメントをもらうことが多かったです。

最初からコミュニケーション力を発揮し、言葉の壁を超えてお友達を作れる子もいます。

うちの場合は違いました。
強烈なRefuseと、やる気スイッチの紛失。

学校がスタートするまでは、
ペナンで子どもが喜びそうな場所を調べてGrabで連れていったりしました。

ちょっと楽しそうだな。
という場所はあっても、彼らは少しでも気に入らない場面に出くわすと尽く母のせいにし、マレーシアのせいにしました。
彼らは自分ができることをすっかり忘れたかのように、母にすべてを押し付け、できないことを母のせいにし、自分から逃げているようでした。

実は彼らが根本的に抱えている、
できないことをやって失敗したりうまくいかないことへの耐性のなさ
周りの人が自分を幸せにしてくというれないなんておかしいという他力本願

それが異国の地に来た途端に爆発して吹き出てきたような、
そんな気がしました。

日本にいても、遅かれ早かれ必ず同じ壁にぶつかるだろう。
それは環境ではなく、自分自分の心と体が抱える課題だ。と感じたんです。

あらかじめ用意できることがあるとするなら

子どもたち、特に幼児期の子は、個人差はありますがいつもと違うことに強烈なストレスを感じます。そうすると、自己肯定感も下がりネガティブな言葉を発し続ける、赤ちゃんのように自分では何もしなくなる、親の言う事に全く耳を向けなくなる、、、といったことが起こります。
あらかじめ親としても心の準備や少しでも子どもたちのストレスを緩和させる環境をつくれるならば、やるに越したことはない。
もちろんどんなに備えたぞ❢と思っても、完璧なんてありません。

  • 浴槽があってもシャワー室がなく欧米ビジネスホテル形式のところは小さい子を風呂にいれるのがとても大変なのでそれを認識して家探しを

  • テレビやYouTubeの視聴ルールを定めておく

  • 早く寝る習慣をつけておく

  • 子どもがいるとGrabでお買い物やショッピングモールに行くのが大変なことがあるので自家用車を購入することをおすすめする

  • 歩いて行ける距離に生鮮食品も購入可能なスーパーがあるか確認する

  • 現地に住んで同じ年齢くらいの子を持つママさんを探しコンタクトを取ったりしてコネクションをいくつか作っておく

  • 子どもたちが今日本で休日やっていることや遊びをそのままマレーシアでもできる場所があるか調べる

  • 家の中で遊べるものや体を動かせるものを部屋に準備する

  • 到着後すぐに行く必要のある場所をMAP化しておく

他にも色々と言い出すときりがないのですが…
ただでさえ思い通りにはいかない乳幼児期の育児。
忙しい毎日の中で現地の生活をシミュレーションするのは大変だけど、結構大事です。これは、来てみてから本当に感じること。

備えあれば、憂い少なし。


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