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【ペナン島母子留学】子どもたちの英語力について①

スタート地点での英語力について

こんにちは。ペナン島母子留学中のkotsubuです。
今日は子どもたちの英語力についてお話したいと思います。

マレーシアのインターへの入学を検討するにあたり、子どもの現在の英語力を気にする方は多いと思います。

バイリンガル幼稚園や保育園に入園し、入念な準備をしてから…
という用意周到なママ・パパももちろんいると思うのですが、うちの場合は違いました。

長女は私立の認可保育園で週に2回の英語のお遊び時間
保育園で行われる希望者のみ有料の英語レッスン週1回
フォニックスを取り入れた英語塾週1回

長男3歳は保育園の週2回の英語のお遊びと有料の英語レッスン週1回

これで子どもたちの英語力がどうだったかというと。

ゼロではないが1かどうか
という程度の英語力と言っていいと思います。

生き物や乗り物の単語はいくつか知っていました。
でも会話はほぼゼロに近い。
英語のヒアリングの機会はあるけれど自ら会話はできない

このくらいでは、100%英語を聞き続けなければいけない環境では
全く使えないといっても過言ではないです。

とにかく、聞き取れない、伝えられない。
そこからのスタートです。

通っているインターは子どもたちはほとんど英語力を問われませんでした。
ただし、両親のどちらかだけでも英語の聞き取り能力があるか、
意見を英語で伝えることができるか、
入学にあたっての面接試験で見られると思います。

親の英語との向き合い方については、また別に書きます。

入学から1ヶ月でどんな変化があるか

ちょうど入学から1ヶ月が経とうとしているので、子どもたちの英語への関わり方の変化について、できなかったことややっていなかったことをやり始めているという点で書きます。

長女5歳👧

  • How old are you?と聞かれて指5本を見せるようになる。

  • 授業で習った英語の歌を家でも時々歌うようになる。

  • クラスの日本人以外のお友達の名前を覚えてその子について話してくれるようになる。

  • 宿題を提出するともらえるポイントカードを嬉しそうに持って返ってくる。

  • 日本に帰ったら日本の友達に英語やマレー語を教えるんだ~と多言語を学ぶことに対してポジティブな発言が出てくる

長男3歳👦

  • 英語を話すスタッフや先生たちにとりあえず日本語で話しかけてみる

  • 外を歩くときに見つけたいろんなかたちを見て「Square, Triangle, Rectangle, Circle」と突然言い出す

  • Nursery をナーサリーではなく、スナーサリーと言う。(ネイティブのNの言い方が「ンヌ」と小さいンが入るのでそれがスに聞こえるらしい)

上記を見て、どう感じるでしょうか。
え、どういうこと?どう考えたらいい?
とわかりにくい部分もあるかもしれません。


ちなみに振り返ってみると。
学校が始まってから1週間は、
「学校が嫌だ」「絶対行きたくない」「なぜ英語を話せなければいけないのか」「英語は話せない」「日本に帰りたい」

などなど、英語や学校に対して完全に否定しネガティブワードしか言わなかったうちのキッズ。

制服や指定の体操着にも断固着替えず逃げ回って泣き叫び、仕方なく無理やり服を着替えさせて担いでエレベーターを降り押し込むようにスクールバスに詰め込んでいました。

そうなんですよね。

もう英語がどう、とかそういう次元じゃない。
日々、新しい環境にどう馴染んでいくか。

スタート地点は多少差があります。
英語をネイティブとして話す子。
簡単な会話は英語でできるという子。
うちみたいに全然聞くも話すもできない子。

その差を何で埋めるのか。
本人たちの適応力や、思考の転換がすべてです。

たった一ヶ月で彼らがここまで来たんだ、
ということが、
私は本当に誇るべきことと思っています。

全く英語を聞き取ることのできなかった長女は「何歳?」と英語で聞かれたことを理解するようになっている。

英語を拒絶していた彼女が英語の歌を歌い、英語について知ったことを誰かに教えようと思う。

長男は最初の頃、言葉を発することができず、ウォーターサーバーがあるのに英語で場所を聞くことができず、お迎えに行くと「水がのみたいのにないんだよう」と泣いて訴えていました。

そんな彼が1ヶ月後に誇らしげに道端で覚えたての英語を発し、理解できる喜びを噛み締めている。

ああ、そっか。
彼らが完全に失ってしまっていた自尊心を、彼ら自身の努力や工夫で取り戻しているんだ。

そう感じました。

親としてサポートできることは何か

ここ、本当に一生正解など出ないだろうなと思うテーマです。

特に異国の地に言葉も話せない子どもたちを連れてきて、「よし行って来い」とインターナショナルスクールに入れる。

これってものすごい無理を強いていることですよね。
よじ登ることさえも難儀なハードルを目の前にポーンと置いて、「とにかく飛びなさい」て言ってるようなもんで。

根性論だけでは幼児は全く解決しません。
楽しくなければ彼らは生きてる意味などないと思うでしょう。

私自身も日々何をサポートしたら彼らの自信に繋がるだろう。
どんなワクワクが彼らの目を輝かせるのだろう。
と様々な角度から考えを巡らせています。

英語のお勉強の前に。

まず自分も子どももメンタル面の安定を一番に考える、
遊びに対するモチベーションのアップ、
気を抜くことができる環境作り、
彼らの気持ちや心の状態を察知し多くのプロフェッショナルに相談する。

というのが、ここ一ヶ月で悩み苦しみながら私が取り組んでいることです。
どれも簡単ではありませんが、諦めないで向き合うしかない。
その先に、「英語」がついでについてくる。

今までの子育てってなんだったの?と思うくらい、本当にこの一ヶ月は子どもたちと本気で向き合い、良くも悪くも濃密な時間を過ごしています。

私自身は今、子どもたちがまいにち新しい環境で挑戦している姿をじっくりと見られることが、この母子留学の大きな意義だと感じているところです。

ここからまた一ヶ月、更に一ヶ月…
どう変化していくか、楽しみです。





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