ひめだかがおすすめする投資本のラインナップを紹介してみた
投資をするために必要な情報をどのように手に入れられていますでしょうか?
私のを含めてブログでしょうか?Twitterでしょうか?
私は最初の取っ掛かりや最新情報はこれらのWebコンテンツがおすすめなのですが、一通り見たらぜひ投資本をお読みになられることをおすすめしています。
なぜなら私も個人投資家として15年ほどやってきましたが今までいろいろな相場の荒波にもまれながらもなんとかここまでやってこられたのは数々の本を読み、そして支えられたからです。
本はたった1,000円台くらいで著者の考え方がこれでもかと手に入れられるので非常にコスパがいい情報源ですね。
そんななかでも私がおすすめしたい本をまとめてみました。
結構古典も多いのですが、図書館にある本もたくさんあります。
今回は私が勉強になった本をご紹介したいと思います。
まずはじめはこの本を読もう
私の財産告白(本田静六 著 実業之日本社)
発行されたのは昭和25年の本ですがぜひ一度読んでいただきたい本です。
著者の本多静六氏は貧しい農家から東京帝国大学の教授となる一方で投資家として莫大な財産を一代で築き上げた方です。
そんな明治の偉人が書いた蓄財本なのですが不思議と現在でも通じることばかりです。
むしろ現代に必要な本だと思います。古い本ですが現在は新版として現代仮名遣いに直されていますので読みやすくなっています。
蓄財本なのですが、半分は人生訓として書かれており非常に参考になります。
「人生即努力 努力即幸福」
となりの億万長者(トマス・J・スタンリー、ウィリアム・D・ダンコ著 斎藤清美訳 早川書房)
同じく蓄財本の一つですがこちらはアメリカのお金持ちのことを書かれています。
お金持ちといえば高級車、ブランドの服、高級腕時計をもってギラギラした印象が持たれがちですが実際のお金持ちはそうではなくて質素に勤倹貯蓄に励んだ結果お金持ちになったことをデータを交えて著されています。
私はまだまだ庶民ですが、いつかはお金持ちに見えないようなお金持ちになってみたいと思っています。
超簡単お金の運用術(山崎元 著 朝日新聞出版)
新書本なので非常に薄いのですが、内容は煮詰まっているくらい濃いです。
著者の優しさからか冒頭で結論がまとめられており、割り切った投資スタイルを説かれています。
資産配分は賛否両論ありますが私は初めての方がインデックス投資を始めるのにはいいのではないかと思います。
また、家や車や保険といったお金のかかるものについての意見も書かれているのでライフスタイルを考える上で新入社員の人にもおすすめです。
ただし、文章がちょっと固くかつ専門用語がばんばん出てきますのでわからなければネットで調べるほうがいいと思います。
インデックス投資を知るのならオススメ本
お金は寝かせて増やしなさい(水瀬ケンイチ 著 フォレスト出版)
インデックス投資をするにあたって一番最初に読んでいただきたいのは、インデックス投資ブログを10年以上続けられれている水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」です。
インデックス投資の魅力をわかりやすく、そして丁寧に記述されているということで大人気の一冊です。
私もずっと著者のブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」を一人で投資をしていた頃から読ませていただいて、たくさんの知識を得ることができました。
この本ではインデックス投資の魅力だけでなく、投資家である著者の水瀬ケンイチさん個人の資産残高を公表することで、どのような増え方をするのか、そしてどのように暴落のさい減っていくのかについて書かれています。
私はそのなかでもインデックス投資はバラ色の投資ではなく、損失する可能性も高いとリスク面も逃げずに語られている点が特に良いのではないかと思っています。
漫画もおりまぜながら非常にわかりやすく一冊目には最適ですね。
ウォール街のランダム・ウォーカー(バートン・マルキール 著 井手正介 訳 日本経済新聞出版社)
インデックス投資をするのにはまずは読んでおきたい本の一つです。
1700年代のオランダにおけるチューリップバブルから2000年代のリーマンショックへ至るまでのバブル経済の発達と崩壊の歴史や他の投資スタイル(テクニカル投資やファンダメンタル投資)と比較するインデックス投資のメリットをこれでもかといわんばかりに説いてくれます。
また、アメリカ人向けですが運用スタイルについても解説されています。
500ページ程度あるため読み終わるためには時間がかかりますが何度でも読み返したい1冊です。
現在原著12版と改訂を重ねられており、最新のスマートベータについても書かれており、以前読まれていた方も再度読まれてみてはいかがでしょうか。
敗者のゲーム(チャールズ・エリス 著 鹿毛雄二 訳 日本経済新聞出版社)
先ほどのウォール街のランダム・ウォーカーとならんでインデックス投資の定番本です。
インデックス投資は世の中の数々のプロの機関投資家がしのぎを削る株式投資の世界(ドリームチームと書かれています)での平均を享受すべきだと説いています。
また相場が急騰する時もまた暴落する時もあわてず時期を待つことが必要であることも勉強になります。『「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならない』名言です。
こちらも現在原著第6版と版を重ねられており、より個人投資家へ向けてのメッセージが多くなっています。
家計管理でおすすめ
正しい家計管理(林總 著 WAVE出版)
会計士の林氏が書かれた本で家計管理の必要性と実践法を記した1冊です。
私は家計管理は現在は使う前に強制的に預金に積み立てているために現在は行っていませんが、財産管理についてはこの本に従って毎月の財産目録をパソコンではなく「手書き」で記すようにしています。
家計管理がざるだなぁと思われている方にはきちっと鍛え直してくれる本であると思います。
ちょっと古いけどおすすめです。
投資戦略の発想法(木村剛 著 講談社)
私が個人投資家として一歩を踏み出すきっかけとなった1冊です。
投資本のくせに仕事が一番とか借金はするなとか生活防衛資金は生活費の2年分とかお金に対するスタンスを学ばせてくれた1冊です。
15年前の本なので内容はちょっと古いですが、約3年おきに改定されている中でもあえて一番古い本を紹介します。(最後の改定版は2009年に発売されました。)
著者は日本振興銀行を設立し、また崩壊させてしまい今では世間にでてこなくなっていますがこの初版本はまだ当初の勤務先の日本銀行を退職し、金融コンサルタントとしてばりばりやっていた頃の本ですので本当の意味で幸せになってほしいという願いがこもっていたのではないかと思っています。
"Grow Rich Slowly"「ゆっくり確実にお金持ちになろう」今でもこの言葉を噛み締めながら投資しています。15年経って木村氏の言われることがようやくわかってきた気がします。
この本に関しては別途記事にしております。
あわせてご覧くださいね。
しぶとい分散投資術(田村正之 著 日本経済新聞出版社)
こちらは日本経済新聞の論説委員の方の著書です。
リーマンショックを経過した後の株式、債券等の分散投資をしていれば資産が回復するのが早かったことについて説明されています。
私も分散投資をしていますのでこの本の考えには賛成です。
絶版本だったのですが、オンデマンド版が復活していますので良かったなと思いますね。
まとめ
いろいろな本を紹介させていただきましたが、どの本も何回も読んでおりおすすめできるものばかりですしさまざまなブログで紹介されていますので安心できると思います。
文章も比較的読みやすいものばかりですのでぜひ一度読んでみてください。投資の世界が広がっていくと思います。
基本となる本をベースにして自分の投資スタイルをつくる一つのきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
では、またよろしくです!
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