深呼吸のような絵本時間

毎晩習慣にしている絵本の読み聞かせ。
私はこの時間が大好きだ。

忙しなく1日が過ぎ、気付けばあっという間に寝る時間。
子供たちと布団に横になり、絵本の時間が始まる。
この時間は焦らない。時間が遅かったとしても、読み終わるまでは考えないぞ。と心に決めている。

自分も一緒に絵本の世界に入って、一緒に笑ったり、びっくりしたり、優しい気持ちになったり。これが思った以上に楽しくて、癒される。
ヨガをしている時に、次第に呼吸が整っていく感覚に似てるな。とも思う。

自分が幼い頃も、母に絵本を読んでもらうのが大好きだった。絵本を読んでいる時の、母の優しい声や表情。一緒に笑い合ったことを今でも思い出す。
好きな絵本は色々あるが、その中でも、幼稚園時代に読んだ「ぼちぼちいこか」という絵本は印象的だった。
「失敗しても、ぼちぼちいこか。精神で良いんだ」ということを幼いながら思った。しばらく忘れていたけれど、自分が社会人になった時思い出し、この考え方に救われた。

絵本には、作家さんの大切な思いやメッセージが込められている。
自分では考えつかないこと。上手く伝えられないことも、代わりに伝えてくれる。
絵本を通して、色んな言葉や考え方と出会ってくれたら良いな。
そして、大きくなってふと思い出した時に、心が軽くなったり、前向きな気持ちになれたら良いな。
これからも、絵本に尊敬と感謝の気持ちをもって、毎晩の絵本時間を楽しんでいきたい。