見出し画像

地方移住をご検討の方、必見!呉西(ごせい)ってどこ?第2回とやま呉西圏域オンラインツアー|イベントレポ

こんにちは!富山オタクことちゃんです。

今回は1/23(日)に開催された、第2回とやま呉西圏域オンラインツアーのイベントレポートを綴っていきます。

南砺市生まれ砺波在住の呉西っ子な私も、自治体のみなさんと一緒に呉西の魅力をお伝えするべく、MCを務めさせていただきました。

呉西(ごせい)圏域って富山のどこ・・・?
富山県の西側、高岡市・射水市・氷見市・砺波市・小矢部市・南砺市の6市から成り立っているのが呉西圏域です。

今回の移住ツアーは、二拠点ワーカー・起業など多様な働き方やまちとの関わり方がテーマ。

1回目は、結婚・子育てをテーマに、自然豊かな地域で子育てをしたいと考えるファミリー世代参加されました。

ツアー詳細はこちら▼

 

体験レポートはこちら▼

ぜひご覧ください。

呉西圏域には、山もあって海もある!そして伝統もある!
そんな盛りだくさんの呉西の魅力をオンラインで気軽にお伝えするとともに、参加者のみなさんとコミュニケーションを交わしながら進めていきました。

オンラインツアー前日までに自宅に呉西圏域・各市パンフレットの他にも、嬉しいお土産が届くという豪華な特典付き。しかも参加費無料!

【旅のお供キット】
・観光庁主催の「世界にも通用する究極のお土産」にも選ばれた話題のお菓子  薄氷本舗五郎丸屋の「T五(ティーゴ)」
・氷見市特産はとむぎ使用、たんねんにつくった芳ばしい香りと風味あふれる富山のお茶「はと麦茶」 
・木彫刻職人が削った木端で作った「燻製ポテトチップス」
・香りを楽しむ「彫刻の木端(こっぱ)」
・雨晴海岸の貝殻
・とやま呉西圏域パンフレット
・とやま呉西6市のパンフレット

燻製ポテトチップス

五感で呉西の魅力を楽しんでいただけるように工夫されていました。

旅のお供キットを手元に準備して、さあオンラインツアースタート!

▶ 伝統的な家屋「アズマダチ」って?

まずは小矢部市の大谷博物館からの中継。

大谷博物館では東洋一のホテル「ホテルニューオータニ」をつくった偉人 大谷米太郎(おおたによねたろう)氏の功績を知ることが出来ると同時に、地域の伝統的な家屋を体感できます。

大谷博物館

砺波平野には広大な耕地の中に民家がぽつんぽつんと点在しており、その景観は「散居村(さんきょそん)」と呼ばれています。

住居が点在する散居村

散居村の代表的な家屋様式のひとつが「アズマダチ」です。
アズマダチの大きな特徴は、家の正面玄関が東を向いていること。

散居村の住居の敷地には、主に南西から吹く冬の季節風や夏の暑い日差しなどを防ぐため、南西側を特に厚く覆って屋敷林が植えられています。家屋の入口は、屋敷林の少ない東側に配置しています。

広い玄関や、「枠の内」と呼ばれる、太い大黒柱と大きな丸太梁を金物を一切使用せずに組み上げた建築方法で作られた天井の高い広間も特徴的です。

広間から見た正面玄関

ちなみに今回の座談会ゲストに、アズマダチの古民家で生活をされている先輩移住者の方もいらっしゃいます!

▶ 夫婦で移住し、地域へ開いた工務店をオープン!

砺波市は築90年を超えたビンテージハウスをリノベーションした、DIYスタジオ R322からの中継。
東京都出身で2012年に結婚を機に砺波市に移住&起業した、一級建築士の橘あゆみさんからお話を伺いました。

橘あゆみさん(右)

R322ではワークショップも開催しているとのこと。DIY初心者や小学生以上のお子さんもご利用いただけます。

橘さんは、砺波市の特産品チューリップの栽培のお仕事も複業でされているそうです。

砺波市に移住してみて、人との距離が近く地域の繋がりが強いところが、助けられる部分もあり、びっくりする部分もありで、今までになかった特徴だと感じているそうです。
仕事面では、東京のサラリーマン時代には考えられなかった働き方が叶えられて嬉しいとのことでした。

▶ 絶景の富山湾沿いをサイクリングで楽しもう!

高岡市は雨晴(あまはらし)海岸沿いに建つ、道の駅雨晴より中継。

サイクリングガイドの高橋尚子さんから、美しい景色を眺めながら楽しめる富山湾岸サイクリングをご紹介いただきました。

日本サイクリングガイド協会所属の高橋さん
雨晴海岸から見える立山連峰

富山湾岸サイクリングは、勾配が少なくお子さんにも安全に楽しんでいただけます。

道の駅雨晴には絶景の展望デッキやカフェもありますので、サイクリングの途中にぜひお立ち寄りください。

▶ 富山にUターン後、職人に弟子入りできる宿をプロデュース!

お次はゲストトーク!地方の伝統を紡いでいくヒントとして、伝統工芸が盛んな南砺市井波の日本一の木彫刻のまちから生中継。

木彫刻職人が削った木端で作った「燻製ポテトチップス」で井波を五感を感じつつ、南砺市の職人に弟子入りできる宿 Bed and Craftから、宿をプロデュースした建築家の山川智嗣さんにお話しを伺いました。

まちの通りには彫刻看板がたくさん
職人さんが実際に彫っている姿も見ることができます

山川さんは、Uターン移住者。元々は富山市生まれで、海外での長い生活を経て2016年に富山に戻ってきました。

井波に拠点を置いた理由は、建築家として既存のものを活かしながら何か新しいプロジェクトを始めたいと考えたときに、井波は地域できれいに管理されている空き家が多く、すぐに事業や移住に使えるという点に着目したからだそうです。

また井波は観光バスの休憩で立ち寄ることが多く、観光地としての滞在時間が少ないという点を課題に感じ、滞在時間を長くできて「わざわざ」来たい場所にするにはどうしたらいいのかと山川さんは考えました。

そこで、井波の誇りである職人さんたちを活かし、状態の良い古民家を活かし、町を活かすことのできるプロジェクトとしてまち宿「Bed and Craft」をオープン。

Bed and Craftの「職人に弟子入りできる」体験

職人さんとの関わりの中で伝統技術の価値を体感できる場所として全国から人が集まる人気スポットとなっています。

ゲストトーク中には、旅のお供キットの中にある木端(こっぱ)を割って、山川さんと一緒に木の香りを楽しんでみる場面もありました。

▶ 先輩移住者のみなさんはどんなことをしているの?

コロナ禍を機に地方への移住を検討された方も多いはず。
自然いっぱいの地域は二拠点ワーカーにも人気のエリアですが、いざ移住になると不安はつきもの。

呉西圏域の各市6名の先輩移住者のみなさんに
・どんな仕事をしているの?
・移住のきっかけは?
・実際の日常はどうなの?
など、参加者のみなさんと一緒に座談会でなんでも聞いちゃいました!

高岡市:升方さん
富山県氷見市出身。大学の4年間を東京で過ごす。25年前からテレワークをしている。多拠点生活の経験あり。多拠点生活をしている人たちの居場所を作りたいと考え、2021年に高岡市金屋町で空き家を改修したシェアオフィス「Office&Salon」を開業。高岡で夢を叶えたい人、何かやりたいことがある人たちを老若男女みんなで応援する活動「タカポケ」の代表。

射水市:伊藤さん
移住歴10年。新潟生まれ、千葉育ち、仕事で北陸に来たのが富山への移住のきっかけ。自主的ではなく流れで富山に住むようになったものです。妻と2人で持ち家暮らし。
(株)親交開発という不動産会社を経営しており、中古住宅・空き家の流通を中心に活動中。感じるものがあるのでしょうか、なぜか出会う方は県外出身が多いです。

氷見市:浅井さん
東京都で1時間半かけて会社に通勤する生活に疑問を覚え、地方移住を決意。出会った地域の人々や子育て環境など氷見市の雰囲気に惹かれ、親子3人で移住。現在は、移住前から就業している東京都での仕事をリモートワークで続けている。リモートワークに不都合は特に感じていない。

砺波市:渡辺さん
2016年に千葉県から移住。満員電車通勤が苦痛だった。移住を検討中は何度も富山のいろんな市町村に泊まりに来て、スーパーも見て回った。古民家での生活に憧れて砺波市へ移住地域おこし協力隊として3年間活動。災害が少なく、のどかな散居村の風景や豊かな自然が気に入り、夫と共にアズマダチの古民家で生活中。自分の好きな事で働きたいと考えて2021年3月に自宅でスコーン屋「そらもよう」を開業。充実した生活を送っている。

小矢部市:西岡さん
2021年に兵庫県から移住。以前は消防士や裁判所事務菅として約32年間勤務。50歳を過ぎたら地方に移住して自然や四季を感じながら、自分の特技を活かして活動したいと考えていた。小矢部市が募集していた移住コンシェルジュの仕事に出会い、現在に至る。移住後は人見知りが減り、臆せずチャレンジできるようになった。住んでいるまちの文化にも関心を持つようになった。自分の存在価値を感じるようになった。

南砺市:永山さん
神奈川県より夫婦で移住して、まもなく3年。子育て環境の改善を求めて移住を検討した。広くてきれいな保育園、夫婦共に土日休み、豊富な自然環境などを手に入れた。現在は地元のケーブルテレビ局で勤務。移住してみて、人が優しいところや大雪のときの地域の助け合いの除雪に感動した。

▶ 呉西ファン、増えたかな?

呉西圏域の魅力と移住のリアルな声をたっぷりとお届けした、あっという間の2時間半でした。

生粋の呉西っ子の私も、改めて「へえ~!」と驚くお話もあり、もう一度自分で足を運んで呉西6市のまち歩きを楽しみたくなったひと時でした。
春になったら富山湾岸サイクリングを体験してみようと思っています!

ご参加の方からの感想をご紹介します。

前半の中継は、お家から富山を旅しているようで楽しかったです。彫刻は以前テレビ番組でも拝見したことがあり、大変興味深かったです。
後半では、先輩移住者の方からしっかりお話を聞くことが出来て参考になりました。今は移住先を探しているところなので、あまり富山には詳しくなかったのですが、事前に資料も送ってくださったので理解が深まりました。
コロナが落ち着いたら、訪れてみたいです。この度は、貴重な機会をありがとうございました。

コロナ禍でもしっかりと移住を検討していただけるように各市でオンライン相談や内見など、支援制度を設けています。
詳細は呉西圏域移住サポートページからご確認ください。

日常的に豊かな自然と伝統、そして人のあたたかさが身近にある呉西圏域にぜひ一度お越しください!私たちが笑顔でお待ちしています。