会社に勤めていた頃の僕は"おにぎり"になった気分だった
昨日、下のようなツイートをしたんだけど、今日はこれについて書いていこうかなって思う。
会社員として働いていて、アチコチからギュウギュウに抑圧されていた自分が"おにぎり"に思えたよって話です。
会社員は我慢の職業
会社員ってホント、我慢の職業だなって思う。前の記事でも書いたけど、いかに自分を殺すかが求められている仕事って感じがする。
単純に、僕が肌に合わない仕事をしていただけなのか、良くない職場に入ってしまっただけなのか。その辺りは分からない。ただ確実に言えることは、会社に勤めていた頃の僕は、めちゃめちゃ自分を殺して働いていたってこと。
会社は人よりもお金が優位になりがち
会社で働いてみて思ったのは、会社って人よりもお金が優位になるんだなってこと。目先の利益や目先の給与が大事になるから、それを失わないために、与えてくれる側の意に沿おうとする。
「金もらってんだろ?お前?」
「誰がお金やってると思ってんの?」
「誰のおかげで食べれてると思ってんの?」
上司の意に反する行動を取ると、よくそんな風に言われていた。───深夜に送られてきたメールに対応できなかっただけで言われたこともある───暗に、「お前は俺や会社のおかげで食べれているんだぞ。だから、言うことを聞け。」と言われていたのだと思う。あるいは、「俺に逆らうならクビにするぞ。」と遠回しに脅していたか。
真意は分からないけど、ものすごく抑圧されていることだけは強く感じていた。
若手は虐げられるものという古臭い価値観
前職時代、土日や長期休暇に呼び出された際、「予定があるから行けない」と断ったことが何度かあった。その時、上司から一度だけ怒られたことがあった。
「下っ端のくせに一丁前なこと言うな!!」
「生意気言ってんじゃねぇ!!」
「仕事だぞ!!」
まあ、それでも、「無理です」と言って一方的に電話を切ったのだけど、上司や役員の説教を聞いていると、ものすごく古臭い価値観を引きずっているなと感じさせられた。
「若手は虐げられるのが当たり前」
「そうやって歯を食いしばって人は育つんだ」
「俺が若かった頃は何度も何度も理不尽に耐えたもんだ」
へぇ〜。
で???
( ´_ゝ`)ホジホジ
最近思ったのだけど、ブラック企業って、こういう古臭い価値観を根底に抱えているんじゃないかな。
コロナが流行って、リモートワークの流れが加速した時も、僕の会社は「仕事は対面でするものだ」とか言って、遠方住まいで車を持たない人間以外は出社させてたからね。仕事中は皆、パソコンに齧り付いてて会話なんてしないのに。
会社員時代の僕は完全に“おにぎり”だった
人が抑圧されていると感じる時、それは、本来の形から無理矢理歪められている時だと思う。例えるなら、四角いブロックを三角の型に押し込もうとしてる感じ。
そういう意味で、僕は、会社員時代の自分は完全に“おにぎり”と化していたなと思う。
もう、とにかく全方位からギュウギュウギュウギュウやられて、ガッチガチの三角形にされようとしていた。それを我慢しようと思えばできるような、例えるならスポンジみたいな人もいるんだろうけど、僕はそれができなくて、社内で孤立する道を選んだ。
会社にとっての良い人材というのは、“都合の”良い人材なんだなと学んだ。仕事ができるとかよりも、言うことを聞いて使いたいように使えるかどうかが重要なんだと思い知らされた。
キャリアや給与は愛嬌で決まる
僕は、社内で孤立する道を選んでから、給与が一切上がらなくなった。億単位の案件を担当していたにも拘らず、面談のたびに「今回も昇給は無い」と言われていた。対して、僕が指導していた後輩は順調に昇給し、僕が辞める頃には僕よりも6万高い手取りで働いていた。
彼には申し訳ないけれど、実務能力という点においては、僕のほうが遥かに上だった。では、僕と彼で何が違ったのか。
今振り返ってみると、それは“可愛がられ力”だと思う。
彼は上司に気に入られるのが、めちゃくちゃ上手かった。仕事の覚えは良くなかったけれど、コミュ力は僕よりも圧倒的に上だった。それが、給与の差に繋がったんじゃないかと思ってる。
詰まるところ、キャリアや給与というのは、実力よりも愛嬌で決まるのだろうね。
コミュ障の陰キャは日本では生きづらいのかもしれない
プロフィールにも書いた通り、僕は中学3年間ずっとイジメに遭っていた。
おかげで、その頃から人間不信のコミュ障を引きずっている。最近では、僕みたいな人間は日本では生きづらいのかもしれないと思い始めている。とは言っても、海外に出る勇気も実力もないから、ひっそりと生きていこうと思っているわけだけど。
日本って、本当に陽キャ至上主義だよなって思う。
こんな僕でも、“おにぎり”にならずに働ける場所が見つかるといいんだけどな。
じゃ、オツカレサン( ̄^ ̄)ゞ
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