#39 古藤田博澄の【伊豆むあん】|幸せな人間関係を築くために(40話 導きもしない干渉)

【2010年7月15日(木)6:13 伊豆むあんブログより転載】
10年前の連載記事を転載しています。
情報や状況が古い可能性もありますが、当時の想いが今もなお価値のある情報としてお届けできることを願っています。

説教垂れるのと意見を述べることの違い

相手には、考えがない、意識が低いと決めつけ、普段から、あれやった、ちゃんとしろよ、これどうなっていると干渉する。

にもかかわらず、相手が失敗すると、ガミガミ、ねちねち、何度も小言を繰り返し、過去の失敗を上げ連ねる・・・

日常の「干渉」が管理だと勘違い、なんの指導にもなっていない。
相手の結果が伴わないのは、自分のやり方のまずさだと気づかない。

資質の欠けた、エラぶるだけの管理者。


導きもしない干渉はやめましょう。

最初から、こいつはできないなどと決め付けるのはやめましょう。

相手に考える時間を与えましょう。

考えて行動をさせて、失敗したら、その改善も自らやってもらいましょう。

管理者は、部下に対して「いつでも力になる用意がある」ことを行動で示しましょう。

自分の保身のために、自分が「代わりにやってしまう」ことは、間違いです。

失敗して、間違いに気づき、改善していく能力は、相手にもあるはずです。

そうやって人は成長していくものです。

あなたの、日常の干渉は、長時間の説教は、相手のやる気を削ぎ、責任感を低下させ、悪い結果を生み出す原因です。

結局のところ、あなた自身が、人を導く力がない、劣っているということに
早く気づかないとダメです。


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