【MKニュース12月号】六十にして耳順う(ろくじゅうにしてみみしたがう)
【MKニュース12月号より抜粋】
論語にあるこの言葉。
人間60の年を数えたら、いつまでも俺が俺がって言ってないで、他人の意
見に反発心、対抗心も持たないで平静に、冷静に広い心を持って、素直に耳を傾けられるようにならないといかんよっていう諭。
これはまさに今の僕が持っている大きな課題であり、同時に反省を促す言葉だなぁと思う。
中学の頃は意味もわからずただ暗記をしていただけだったけど、10代に暗記したものって意外に覚えていて、何の気なしに思い出し、それがためになることがある。
この論語に四十にして惑わずともあるけど、60になった今も惑い続けている。惑いの根源は自我にあり、モノゴトに対する執着や固執、偏見や差別意識が元凶だ。
気持ちにゆとりをもって相見互いに過ごすことはできないものか…
小田和正氏の曲、「確かなこと」の歌詞『疑うより信じていたい』を思い起こす。
視野を広く、鳥虫魚の視点をもって、社会や人やモノゴトを見ることができれば、疑うより信じたいという気持ちで毎日を過ごすことができるかもしれないなぁ~。