#3 古藤田博澄の【伊豆むあん】|幸せな人間関係を築くために(3話 会社は俺のもんだ!?)
莫逆の友との間には、上も下もない。支配しようという気持ちも、所有しようとする気持ちもない。だから強制とコントロールは、互いにない。
長年の親友、心を許した友のような関係と親子、生徒と教師、上司と部下との関係といったい何が違うのだろうか?
中小零細企業の社長に有りがちな「会社は俺のもんだ的」な強制とコントロールは、組織の中である意味カリスマ的存在である創業社長であるがゆえに、社員の方も強制やコントロールを受け入れる。
そこに、勘違いの二代目が力もないのに、創業者をまねると、社員は、大きく反発し、反発を行動に移していく。結果、会社は、崩壊していく。
この二代目は「なぜ」と思うだろう。
外的コントロール=アメムチ信奉者は、常に優劣による「比較」をしている。
隣の○○ちゃんに負けないように勉強しなさい・・・
○○さんは、課長に昇進したのに、あんたは・・・
自分と相手の比較も大事なようだ。
要は、相手より自分が優位にいるか-組織的に明らかな場合もあるし、自分勝手にそうだと決めつける場合もあるだろう・・・
自分が優位である→強制とコントロールを始める。
友や知人やもちろん他人(Aチーム)にはしない、
家族や生徒や従業員(Bチーム)にはする・・・
なぜなんだろうか?
なぜかはともかく、
相手に対して所有的意識、
自分の思い通りに支配しようという気持ちが強く
かつ相手より優位な立場にいる。
ということは、どうやら共通するようだ。
友や知人やもちろん他人→Aチームと
家族や生徒や従業員→Bチーム。
それぞれのチームに対して、自分がどのように対応するか、もう少し観じたり、比較したりしてみることにしよう。