#19 古藤田博澄の【伊豆むあん】|幸せな人間関係を築くために(19話 関係が良好でない人)
人にはそれぞれ持って生まれた性格があり、人と人の間には相性がある。
相性によって、その人とのつきあい方が変わってくる。
しかしながら、すべてを「相性」で片付けることはできない。
相性が良いと感じていても、互いに求めるモノが常に一緒で、何もかも分かり合うというわけにはいかない。
相性が悪いから、付き合わない、近くにいても無視するというわけにはいかない場合もある。
ある人との関係が良好でないと感じ、その関係をよりよいものにしたいと願うなら、まず、互いのどの欲求がぶつかり合っているか「気づく」必要がある。
大きく分類すれば「生存・愛・力・自由・楽」の欲求があり、人それぞれに欲求の強さ、求め方が違う。
求め方の違いは「行動」に現れてくる。
行動の要素は「行為・思考・感情・生理反応」とあり、自分のとった行動には、それなりのわけがある。
そもそも人は違うのだから、どこかの段階で互いの「違い」を認め合い、どうやらこの部分に関しては、互いの感じ方や考え方が違うようだから、何か問題が起きたとき、ぶつかり合ったり、気分を損なったときには話し合いをしていこうとお互いが想い合うことがとても大切なことである。
「私、あの時こうしたいという想いから、こう考え、感じてこう行動したの・・・」
「ぼくは、こうしたいという想いから、こう考え、感じてこう行動した・・・」
普段から、このような会話が出来ていて、互いの違いを理解し合うようにしていれば・・・
話し合いをすることで、互いの「歩み寄り」ができれば、人間関係は良好なまま、長く続けられるのではないでしょうか。