【MKニュース8・9月合併号】な~んも考えないのも、な~んでも考えすぎるのも
【MKニュース8・9月合併号より抜粋】
ある式典で、危険予知の講話を聴いて感じた。
車を運転していて、ひょっとしたら子供が飛び出してくるカモしれない、自転車が寄ってくるカモしれない。
前の車が急ブレーキをかけるカモしれない。
…カモばかりを気にしていたら運転なんて怖くてできないなぁ~。
そのくせ一点に集中すると視野が狭くなる、周りが見えなくなるとも。
じゃあどうすればいいのさ!
以前、柳生新陰流の本を読んだとき『転(まろばし)』の奥義というのがあった。
脱力・放心して心身ともに先入観を持たずに動くことで自在になる。
なんてのがあったことを思い出す。
教習所で初めて運転する人は大概、ハンドルをギュっと固く握り、肩を怒らし、ガチガチな状態になる。
恐怖、不安、緊張を増長するような「カモ探しの運転」は、車も人生も仕事も事故の元!
何事もまろばしの心持ちで構え、歩みを進めたいものだ。