#7 古藤田博澄の【伊豆むあん】|幸せな人間関係を築くために(7話 あなたは今、幸せですか?)
私たちが幸せに生きる上で、
五体満足で、健康でありたい・・・という身体的な側面は大きいが
愛し愛される、能力を得たい、自由でありたい、楽しみたい・・・
といった心理的側面を満足させるように、人間のいくつかの「遺伝子」はプログラムされているようだ。
そのことが、日々どのように行動し、何を「選択」するかということの基本になっている。
私たちは、幸せになろうとしている。
誰とでも良好な人間関係を築くことは、簡単なことではありませんが、「人との関わりが必要」だということはわかっている。
だから社会は存在し機能している。
私たちは、互いに生きるために一緒に努力をしている、なぜなら自分だけで努力するより一緒の方が簡単だし、効果的だし、なによりも一緒に協力し合うことが楽しいし気分もいい。
愛し愛されるってことは、もちろん自分ひとりじゃかなわぬこと、
何か人の役に立つ、力になれるというのは、楽しいし気分もいい。
人の役に立つってことは、自分の能力を最大限活かす事にもつながるし、必要な知識や能力を向上することになっている。
誰かがいつでも待っていてくれる、受け入れてくれる、信頼してくれているということは、自分の自由な行動に安心感をもたせてくれる。
こんなことも、あんなこともしたいという学習意欲が自然と沸いてくる。
あ~この人のためなら、こんなに楽しい時間をもっともっと持ちたい・・・
このような、心理学的な側面の基本的な欲求を満たす、毎日が送れたら・・・
「あなたは今幸せですか」と問われたら
「私は今、幸せです」と迷いなく応えるだろう。
そのためには、お互いが親しくなり、その親しい関係を維持することなのである。