#11 古藤田博澄の【伊豆むあん】|幸せな人間関係を築くために(11話 「自由と楽しみ」の欲求)
「自由の欲求」
他人の人生を無理やり強制して言うとおりにさせたいという「あなた」の欲求と、そのような強制から自由になろうとする「私」の欲求との間に、正しいバランスをとろうとするのは自然なこと・・・
「自分にしてもらいたいことは、ほかのひとも同じように求めている」
だからしてやりなさい。
この教えを間違って解釈してしてしまうと、自分の与えに応じないものには、その自由を奪い、力によって応じさせる。ということになって、それがさまざまな不幸の原因となる。
人は、自由を奪われ、管理され、自分より力のある者からの圧力で行動させられる、そんな環境下では、気持ちは常にネガティブ。
決してポジティブな志向にはならない。
仕事に対して本来の目的意識を失い、怒られない為に、ミスをしない、言われたように行動することに専念する。
自由な発想、創造的ひらめきは生まれてこない。
自由を抑圧することが、本当に人のためになっているのでしょうか?
人の力を最大限引き出し、ねらい(目標)通りの結果を出していくことが、例えば組織の長の役割。
「楽しみ」の欲求
学びと楽しみは、密接な関係がある。
学ぶということは、生きるうえでとても大切なこと。
学ぶことは、ためになり、力にもなる。
そしてなによりも「楽しみ」を与えてくれる。
人は他人であって自分ではない。何もかも違う。
だからこそ、相手のことを知り、学ぶことが、良い人間関係を持つ最善の方法となる。
お互いが一緒に学びあうことで、楽しみを分かち合い、笑顔になる。
学習-楽しみ-笑顔・・・
幸せは、求めなくても、自然にやってきます。