なんとなく分かる決算書講座1。決算書ってそもそも何?
「決算書を読めるようになろう」「株をやるなら決算書を読めないとね」「決算書が読めると経済がわかる」等々色んな話があるのですが、そもそも決算書って何?ってなりますよね。
決算書を読めるようになろうと、頑張って本を開くのですが、貸借対照表だ、損益計算書だ、キャッシュフロー計算書だなんて、聞いたことない言葉が満載です。
なんやよく分からんという感じになり、また今度にするか。となるのです。
決算書というものを分かりやすくいうと、会社の成績表です。
会社の成績表ということですので、貯金がどのくらいあるのか、何がどのくらい売れたのかとか、何に支払いをしているのかとかが書いてあります。
それだけではなく、来月はいくら支払いをしないといけないのかというのも書いてあります。
学校の成績表を思い出してほしいのですが、会社の成績表も1年間で出ます。
売上や、支払いといったものは、1年の間で集計をします。
1月は売上が100万円で、支払ったものが50万円、残りが50万円。
2月は売上が200万円で、支払ったものが80万円、残りが120万円。
というのを12ヶ月集計をして、出します。
それが損益計算書です。
ですので、1年が終わる月末を決算日という名前で呼ぶのですが、その次の日からは、また白紙の損益計算書に数字が乗っていくのです。
決算が終わると、また1枚のレシートを会計ソフトに打ち込んでいくのですが、交通費1万円、交際費5万円といったものをまた初めからコツコツ次にくる決算日に向けて損益計算書を作っていくということです。
決算書には2つあります。その1つが売上とか支払が書いてある損益計算書です。
最後のもう1つは、貸借対照表と呼ばれるものです。
これも会社の成績表となるのですが、こちらに関しては、その会社の体力が分かります。
この貸借対照表には、貯金がいくらあるのかとか、車は何台あるのかとか、土地は持っているのかというものから、借金はいくらあるのかというのも分かります。
冒頭で、来月はいくら支払いがあるのかというのも、この表で分かります。
この表で、
貯金に比べて、来月の支払いが多いな。大丈夫かな。とか、車をいっぱい持っているけど、全部ローンを組んだんだなとかも分かります。
そのため、決算書が読めるようになるとこの貸借対照表が気になってきます。
売上とかも気になるのですが、それはやっぱり1年間の話なので、より気になるのは、来年もこの会社は存続できるのか?お金はいっぱい持ってるかな?となるのです。
投資家はみんなこの体力の方を見ます。
それでは今回はこの辺りで終わりにします。
レベル2では損益計算書の話をより詳しくしていきたいと思います。