心が壊れる前に

まずは、大前提として「学校には行った方がいいよ？」というのがあるということは頭の隅に置いといてほしい。行った方がいいのはわかってるんだけどね。でも、死にたいと思うほど追い込まれているなら、「学校に行かない」という選択肢をしてもいいと私は思う。

「皆勤賞」なんていう言葉があるし、中には担任の先生が「うちのクラスは全員で皆勤賞を取る！」なんて言い出すこともあるんだけど、そんなの無視していいから、「学校に行かない」を選択してほしい。

そういうことは学校の先生の自己満足を満たすだけで、そういう子がいてクラスの異常さに気が付いておらず、対応もしてないってことだから。そんな他人の自己満足を満たすために自分を犠牲になんてしなくていい。

ただ、学校を休んだとしても、行かないという選択肢をしたとしても、将来は学校に行き続けたやつらと同じ土俵で受験を戦ったり、就職を勝ち取ったり、仕事をしなければならないってことも少し頭の中に入れておいてほしい。

学校に行かなかった時間、ゲーム？アニメを見る？youtube三昧？youtuberになる？
学校に行ってない時間何ができるか？何をするべきか？考えてほしい。
勉強？勉強はできた方が、生きるのが多少イージーモードになるっていうぐらいで考えておいた方がいい。できないよりはできた方がいいのは当たり前。四則演算、他人との会話、他人との距離感の取り方、色々と学校に行くと簡単に学ぶ機会がある。後々多少楽に生きていける可能性があるということ。知らないっていうのはそれだけでハードモードになるっていうのも知っておいてほしい。

昼間学校に行かない時間にできること、いろんなワークショップや年上の人達に混じってやれることがあったり、平日の昼間じゃないとできないことやりやすいこともあるというのも頭の中に入れておいてほしい。

今はいろんなところで学べる機会がある。
youtubeもそう。
自分がやりたいことだけをやるっていうのはいいことだけど、それだけリスクも伴うということ。
やりたくないこともやれるような人になって言って欲しいと思う。

学べる時期はとても短いです。
大人になってからも学ぶことはできますが、なんせ、「吸収力」が違う。
見るもの、触れるもの、聞くもの五感すべてが武器になる。
学校に行かないという選択肢を選んでも、自分の立ち回り次第でマイナスになるなんてことはないと思う。

死にたい、辛い、なんて下を向いて泣きそうになりつつ生きている学生さん。
まずは逃げるのもありだってことを知ってほしい。
そういうことを抱えているお子さんの親御さん。
逃げもありですよ？逃がしてあげるのもありですよ？
そのポイントを見逃さないでください。とても難しい判断になると思います。そこを間違えると二度と笑顔を見せてくれなくなるかもしれません。

いい学校、いい就職先、安泰な生活
誰もがうらやむ生活
それは誰でも歩ませたいです。
でも、生きてくれているってことが一番じゃないですか？