市議会のインターネット中継(LIVE)で議員4名の質問・答弁をみる
今冬、生まれて初めて、市議会(このときは委員会)の傍聴をしました。
あれから、4月の選挙を経て、新しい顔ぶれとなった市議会で、6月定例会の本会議・一般質問をのぞいてみました。
今回はインターネットのライブ中継です。
なお、傍聴時に書いたコラムはこちら。。
2回目だからか、あるいはネット中継だからか、今回は、質問と答弁の内容が、すっと頭に入ってきました。
現地だと、当たり前ですが、部屋の奥行きがあって、たくさんの人がいるので、情報量が多く、あちこちに視線が動いて、ずいぶん気が散っていたんだと思います。
今回は、定点カメラの切り替わりのみで、映像もそんなに鮮明ではないし、耳からの言語情報に集中できました。
さて。午前の一般質問で議員さんは4名
こんなに、それぞれキャラがちがうのか…というのが、まず率直な感想です。
質問するテーマの選び方、視点、質問の組み立て方、主義主張。
(会派によって、与えられる時間がちがうとか、自分のよくわかってないルールもあるようです…。)
え?この短時間の貴重な質問時間を、その内容に使っちゃうの?
というのもありましたし
確かにそこの住民にとって命に関わる重要なことなのはわかるけど(有権者からの直接の声があろうことも)、市議会の一般質問のテーマなのかな?こういう内容の協議はちがう仕組みにならないのだろうか…?
というのありました。
ただの市民で素人なんだけど、偉そうなことを言うと、この議会でこの議員さんがこの質問をする「意図」が伝わるかは気になるなと思いました。
(応援している議員さんは、いい質問だなと思いながら聞いてました。上から目線ですいません…)。
以前、ある議員さんに、「政策が実現するって(議員さんの実績って)、具体的に何をしてるんですか?」という疑問を尋ねたことがあります。
少し考えたあとに、「よい質問をすること、そして市長の答弁を引き出していくこと」という答えが返ってきました。「どういう準備をして、どういう資料をそろえて、どういう質問の仕方をしたらよいか、経験を積むことで、上手にできるようになっていく」といったはなしでした(現在の記憶の中の私の理解です)。
今回、議会のやりとりをききながら、そのときの答えを思い出しました。
質問にいたるまでの事前の準備、議会の中での発言、答弁を受けての発言、やりとり、振る舞い、聞き取りやすさ、時間配分、会議の場の空気をつかむこと、いろんな要素を感じて、変な感想なんですけど…これってプロの仕事なんだなと思いました。
選挙のときに、街頭演説を聞くと、ポスターや選挙公報、Webサイトなどの静止情報とちがって、リアルなイメージが湧くと思いました。
議会をみて質問をきくと、街頭演説ではわからなかった姿もみえるなと思いました。
全体の流れのなかで、複数の議員さんの質問を聞くことで、感じ取れるものも増えます。
これは次の選挙に向けてのよい情報になりますね。4年後だけど。
ところで。
ちょっと驚いたのは… ある議員さんが、某局長のことを、誉め殺し、みたいにしていたこと。答える某局長は、それは生き生きと、実績について話していて、独壇場のようになっていました。
私自身が大事にしていること、注目していることとは、重ならない内容だったので(むしろ反論したくなる内容も多かった)、白けた気持ちになりました。退任を控えているそうで、その影響もあるんでしょうが、こういう質問・答弁のパターンが存在することは全く想像していませんでした。
「ああ、局のトップはこういう方向を見ているのね」というのは、気は滅入るけれど、知っておくことは大事ですね。
議員さんに注目するところからスタートしたんですが、議会をみるのは、市で何が起きていてどこに向かおうとしているのか、それを見る、知る、考えることなんだなあと感じました。