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「世界規模で恐ろしいほど急増」DV被害〜ニュースタイトルから

そうだよね。

過去DV渦中経験の私。

何年もかかって
やっとやっと抜け出して、

そこからさらに何年か経って
やっと、、、本当にやっと
客観視できる今だから。

渦中にいた時の自分の気持ち。
考え方。
認知。
少しだけ振り返ってみます。

なんのために?

ニュースタイトルみて
書かずにいられなくなったから。


DV渦中にいた時。

元夫は3交代勤務。夜勤と日勤とお休みが3日ごとのくりかえし。

夜勤の日以外は日中家にいるということ。
月の半分以上確実在宅。

出産予定8週前に仕事をやめ、
専業主婦という名の在宅生活を始めた私。

それまでも、
理不尽さ極まりない
出来事出来事出来事は
繰り返され繰り返され繰り返され
てきたけれど、

『私が何をしたからこうなった?』
『次は私はどうしたらいい?』

自分を責めて、
自分が至らないと思い、
自分の努力で何とかなると思い、
自分が学び
自分が成長し
自分が変わる

そのことが大切と思い、

自分が弱く
自分が足りない

とも思い、

そんな中でも、

   小さな幸せに感謝して

私は不幸じゃない、
私は大丈夫、
私は悪くない、
私はかわいそうじゃない、
私は特別じゃない、
私はなんとかできる、、、、、、、


いやー、
痛々しいまでの

   自責の念と自己否定と自己保身。


子育てしながらのそんな日々で、
365日のうち
家族で、家庭で、
楽しい、、、、というか、
辛くない日は

   年間2・3日だねー。

なんてことも感じていた。


どうにかしようと
良くしようと、
いい家族になろうと、
いい夫婦でありたいと、
思えば思うほど、
苦しみのドツボは

   無限の暗闇まっしぐら。


離婚を決意するまでの
カウントダウンの数か月

相当辛かった時。

女の感は鋭くて、
義理母が突然に、

『色々あったけど、
今になると結婚続けていて
よかったと思えるから』

的なことを
ほろっと話しかけてきた。

  ナニヲイッテイルンデスカ。
  ワタシニホンゴワカリマセン。

くっそ!
おまえがこんな男を育てたんじゃないか!
(いや、選んだのは私だし)

お前があの非道の義理父と
ここまで一緒にいられるのは、
義理父が仕事で週1・2日しか
家にいなかったからに決まっている!
月に半分以上も家にいてみろ!
おかしくなるか、離婚するか、犯罪者になるか、間違いなくどれかで今のセリフは出てくることは絶対にありえない!!!!!!

という。

  ワタシガコンナニクルシイノハ、
       カレノザイタクジカンガナガイカラ

本気でそう思っていた。

実際に彼が数か月、
奇跡の単身赴任をした際は、
1歳&3歳の男児子育ては大変だったけど、
平和感の毎日。

時々帰ってくると、
こちらからしたら
全く理由が見えない突然の激昂が始まり、
それまでの平和な生活とのギャップの大きさに
涙が止まらなく
何時間も泣いたことも。

そんな時も、
『私の配慮が足りない?』
『単身赴任でストレスためて帰ってきたから』
などなどの、

       安定のDV被害者思考回路。

彼が週1・2日の休みだったら。
在宅時間が短かったら。
こんなことにはなっていないはず。

・・・・・・・・・・・・・・・・

そんな経験と過去思考から

今のような『災害』的状況は、
DV事態を肥大化させ、
顕在化させてしまうことは
軽々と想像できるし理解できる。

それは『在宅時間が長い』だけではなく、
『些細な出来事ですらも、
自分で対処するよりも
近くの人間の責にすること』を
呼吸をするようにできる技を
身に着けて育ってきた人が、
支え合うことや
小さな希望を見出すことや
今できることを大切にする心や
今ある感謝を持つよりも、

無数の不安・恐れ・絶望を
感じる自分に腹を立て、
思い通りにならない現実に癇癪を起し、
無力な自分を嘆く以上に自暴自棄になり、
その怒り・苦しみ・不安の矛先を、
身近な人間のせいにしてしまうから。


一つだけエピソードを。

大きな震災から半年経ったある日。
何かの帰り道、
私は生後数か月の次男と帰宅。
動きたい盛りの2歳の長男は
父親と公園でひと遊び。

私が帰宅するとすぐに
忘れかけていた突如の震度6の地震。
次男を抱きしめ、
長男と夫を案じて待つ私。

『怖かったね!大丈夫だった 涙』

二人が帰宅して、
安堵の気持ちから出た言葉に対し、

元夫は

『おまえが公園で遊べって言ったから
こんなことになったじゃないか!!!』と
激怒鳴り声。
それも玄関の外で。


唖然。



   ワタシ、ジシンオコセマセン。
   ナマズデモアリマセン。

今ならそう返したいところだけど、
その時は地震の恐怖と、
長男への心配と
いっぱいいっぱいだった気持ちの中、

まさかの

  ワタシガセメラレルノ?

もう、感情そこで全ストップ。

フルクローズ。


彼は彼で、怖かったことはわかります。
そんな中でも、
長男を連れてちゃんと帰ってきてくれた。
それだけで十分です。


でもでも。


非常時に、支え合えない。

困っている時に、助け合えない。

大丈夫?怖いよね?

そんな言葉も吐き出せない。

  

離婚を決意したのは、
そんな時からさらに数年経ってからだったけど、

辛いときこそ、大変な時こそ、
その関係性がはっきりとわかるから、

『あー、何かあって、私が死んでいても、
ほっとかれるかもしれない』

とも思ったものでした。(何度も)

どうか、
今辛い渦中にいる人たちが、
今をチャンスに、
自分の本当の人生を
取り戻すことにつながりますように。

そのためにも、
社会が地域が支援者が、
小さなチャンスを
逃さす、
活かし、
離さず、

         希望と未来を伝えられますように。











  








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馬場 裕子(親も子も自分らしく生きていい)
サポートいただけたら嬉しいです。今は自立が難しい長男のアート作品を使ったグッズ制作販売やそのためのスキル取得など、彼と共に生きる術に活用します。