1歳の時の至福の耳元ささやきが、高1の今も〜
次男、1歳の時。
3歳の長男の遊びやお散歩の時、
なかなか歩くに至らない次男を
よくおんぶしてたっけ。
住宅街の一歩向こうは、大きな道路。
バスやトラックが通るから、
男児二人には魅力たっぷりの
テンション上がる喜びの歩道。
歩けないけど、
片言話し出した次男ちゃん。
おんぶされると
私に近い目線になり、
大好きな車もよく見える。
「ブー ブー 」
生まれた時から
低音ハスキーボイスの赤ちゃん次男の
カスカスの声が、
私の耳元で車が来たことの喜びを教えてくれる。
「ブーブーだね♡」
次男のそのカスカスハスキーボイスの
片言がかわいくてかわいくて。
まだたいして話せない
数少ない日本語らしき言葉を使って、
喜びを伝えてくれる。
その気持ちも、またかわいくてかわいくて。
あー、こんな風におんぶして
この声を聞けること
あと何回あるんだろうー。
子どもとの時間は
その一瞬一瞬しかないと
知っていることと、
次男への溢れて止まない愛情から、
そんなことを思っていた時。
今はもう、
おんぶなんて何年も当たり前にしていない。
次男が小学校中学年くらいに、
ふざけて私をおんぶしてくれたことが
あるくらい。
今日、
夕食パスタつくりを次男にも手伝ってもらう。
私より7㎝くらい背の高い次男が、
私の右隣で作業しながら
「にゃーー」と、
声変わりしてさらに低音になった
カスカスハスキーボイスを
高めのキーにして鳴き出した。
これ、
たまにゴロゴロだらだら過ごしているときに、
私に構って欲しくてやる
猫の鳴き真似なんだけど、
隣に並んで私の方を向いての
「にゃーー」は、
おんぶのあの時と同じ感覚で、
私の右耳に優しくかわいらしく入り込み
たまんない何かでくすぐってくる。
まさか、
背を越された今になって、
あの懐かしい時が
再現されるなんて。
嬉しさ、喜び感じながら、
うーん、これでいいのかな?
不登校長くて、
同世代との関係持ててないからかな、、、。
200%かわいいだけだった昔と違って、
ちょっとだけ、
そんな気持ちがよぎりそうに、、、、
でも、今のこれが
次男の自然なんだから、
歳とか、人と比べるとかなく、
ましてや、不登校だったからなんて、
勝手に原因や理由つけることなく、
これでいいんだーと思っておこう。
だって、これで最後になるかもしれないし。
1歳の時と同じように、
「あと何回あるんだろー」より切実な
「これが最後かも」と
愛おしい出来事の日々は
怒ることも
嘆くことも
焦ることもなく
ただただ幸せを与えてくれる
我が子になるものです。
サポートいただけたら嬉しいです。今は自立が難しい長男のアート作品を使ったグッズ制作販売やそのためのスキル取得など、彼と共に生きる術に活用します。