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7分15秒で「創り続けること」の本質が分かる動画

先日の投稿で『BIG MAGIC 夢中になることからはじめよう』という本をご紹介しました。
この本は、著者のTed Talkが基になっているそうで、その講演のうちの一つがこちらです

7分15秒と短い動画ですが、「創り続けること」の本質がギュギュっと詰まっていると思います。

講演者は、大ヒット作『食べて、祈って、恋をして』の著者として知られていますが、大学卒業後はウエイトレスをしながら原稿を書き続け、出版を断られ続けるという日々を六年間過ごしたそうです。

その後、自作が大ヒットして次回作へのプレッシャーに苦しんでいたとき、彼女は、自分の心の状態が「作家になれずに苦しんでいたとき」と同じだと気づいたと言います。
一見、真逆のように思える二つの状況の共通点は「ふだんの自分から、かけ離れていること」。
先が見えなくて不安、という意味では、「失敗し続けているとき」と、「大成功を収めた後」は同じなのだと気づいたそうです。

ならば、どうやって大成功の後の不安を乗り越えればいいのか?
「失敗し続けていたとき」と、同じ方法で乗り越えよう!というのが彼女のたどり着いた答えでした。
その方法とは「自分の”Home”に帰ること」。(動画の字幕では「居場所」と訳されています。)

ここで言う”Home”とは、自分が情熱を持って全精力を注ぐことができ、結果などどうでもいいと思えるようなこと。
彼女にとっての”Home”はいつだって「書くこと」なのだから、大成功を収めた後の不安は「それまでと同じように書き続けること」で克服したそうです。
『食べて、祈って、恋をして』の次の作品はヒットはしなかったけれど、その結果に苦しむことはなかったと彼女は言います。
なぜならもう、「書くことが好きだから書く」という自分の”Home”に帰っていたから。

「あなたも自分の”Home”を見つけ出し、そこにい続けること。
もし成功や失敗が原因でその場所から追い出されそうになったら、居場所を取りもどすために戦うことが大切」
という力強いメッセージで講演は締めくくられています。
大きな不安の中、それでも書き続けることは、確かに”戦い”だと私も感じます。
ですがこの講演では、「戦い続けることで、自分の居場所への”愛情”を取り戻すことができる」とも語られています。

最後に、私の持論を一つご紹介したいと思います。

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中川千英子(脚本家)
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