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【ことりの夜の奇妙なアンソロジー】
皆さんは、ちょっとした軽はずみな言動が転がり転がって、気づいたらとんでもない大ごとになってしまったなんて事がありますか?
ぼくはよくあります。
今回は"思いつきの発言には、ちょっと気をつけた方が良い場合もある"という、教訓めいたお話です。
第一夜「壁にガムテープとは」
「壁にガムテープ」というのは
「自分には何もないと思っていても、人間誰しも何かひとつくらいは出来ることがあるものだよ」
という中国の故事に習って今考えた例えです。
油淋鶏書房「我無亭布 その成立とか発展とか色々」
ひとりでなんにも出来ないことで有名な、ことり隊長でも「壁にガムテープを貼ること」くらいなら出来る。
そして嬉々として壁にガムテープを貼ることり隊長に、周囲が「えらいでちゅね〜」「よくできまちたね〜」などと褒めるものだから、気を良くして、更に壁にガムテープを貼りまくるという不毛なループが出来上がりました。
第二夜「慢心するなかれ」
実は、この「壁にガムテープ」には続きがありまして。
数年前、ある作家さんの個展準備の時の事でした。
みんなが一生懸命展示の設営をしている最中、ぼくも一応オーナーとして、一生懸命周りをウロウロしていました。
そんな、ことり隊長の様(さま)を見て、憐れに思ったのか、ひとりが「隊長!そこの壁に、この布を「両面テープ」で貼ってもらえますか?」と言いました。
「そらキタ!」
意気揚々と「両面テープ」を貼り終り、自信満々のことり隊長を包む静寂。漂う不穏な空気。
「まさかここまでとは思いませんでした。。。」
「ちょっとひきました」
「ある種の狂気すら感じる」
なんということでしょう!
布を壁に「両面テープ」で貼るのはこうする↑のが正解だったのです。
ことり隊長はいい気になっていました。
壁にガムテープ貼れたからといっで慢心していたのです。
そしてこの事件は「自分が出来ること」と「求められている事」がマッチしなかった為、起こった悲劇。ミスマッチです。
ミス・マッチです!
この日、ことり隊長は「慢心するなかれ」と心に刻みました。
第三夜「眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー」
ぼくがnoteを始めた初期の頃から繋がって頂いているムラサキさん。
そのムラサキさんが主催し、毎月テーマに合った作品を集め、纏めている「眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー(以下ネムキ)」というのがありまして、いつも楽しみにしているのです。
で、ある日、今日中に終わらせなければいけないという書類が沢山あるという状況で、おもむろにnoteを開いてムラサキさんのページからアンソロジー参加の作品たちを読んじゃったんですね。
どの作品も、めちゃくちゃ面白いので体感時間的には五分くらいだったんですが、おそらく現実時間的には1時間くらいのめり込んでて。読み終わった後も興奮して、よせばいいのにコメントとか書き込んじゃって。
この、なんの気無しに発したひとことが後々、大変な事態に発展するとは、この時は夢にも思いませんでした。。
そして時は過ぎ。
↑時の経過を表すねこチャン
ある日。いつもより少しだけ早く目覚めた朝。
フンフフ〜ン♫
鼻歌など歌いながら珈琲片手に
「良い子のみんなは今日もどんな面白noteを書いてるじゃろか〜?」
とnoteを開くとムラサキさんの記事が目に止まりました。
。。。!?
「眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー」は毎回、次回のテーマを投票で決めているのですが、その中になんと!「壁にガムテ」とあるではないですか!?
「。。。きのせいかな」
そっとnoteを閉じました。
そしてまた時は過ぎ...
↑時の経過を表すねこチャン
ある日の風呂上がりのひととき。
フンフフ〜ン♫
熱いシャワーで火照った身体を冷ましながら、
コーヒー牛乳片手にnoteを起動します。
「良い子のみんなは今日も元気にnote更新してるじゃろか?」
ヴィィィィィン。。。フォンフォンフォン。。。(←noteの起動音)
。。。。。!?
ほげぇ〜
感嘆詞を発したあと、noteをそっ閉じ(そっと閉じ)記憶から抹消しました。
第四夜「ことり祭り」
そしてまた時は過ぎ、
自分は何も見てない、何もなかった、ネムキなんて最初から無かったんだ!と自分に言い聞かせて過ごしていたある日。
ぎゃあ〜!
冥界からの使者・ムラサキさんからコメント来た!
こんにちは!
マガジンの表紙にことり隊長の絵を描かせて頂きました。頑張りました。
今月はよろしくお願い致します!
ぎゃああ〜!!
ムラサキさん、がんばっちゃってる!ありがとうございます!
がんばらなくていいところがんばっちゃってる!(←すみません)
こちらこそよろしくお願い致します!
わっしょい!
ヘッダー画像が出来とる!
ムラサキさんががんばって描いたことり顔が妙に上手い〜!
これは いよいよ覚悟をきめねばなるまい。
目を逸らしてはだめだ!
頑張らなくていいところを頑張ったムラサキさんに報いるためにも!
全国100万人のネムキファンの期待を裏切らないためにも!
そして、この緑の地球で暮らす生きとし生けるもの達の為にも!
ひとりで10個くらい記事書いて参加するしかない!
ネムキやってましたって言ったら、書類のお仕事後回しにした言い訳になるかもしれん!
第五夜「レッツビギン!とにかく何かを始めよう」
。。。
まぁ、でもあれですよね。
「壁にガムテープ」って必ずしも=「ことり隊長」に限った言い回しじゃないですよね?
「馬の耳に念仏」とか「猫に小判」くらいよくある言い回しですよね!?
桜の木の下に死体が埋まってるのと同じくらいよくあることですよね!?
そもそも、ことり隊長って「いつも壁にガムテープを貼ってる人だよね」と思われがちですが、これは
【今、自分に出来ることを出来る範囲で全力でやろう!】
というメッセージであり、ぼくとて、ただ毎日延々と壁にガムテープを貼ってるわけではないのです!
占い師さんに「書類は向いてない」と言われても、やらねばならぬ書類を頑張ってやっているのです!
書類やりたくないです!!!
。。。なんとか最後にイイ話風に持っていこうと試みましたが、まとまりませんでした。
でも、皆さんも「壁」とか「ガムテープ」とかについて記事を書いたら、自分なんて。。とか思わずに是非、ネムキに奮って参加してみてもらえればと思います。
怖がらなくてもだいじょうぶmy friend。
ネムキ派の人たちは作風はハードコアですが、皆さん優しい人たちなので。。。
第六夜「ことり隊長とムラサキさんが腹を切ってお詫び致します」
ぼくは、栄光あるネムキの歴史に泥を塗ってしまうのではないかと、
毎日産まれたての小鹿のようにプルプル震えています。
プルプルプルプル
震えてばかりいてもしょうがないので
この企画がコケたら、「ことり隊長、ムラサキさんが、腹を切ってお詫び致します」
長男だけど腹切りたくないです!
「眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー第32集 壁にガムテープ」はこちら↑からご覧頂けます。
記事が書けた人は
こちら↑の記事コメント欄でお知らせ下さるとともに、ハッシュタグ「ネムキリスペクト」をご利用下さい。締切は毎月月末です。
との事です。。。
2020年いろいろありましたが、最後にひと花咲かせましょう!
みんな!声出してこー!