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Sipkaが出来るまで~イメージキャラクター「シプカワくん」
Sipkaを始めるに当たって、最初に着手した事は、お店の顔となるイメージキャラクター作りでした。
店の核である「全てのものには物語がある」というコンセプトを表現するためには、様々な物語を蒐集して、語る、語り部が必要だと思ったからです。
よく漫画家さんが、ストーリーの展開より先に、まずキャラクターを作る事で、そのキャラクターが生命を得て勝手に動き出す~というような旨の発言をされていたりしますが、あんな感じです。たぶん。。。
好きだったチェコアニメや、Brothers Quay のような世界観にしたいというイメージはあったので、知人であり、個人的に大ファンで作品を購入していた作家さんに、お願いするしかない!(作風がドンズバで、ヤン・シュヴァンクマイエルとも親交のある人だったので)と盛り上がって、熱い想いを語って、無理言って人形の制作をお願いしました。
作家さんは、控えめで大人しい、えっ!この人が、この強烈な(褒めてる)作品を作ってるの!!って感じの人柄でありながら、
The 作家って感じのクリエイションの持ち主なので、お店のコンセプトと、いくつかの要望だけ伝えて、あとは自由に作って貰えるようにお任せ。
途中経過を見せて貰ったりしつつ、何度かのやり取りを経て、通称 シプカワくんと呼ばれるキャラクターが誕生しました。
シプカワくんの顔部分は仮面になっており、用途に応じて付け替えが可能。Sipkaでセレクトしている作品たちは、彼が蒐集したり、作ったりしている~と言う設定なので、ノーマルタイプの仮面の他に、作品を制作する時のゴーグルの様なマスクも作って貰いました。
また、片腕はマニピュレーターのような義手になっており、どんなものでも製作しちゃいます。
アクセサリーがメインの店なので、頭頂部には、リングを使用した飾りが付けられています。
シプカワくんは、当初から、SipkaのHPや、ショップカード等の印刷物などで活躍してもらう予定だったのですが、HPのTOP画面で、ドンッ!と出てくるヴィジュアルインパクトは中々強烈だったようで、店のオープンと共に沢山の反響を頂きました。
(これは凄い!遠いけど行ってみたい等のお褒めの言葉から、なんの店なんだ!そもそも店なのか!?と言った言葉まで。。。でも、元々、Sipkaという場所をプラットフォームとして、ショップという範疇を超えて、色々な展開をしていきたいと構想していたので、この辺は狙い通りだなーといった感じなのです。。。)
また、シプカワくんの本物を見てみたい!とご来店頂く事も多く、お客様の間でも、最初のうちは、正式名称が決まっていなかったたので、「ことりさん」とか、「ことり隊長」とか呼ばれていたのですが、自分の名前(SNSのアカウント名)と混同して紛らわしいので、いつしか誰ともなく「シプカワくん(仮)」と呼ぶようになり、そのうちに(仮)が外れて、正式な名前になってました。。。
今では、シプカワくん以外にも、ひとり、またひとり。。。と仲間も増えて、賑やかな大世帯てなっておりますが、他のキャラクターたちもまた紹介していきたいと思います。