喫茶店の旅 松本・珈琲美学アベ
ブログ記事は1000文字以上書くというルールを自分に課している。
松本市の珈琲美学アベに関しては訪問時体調が悪かったこともあり、1000文字以上書けるような体験ができなかった。番外編としてnoteに残しておくことにする。
4月5日。珈琲まるもでモーニングを食べ、松本市美術館でアート鑑賞を楽しんだあと、最後に訪れたのが松本駅前の珈琲美学アベだった。
今回の「喫茶店の旅 飛騨高山〜松本〜甲府編」で訪れた喫茶店数は合計6店。旅先でも喫茶店にばかり行っていた時期もあるけど、今は数をこなすよりも体験の質を高めることにシフトチェンジしている。せっかく旅に出ているのに喫茶店の写真しか残っていないことへの虚しさもあるし、喫茶店ブームへの冷めた思いもある。
私の行動規範は「私がやらねば誰がやる」。喫茶店訪問をネット上に残すようになったのは、2014年当時大阪の喫茶店を記録する人が少なかったから。活動をはじめて10年近く経った。
現在レトロブームもあり、喫茶店に若い世代が押し寄せているという。喫茶店を取り上げたテレビ番組や雑誌も格段に増えた。
「喫茶店に足を運ぶきっかけになったら嬉しい」と思って始めたブログだけど、今は私が発信しなくても情報は溢れている。
珈琲美学アベは「47都道府県の純喫茶」で長野県代表として取り上げられているのでぜひ訪問したい喫茶店ではあった。
メニューがSNS上でバズって朝から行列ができていたことは知っていた。どのメニューかは知らずにモカクリームオーレを注文したら、これがバズメニューだったようだ。他のお客さんの席にも銅製のカップばかり運ばれている。店員さんに「注ぐところを撮りますか?」と言われたので撮らせてもらった。ミルク多めの甘いカフェオレとアイスは疲れた身体に効いた。
店を出る際、入口付近に「47都道府県の純喫茶」が飾られているのを見つけたものの、「あの本を見て来ました」と伝える元気はなかった。せっかく来たのだから山之内さんの話をしたかったが、心残りが再訪のきっかけになるし、記憶にも残る。