旅の記憶
やだ、つい格好ええタイトルにしてしまった。
娘がまだ受験も終わってないのに卒業旅行とか言い出した。予算ないなぁ…それはまあ別として。
過去の自分の無謀な旅行を思い出した。
30年弱前。スマホどころかガラケーも所持せず、ポケベルもどうだったかしら?くらいの頃。
英語力は英検3級中学生レベル。
図々しくもニューヨークに赴任したイトコを訪ねて一人旅をしてみた。
もちろん初めてでわからないことだらけ。頼れるものは地球の歩き方一冊。
困ったら即検索出来る今の情報社会とは、もはや別世界タイムトラベル級だな。
なんとかイミグレーションなどをやり切りラガーフェルドエアポートに降り立ったね。感動もそこそこに、さあバス乗り場を探すだけでひと仕事さ。上を見てゴロゴロ…横を見てゴロゴロ。人に聞こうと決意するも、なんか都会の人達なの?早いよね、動きが。「え、エクスキューズ…」くらいで立ち去る人々。空気みたいなアジア人。
結局インフォメーションにゴロゴロ戻って身振り手振り教えていただき、なんとかたどり着けた。
あ、そうだイトコに電話しなきゃ、電話電話…あった、受話器をとってダイヤルしたらなんか英語の案内が?!電話すらかけ方わからーーーん!とかなんとか1人で汗をかきながらとりあえずミッションクリアを続け、次々と巻き起こる「わからーーーん」を乗り越えてイトコに会えた時はちょっと泣いた気がする。
スマホでサクサク旅できそうな娘に話したいおっちょこエピソードは山程あるのでまた記そうっと。
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