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初めてのシールド戦でも優勝できます【ミュウツーHR争奪戦】


はじめまして。コトリと申します。

7月20日に開催されました「ミュウツーHR争奪戦」に参加し、優勝できましたので記事にさせていただきたいと思います。

まず第一に。僕はポケカを本格的に始めたのは一年半くらい前で、ゼクロムHR争奪戦は当日抽選に漏れて、今回のミュウツーHR争奪戦が初めてのシールド戦参加でした。そんなシールド戦ビギナーの僕が優勝できるまでの事前準備から優勝までを考察を交えながら振り返っていきたいと思います。

もくじ

・前日までの準備

・当日 パック開封からデッキ構築(使用デッキ)

ーーーーーーーーーーーーーーーー以下有料ーーーーーーーーーーーーーーーーー

・予選の通過率(ミュウツーSR入手まで)を一気に上げる考え方

・プレイする際に強く意識したこと、すること

 ーフシギバナ&ツタージャ

 ーカメックス&ポッチャマ

 ーリザードン&テールナー(ミラー対策多め)

 ーアローラペルシアン

大会当日

 ー試合の際に気をつけなければいけないこと

 ーおおよそのデッキ分布

 ー当日の試合結果レポート

   予選リーグ、決勝リーグ

 ー試合を終えてのMVPカード

おわりに



前日までの準備 

前日までの準備で最も時間を割いたことは「カードプールの把握」です。リミックスバウトのカードリストが公開された時から全てのカードの効果とレアリティの把握を入念に行っていました。他にはいわゆる強い、とされるカードそれぞれと相性の良いカード、悪いカードなどの理解(デッキ構築、対戦両方の面での相性)も絶対に欠かせないことだと思います。中でも生放送では対戦の様子も確認できますのですごく参考になりました。

あとはシールド戦の練習についてですが、僕は同じく争奪戦に参加する友人と事前にシールド戦の練習をしよう!ということを話していた…までは良かったのですが、予定が合わずに行うことができず。今思うとデッキ構築の際に逆に下手に意識することを増やさなくて良かったのかもしれません。


当日 パック開封からデッキ構築

迎えた当日、細かいところは省きますがパック開封からデッキ構築までのイカサマ対策の確認などが丁寧で素晴らしかったと思います。

そしてパックを開封して制作したデッキがこちらになります。

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大会直後に撮ったもののため多少見づらいのですが、ポカブは二枚で光っている部分はポケモン通信とポケモン入れ替えになります。未使用カードはこちら↓

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ここからデッキ構築を行う際に意識した箇所や、採用の理由を綴っていきます。

まず、RR以上のカードがリザードン&テールナー(以下リザテル)とドローエネルギーのURしか引けませんでした。TRもなく、この時点で組むデッキはリザテル確定でした。リザテルをメインにする際に他に炎タイプのサブアタッカーとしてエネ加速もできるエンブオー、ベンチで圧をかけることのできるエンテイを採用しました。溶接工を引くことができなかったので、エネ加速を主にロトムGX技(ぐれんのひばしら)に頼ることになると考え、残りのポケモンの枠に手札からエネルギーをトラッシュすることのできるヨマワルを採用しました。ポニータ、ギャロップを採用せずに代わりにサマヨール、ヨノワールを採用した理由としては、1-2でしか引けなかったギャロップラインの採用の不安定さを危惧したのと、ギャロップの強みである1エネで相手にプレッシャーをかけていくという動きがサマヨールでは妨害も込みでできると考えたことと、アローラペルシアン対面の際にヨノワールを立てて攻撃を一度できれば抵抗込みで40、できなくても特性しのこくいんで40、そこからエンブオーの技の160でHP200に届き倒せることを意識してのサマヨールヨノワールの採用でした。ここの採用が試合にも多く響いていて、中でもサマヨールのかなしばりで試合前半の相手のロトムやリザテルを止めたり、前半の試合テンポを握るのに非常に強かったと思っています。基本的に攻撃技を二つ持つポケモンは多くないので、ほとんどのポケモンを対面で封じることのできる侮れないカードです。

しかし、サマヨールに進化をするとHP40のヨマワルにはなかったフシギバナ&ツタージャのGX技(全体50ダメージ)を耐えられる利点や強ロック技を得るという代わりに逃げエネが増えてしまうデメリットには注意しなければいけません。相手のデッキ、使用カードをちゃんと見てヨマワルからサマヨールに進化させるか試合での場面ごとに検討しましょう。

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あとは運良く一枚は引くことのできたフィオネは迷わずに採用しました。シールド戦においてのポケモンの入れ替え手段は乏しく、一度使い山札に戻したフィオネをリザードンのシャイニーフレアでサーチして使い回す動きが妨害として非常に強力でした。特にリザテルミラーの試合では、相手のバトル場にいるエネのついたポケモンを倒すとエネが相手のトラッシュにいってしまい、GX技の加速に繋げてしまうので単純にベンチからエネのついてないポケモンを引っ張り出すだけで戦いやすかったように感じます。また、オーキド博士のセッティングでアタッカーとは別にサーチできる点も優秀でした。

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採用しなかったドローエネルギーウィークガードエネルギーについては、無色エネで動けるアタッカーがエンブオーくらいなのと(リザテルにも1枚は使えますが)ロトムとリザテルのGX技、エンブオーの特性におけるエネ加速において特殊エネルギーが基本エネルギーの純度を下げ、プレイの邪魔になると考え採用しませんでした。アローラペルシアン対策としての意識はあまり無く、自分のしたいプレイには必要ないと考えた上での未採用でした。

グッズ、サポート枠はパックから出たものをエネルギー回収以外は全て採用しています。エネルギー回収はトラッシュのエネルギーは基本的に手札に回収する場面が必要ないと感じたため不採用。エネルギー付け替えは採用を悩んだのですが、逃げエネをベンチから補充したり、エンブオーと組み合わせて奇襲をかけられたりできることがあると考え採用しました。基本的にはサポート枠はTR含め出たカードは全て採用していいと思います。


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ここから有料に入ります。頑張って書き綴りましたので、よろしければ購読お願いします。


予選の通過率(ミュウツーSR入手まで)を一気に上げる考え方

まずは優勝を目指す!といっても予選通過できなければなんの意味もありません。予選では4人リーグの総当たりで行われます。勝利数が最も高い人が通過となりますが、勝利数が同じ場合が多く出てきます(2勝1敗が2人)。その場合、

・とったサイドの枚数が多い

・とられたサイドの枚数が少ない

という優先度で予選通過者が決まります。対戦シートを机に出して記入するので同じリーグの人たちの勝利数やとったサイド、とられたサイドの枚数は簡単に把握することができる状況だと思います。ここで予選の通過率を上げる少しずるい考え方を僕なりに考えると…

相手にサイドをなるべく取らせたくない、つまり

・圧倒的に負けると思った試合はあえて種ポケモンをベンチに出さずに負ける

ということをすればそれができます。ズル賢いですね。もちろん毎試合常に全力でやったほうがいいのですが後半の巻き返しができないという確証が残念ながら持ててしまった場合はこの方法が有効になります。次に

2勝した状態で最後の1戦を迎えた場合、勝つ必要は必ずしもない。つまり

・同リーグで2勝1敗が自分の他にも出てる状態での試合では、仮に自分が負けたとしても勝利数が並びます。その場合とったサイドの枚数で決まる、なので必ずしも勝つプレイをしなくても、必要分のサイドをとるプレイを心がければ予選は通過できるということです。

僕は実際予選は全勝で通過したのですが、2勝していた時点で同リーグに3勝がいなかったため、相手のとったサイド数と自分のとったサイド数を数え、3戦目はサイドを二枚とることで予選通過できることに着目し、無理な動きをして勝ちに執着するプレイよりも安定してサイドを目的枚数とるプレイを優先しました(結果勝てたので最良でしたが)。ですので、一回負けてしまったからと諦めずに、冷静に同リーグの人たちの勝ち数、サイド数を横目で確認するくらいの余裕を持ち、ときには勝つことよりも安定を選ぶということの意識が予選通過において大切になってくると思います。



プレイする際に強く意識したこと、すること

ここからは実際に試合でのプレイにおいて、どこに重点を置き何を意識しながら戦ったかを戦うGXポケモンごとに注意すること、対策を実際のプレイを交えながら考察していきます。


まず、フシギバナ&ツタージャ(以下バナツタ)において最も意識したこと、それは…

『ベンチに逃げエネが2のポケモンはなるべく置かないようにして、ベンチポケモンにエネを常に1枚貼っておくように立ち回ること』

です。

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バナツタは特性かがやくつるでこちらのバトル場の攻撃準備の整っているアタッカーをベンチに下げ、こちらの動きを止めて時間稼ぎをしつつエネをつけ160攻撃やGX技での回復が協力なGXポケモンです。ならば対策としては、こちらのアタッカーを常にバトル場に構えながら、ベンチからひっぱられたポケモンが1エネを切って逃げ、アタッカーを再びバトル場に戻しながら攻撃をすれば有利な状況を多く作れます。そのために、リザテルのGX技ではベンチにもエネを貼る意識をしたり、時にはエンブオーの特性でのエネ加速を主にベンチポケモンへの逃げエネとしてつけていくプレイも行いました。そのようなプレイをすることで、バナツタはバトル場にいなければ特性が発動しないため、相手のバトル場のバナツタからの妨害を一切気にすることなく攻撃できる有利な対面を作るように立ち回ることができました。リザテルを使用しているのであればこのベンチポケモンに逃げエネを貼る意識をすることでバナツタが主軸のデッキに対してはタイプ相性もあり非常に簡単に戦うことができます。そのほかのデッキでも逃げエネが2以上のポケモンをあまりベンチに置かずにメインアタッカーと逃げエネの軽いポケモンだけで立ち回ることを考えるだけで戦いやすくなると思います。エスケープボードを引けているのであればさらに勝率は上がるはず。

またバナツタを使用する場合、GX技での回復のタイミングが非常に重要になってきます。ときには有利な対面を維持したり作るというコントロール意識が強く持てているバナツタは非常に強力です。脳死で攻撃するのではなく、ときには攻撃をしないで対面操作や相手の妨害に徹したり、一ターン猶予を持って回復を挟むような動きをとることが使用する上で心がけたいことだと思います。


次にカメックス&ポッチャマ(以下カメポチャ)において最も意識したことは…

『相手の場が整う前にできるのであればフィオネを絡めながら速攻攻撃をすること』

です。

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カメポチャを主軸としたデッキは基本的にエネ加速手段があまり強くありません。そのため起動に時間がかかります。加えて逃げエネも重い傾向にあります。水タイプのカメポチャ以外のアタッカーとして採用されることの多いカイオーガやホエルオーなどもとにかく攻撃するまで遅く、逃げエネが重いです。そこを叩きます。エネ加速がなんらかの手段でできるのであれば何よりも優先して最速で行うくらいでいいと思います。実際、カメポチャとあたった際は手札の残り枚数を気にせずにヨマワルの特性ひとだましんかでエネを落とし、リザテルのGX技を早く打ち、相手のカメポチャが整う前に攻撃をすることでタイプ相性が不利にも関わらずに難なく勝つことができました。フィオネを引けているのであればあまり考えずに使っていいと思います。逃げエネの重い水デッキではベンチ入れ替えをするのが非常に困難となるので相手の準備の整っていないアタッカーを引っ張り出す手段であるフィオネ一枚で結構な確率で勝手に詰まってくれます。バナツタを主軸にしたデッキではこの点も容易である上にタイプ相性も有利なのでよほどのことがない限りは勝てると思います。

カメポチャを使用する場合に考えなければいけないのは上で記載した弱点である起動の遅さと逃げエネの重さをカバーしてくれるカードを採用してデッキを組むことです。前半からカメポチャで攻撃することを考えるというよりは、しっかりと前半から動けるアタッカーを用意して、安全にカメポチャを育ててあげるという意識が大切になってくると思います。


次に今回の大会でもおそらく最も多くのプレイヤーが使用していたリザードン&テールナーに意識することですが、僕も今回リザテルを使用していたため、主にリザテルミラーにおいて意識することを多めに書かせていただきます。

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ご存知の通りリザテルの技はどちらも強力で、非常に自己完結した能力を持つカードです。ぐれんのひばしらGXでエネ加速を行い、シャイニーフレアは一度の発動だけで一気に試合を有利な展開に運ぶことのできる技です。これは使う時も使われる側も同じなので、とにかくリザテルミラーにおいては最初に技を打ちたいという意識が強くありました。この意識は実際にかなり有効で、最初にシャイニーフレアを使うことで相手の返しのぐれんのひばしらでのこんらんや、ポケモンをベンチに下げて時間を稼ぐようなプレイを妨害するために有効なポケモンいれかえや、フィオネをデッキから回収することで相手のプレイ計画を大きく崩す試合展開を作ることができます。より詳しくは、

『相手のリザテルに最初に攻撃しダメカンを乗せた方が圧倒的に有利』

になると考えました。そこで、リザテルミラーにおいてはグレートキャッチャーの早期使用もかなり有効であると思います。相手のリザテルよりも先に攻撃準備を済ませ、フィニッシュとしてグレートキャッチャーを使用するのではなく、先制攻撃するために使用することで、相手の攻撃準備の整っていないリザテルを前に出しシャイニーフレアで攻撃すると、相手は頑張ってリザテルをベンチに逃がすか、どうしようもない場合ぐれんのひばしらで此方をこんらんにさせてきます。その行動をよんで先ほどの話と繋がるのですがポケモンいれかえや、フィオネをデッキから回収しておくことがミラーにおいての勝ちにつながります。実際に、相手より先にリザテルでシャイニーフレアをうった試合は全ていわゆる圧勝でした。

何が何でも、手札を使い切ってまでもGX技などによるエネ加速をしてとにかく先に技をうつ ということがリザテルミラーで勝ちに繋がる行動になります。

リザテル以外でリザテルと戦う時にも意識することとしては基本的にはミラーとあまり変わりません。最初にリザテルを引っ張り出して攻撃しましょう。相手のリザテルとこちらのアタッカーとの対面で相手にぐれんのひばしらGXをうたせる状況を作り出せれば相当有利です。バナツタもロトムなどで早期エネ加速ができれば積極的にかがやくつるなどでリザテルを呼び出して先に攻撃すればタイプ相性の不利を気にせずに勝つこともできると考えています。リザテル軸を使っていてされると一番辛いことはリザテルに2確定ラインのダメージを先に与えられることです。回復手段が基本ないリザテルが相手のアタッカーを前にしてぐれんのひばしらGXをうつということは苦し紛れということを頭に入れておくと相手にした際に戦いやすい立ち回りができると思います。

リザテルを使用するときの意識としてはトラッシュへエネを送る手段を多く考えるということです。リミックスバウトのカードプールの中では最強のエネ加速のGX技もトラッシュにエネがなければなんの意味もありません。ローラースケーターはもちろんのこと、ヨマワルは必ずと言っていいほど一緒に採用していいと思います。また、相手にエネのついた前衛のポケモンを倒してもらうことで結果的にトラッシュにエネがいくことにもなるのでそのような点もしっかり考えてプレイしましょう。


残す一枚は問題児…
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アローラペルシアンGX(以下アロペル)です。今回のリミックスバウトのカードプールにおいてアロペルを一撃で倒す手段は闘タイプのポケモンを使う以外ありません。そこで、闘タイプのナゲキはもちろん対策として有効ですが、扱いづらさや別タイプのデッキへの採用の難しさが目立ちます。そこで、基本的には二回攻撃して倒すということが多くのデッキにおいて基本的な倒し方になってきます。そこで多くのデッキでアロペル対策に採用をお勧めしたいのがエンテイです。

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リミックスバウトにおける炎タイプのポケモンは非常に優秀です。そのため、闘タイプよりもデッキに自然に組み合わせることが多いです(炎+草や炎+超など)。そのため、エンテイはアロペル対策に組み込みやすいカードだと思います。対策に使える主な理由としては・HPが130あり、2回の攻撃でアロペルを倒せる火力がある、という点が優れています。ナゲキや他のよく使われる非GXアタッカーであるトロピウスやギャロップのHPは120以下しかありません。これはアロペルの二つの技で一撃で倒されてしまうラインです。アロペル対策にベンチで寝かせておいたナゲキがストーククローGXで倒されてししまっては元も子もありません。その点、エンテイの130というHPはアロペル対面で二回攻撃を耐えられるのがとても強いです。技もまきかえすは条件付きですが120、そこからエネをつけてほのおのたてがみに繋げることでアロペルを対面で処理することが可能です。一度の攻撃保証が非常に強力なので炎タイプを少しでも入れるデッキであればナゲキよりもエンテイが扱いやすいのではないかと思います。あとはもちろん進化元のアローラニャースを狩るのが非常に有効なのでバナツタを使うのであれば有利に立ち回れるかと思います。

アロペルを使うときには意識することは多くあります。一つは試合の制限時間です。アロペルを軸にしたデッキでは展開の若干の遅さから相手に前半はサイドをリードされがちです。こちらがようやく反撃、というタイミングで試合の制限時間が来て負けにされてしまうことも少なくない事例(それにより予選敗退)です。なのでアロペルが整う前から殴りに行けるアタッカーを採用することは大切です(炎タイプのギャロップやエンテイ、悪タイプのアローラベトベトンなど)。二つ目はなるべくアロペルデッキだと相手にバレないように後出しのような動きを心がけることです。タッグチームGXポケモンをメインアタッカーにする人が多いシールド戦においてアロペルは試合を左右できるパワーを持つ存在ですが、それゆえに相手も対策を取れるデッキを使って来ます。そこで、相手のタッグチームのポケモンの準備がさあ整うぞ、という場面で不意をついてニャースをベンチに出しアロペルの準備をすることで相手の試合計画を大きく崩すことができます。勝負の前半から大きく前に出していくというよりは、影の支配者というようなイメージをもつカードだと思います。そのため、アロペルは他のタッグチーム軸のデッキにも入った優勝レシピも多く見られるので、パックから引くことができた際は専用デッキを組むこと以外に別の軸のデッキに組み込むということも考えることも意識に入れておきましょう。


大会当日

ー試合の際に気をつけなければいけないこと

当日の試合までの流れとしては、イカサマ対策としてパックを分ける人とお互いにカードのチェックをしあったり、外出時には店舗の方で用意された袋にデッキなどをすべて預けていくなど、徹底された管理がされていました。しかし油断せず、試合中は自分の手札にずっと集中するのではなく対戦相手の挙動もしっかりと自分の目で確認することが必要になってきます。

実際に予選の時に隣の卓の試合を見ている際にカードの効果を間違えて使用しているにも関わらずにそのままゲームが進んでいるケースがありました。(対戦相手が気づかない場合はそのまま続行のため外野が言うのはあまりよくないです)なのでカードの効果をしっかりと理解した上で相手のカード効果のプレイミスなどをしっかりと告発できるように緊張しすぎずに少し相手にも目を配るくらい気持ちに余裕を持って大会に臨みましょう。

ーおおよそのデッキ分布

当日僕が参加した大会のおおよそのデッキ分布は、

リザテルと超タイプのデッキバナツタ(草タイプメイン)草タイプと炎タイプのハイブリッド(リザテルとバナツタが入っている)アロペルカメポチャ

というような感じでした。決勝リーグに進んだ8デッキもざっとですが6人がリザテルと超タイプのデッキで、残りが草と炎のハイブリッドデッキだったように見受けられました。つまり、リザテルデッキを使う場合ほとんど決勝リーグではミラーになると思ってください。そのため、上部のカードごとの対策に記載したリザテルミラーにおいての心がけは是非実践していただければと思います。アロペルはカードごとの箇所で述べた通り圧倒的に有利な試合をすることができずに予選で落ちる割合も高いと思っています。それゆえ、決勝リーグにいるアロペルは他のデッキにこっそりと組み込まれていることが多いのでより注意と対策が必要です。

ー当日の試合結果レポート

ここからは僕の試合結果をのせつつそれについてレポートしていきます。

予選リーグ

1 戦目:VS リザテル&バナツタのデッキ    4-0で勝ち 

先行を取れて、その上先行ジャッジマンを決めた上先行2ターン目にぐれんのひばしらGXでエネ加速がでシャイニーフレアにつなげました。相手はバナツタを前に出しリザテルをベンチに下げて来ましたがしっかりと入れ替えを用意できていたのでそのままバナツタを落として勝ち。こちらがぶんまわりでした。

2戦目:VS カメポチャとあくタイプのデッキ 4-0で勝ち

相手がアローラベトベターとフィオネスタート、こちらもあまり強くない手札でしたがオーキド博士のセッティングからフィオネとリザテルを展開し、フィオネにより相手を動けなくしてる間にリザテルの準備を整えシャイニーフレア。相手がカメポチャをベンチに出せた時にはすでに準備も間に合わず強引にリザテルで突破しました。対戦後話を聞くと、エネ大量ドローで事故っていた様子で『エネ全然入れてないのに…」と嘆いていて、水メインの構築の難しさを感じました。

3戦目:VS バナツタ 4-1で勝ち

かなりきつい試合でした。相手のバナツタにウィークガードがついた状態でうまくコントロールされ先制攻撃をされてしまいます。しかし、エンブオーがたち攻撃でき、相手のバナツタも2確ラインに持っていくことができ、相手はエンブオーを倒したら裏から3エネのついたリザテルという状況になり、こちらの山札が残り1枚だったのでヨノワールをひっぱり放置してエンド、おそらく次ターンエネを引けたらGX技での回復してこちらを詰ませてライブラリーアウトを狙っていたと思います。ですが、そこをしっかりとカバーするようにエンブオーの特性でヨノワールにも逃げエネを二つつけていたので、エネルギー付け替えで逃げエネ供給して裏からエネ3のリザテルに手ばりシャイニーフレアで勝ちでした。エネルギー付け替えが決め手になったのと、バナツタ対策としての逃げエネを貼る意識がしっかりと効いた試合でした。


決勝リーグ

1戦目:VSリザテル 4-1で勝ち

リザテルミラーでした。向こうはドロソがなく無理やり手札使い切ってまでロトムからのリザテルでエネ供給をしていましたが、こちらはエンテイで圧をかけつつ着実にリザテル準備からのフィオネを使いながらうまくエンテイをリザテルで倒させなければきつい状況をつくらせ、エンテイきぜつからのリザテル対面を作ってぐれんのひばしらGXでこんらん、相手のリザテルを逃げさせそのままテンポを取れて勝利。この試合もかなり危なかったのですが、フィオネで相手のエネのついたロトムを無視してエンテイでひたすら牽制する動きが取れたのがよかったと思います。ヨマワルの引けてないリザテルに対してはとにかくエネのついたバトル場のポケモンを無視する動きが相手の準備遅延に繋がりました。

2戦目(準決):VSリザテル&バナツタ(草と炎のデッキ) 4-1で勝ち

相手に先行を取られ、相手ザングーススタート。ザングース入れ替えからの序盤トロピウスで攻撃して圧をかけてきましたがそのトロピウスをフィオネで流し、その隙にヨマワル特性からぐれんのひばしらGXが決まり相手の後続アタッカーが出てくる前に押し切る形で勝利。オーキド博士のセッティングからリザテル、ヨマワル、フィオネを展開できるのでとにかく攻めるスタイルが非常に強力だったと思いました。

3戦目(決勝戦):VSリザテルと超タイプ 4-1で勝ち

完全にミラーでした。じゃんけん(相手が緊張していたのでグーをだすと思いパーを出し勝てた)で先行をとれたのが大きく、オーキド博士のセッティングからいつも通りのリザテル、ヨマワル、フィオネの展開ができ、先行2ターン目でぐれんのひばしらGXを使えました。その後相手もリザテルの準備を進めましたがグレートキャッチャーで相手の1エネついたリザテルをひっぱりシャイニーフレアをうちこめました。山から入れ替えとエネを回収し、相手がどうしようもなくなりリザテル対面で2エネのGX技を使いこちらのリザテルをこんらんにしてきた時点で勝ちを確信できるプランでの早期グレートキャッチャー使用でしたが、相手がその期待通りの動きをしてくれて、そのままこんらんリザテルにポケモン入れ替え、逃げエネはり逃げてシャイニーフレアで勝ちでした。かなりリザテルミラーにおいての勝ちプランが完璧にできて難なく決勝を勝つことができました。


-試合を終えてのMVPカード

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かっこよくリザテル!と言いたいところですが最も活躍して勝ちにつながったカードはオーキド博士のセッティングだと思います。パックの引きでドローソース(ローラースケーターや溶接工、アンズなど)を全然引けなかった代わりにオーキド博士のセッティングを二枚引くことができたのがとてもラッキーでした。

このカード一枚で水以外のデッキではメインアタッカー&サブアタッカーや補助ポケモン&フィオネ を確実にサーチできます。正直他のドローソースを使えなくてもこのカード一枚を試合序盤に打てれば勝ちの確率はグッと上がると感じました。


おわりに

今回勝利後の店員さんに「慣れていましたがシールド戦はなん回目なんですか?」と聞かれ、「昨年のゼクロムは参加抽選で負けたので今回が初めてです!』と。初めてのシールド戦でしたがカードプールをしっかりと把握し、強いとされるポケモンたちの対策をしっかりと練っていくことで優勝することができました、初めてシールド戦に参加をする方もチャンスがあることを忘れずに、頑張って欲しいと思います。

しっかりとイカサマ対策もされていたり、当日抽選以外にも参加しやすい環境も今は整っているので参加のハードルも、安心感も強くてとても良かったなと感じます。運営の方やジャッジの方に感謝を忘れずに参加して欲しいなと思います。


最後まで記事を読んでくれてありがとうございました。

みなさんの検討をお祈りしております。

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