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2023年5月の記事一覧
ハミングバード⑤【2021~】
今も、そうなのだろうか。
私の大学生活をありのまま昔の自分に言っても、多分信じては貰えないだろう。友達が増えた。考えられないほど、増えた。
何故か入学初日から人に恵まれた。何故か学部のLINEグループを作った。何故か入学式後の写真撮影を先導していた。何故。何故なんだ。
サークルは元々入ろうとしていた軽音だけでなく、友達経由でアカペラにも入った。眩しい記憶が多い。とても、幸せだ。
幸せ、なん
ハミングバード④【2019~2021】
体育祭と言えば、応援合戦。もとい、踊。
この時期が近づくと昼休みや放課後にダンスの練習が始まる。面倒が前に出つつ何だかんだ真面目さを隠せない私は、友達と練習しに学校の中庭へ行く。おかげさまか、全く関わりのなかった団長や副団長ともそこそこ顔を知り合う関係になった。
話は飛び、文化祭。
中学生時代に規則上経験できなかったイベントがある。後夜祭だ。
有志のパフォーマンスや、学生の主張オマージュな
ハミングバード③【2018~2021】
世間で言う高校生に進学した時期、中高一貫校に進学している者はまたの名を中学4年生の時期、私はYouTubeを見ることにどハマりしていた。主にゲーム実況を好み、数少ない友達と見ている動画は多く被っていたように思う。
ある日、1人の実況者がいつもとテイストが違う動画を投稿する。ベースを弾いてみた、というもので投稿主が楽器を弾けることを初めて知った私はその動画を覗いてみた。
私のフィルターバブルをぶ
ハミングバード②【2015~2018】
それは中学一年生の夏休み、部員で行ったカラオケがきっかけだった。
文化祭のメインステージ企画に部活対抗カラオケ大会があり、誰がステージに立つかを点数の高い順に決める、というもの。
私は3年振りのカラオケにウッキウキだったものの、ステージには絶対に出たくなかった。ぜったいに。ぜっっったいにっっっ。
必殺奥義“ロングトーンでビブラート禁止!!”を自分に言い聞かせながら80点をギリギリ切る程度の技
ハミングバード①【2003~2015】
私は生まれた時から変な人間だった。
ベビーベッドにいる時から私は“作曲遊び”をしていた。頭の中で勝手に流れてくる楽器隊のメロディに合わせてリードのメロディを適当な歌詞と共に歌う。
独り言の進化系を生まれて間もない頃からやっていた訳だから、傍から見たら相当心配される存在であったことは想像に容易い。それこそ、3つ上の兄は重い知的障がいを持っており、弟分の私も「ヤバくね?」と親に思われていたのではな