映画「パンズ・ラビリンス」感想

 リアルとファンタジーは対立概念ではない。現実が辛いから幻想に逃げ込むのか。幻想が現実での達成を困難にすると思うか。それは脆弱な思考だ。最後の場面で政治批判へと大きく軸足が傾き、子どものファンタジーを大人のリアルが蹂躙した形となった。私はこの救済を信じることができない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?