カフェの夢、52日目。<番外編>
昭和の考えのもとに育ち、
同年代には共感されるかもしれないけど。
仕事=我慢と忍耐。
生きるためにお金は必須。
個性なんて考える隙間もなく
周りについていくのに必死で、
思い返せば、
就職した20代の2年目から
体調不良だったのに
ごまかしごまかし、
というよりも
『ついていけない、私が悪い。』
なんていう自己否定の元に
20年後の40代寸前に
骨と皮になるまでの病弱になって
『動けなくなって、強制終了』にまでなった。
それでも、
「人生、諦めたくない」
「まだ、私何にも叶えてない!!」
そんな真面目な思考の元に
声を震わせつつも、ご縁あって
『エッセイストです。』と
公共の電波に声を乗せてしまって。
↑
コミュニティFMの
ほんの一コマだったのに、強烈に緊張した。
その後10年して、復活。
この10年のうちにも、
たくさんの”無謀な挑戦”までしてきた。
『真面目が、ダメなの???』
薄々、自覚はしていたものの
仕事上は
”真面目さが力を発揮するはずだ” と
微塵も、
疑うことは無かった。
『そうは言っても、
親に頼り続けるわけにも、いかない。』
2年半前に
失業手当の申請と共に
友人に教えてもらった
『職業訓練校』へ通って
3ヶ月真剣に学ぼうとした。
クラスメートには恵まれたから
それはそれで、幸運だったけど。
(^^)目的は、達成せず・・・。
↑
いつだって「副産物」人生。
派遣にも、アルバイトにも
挑戦しては「体調不良」が起きる。
せめて、
好きな油絵を描きながらでも
仕送りを受ける
学生バイト並みに、自分で稼げたら・・・。
そこは、
大人なら外せないと、思っていた。
(^^)で。
2023年6月。
『真面目にしてきたから
個性を失って、自己否定だったんだ。』
その結論に、至る。
コーヒーの焙煎に至ったのも
『もう、働くことしない。』と
何度目かの諦めの後に
『じゃ、おうちでできることは?』
『喜んで続けられることは?』
そんな思考を重ねてのことだ。
背景には『支配エネルギー』に対する
我慢の限界。
特に男性性の
「戦う」「相手の優位に立つ」
「俺に従え!」のエネルギー。
これは、私自身にも、
働く女性たちの中にも、
「当然のように」存在している。
(男性だって、女性性を持つから
どっちにしてもみんな、矛盾に苦しむ。)
『働く場』に習得してきたもので
当たり前になって習慣化したもの。
昨年も、
同じことは体験していた。
『若手にまで、
それが伝わってしまったんだ。』
20代半ばの
一番活躍できる若者が
未熟とはいえ
そのエネルギーを使って仕事をしている。
これは「私たち世代」の
在り方の反映にすぎなくて
”解消していく”
責任があるとも、感じた。
『若いから』
当人を責める気はしない。
でも、そのエネルギーを向けられて
「仕事中だしな」と、
我慢してしまう自分にも
限界を設けておかないと
”身が持たない”と、悟った。
(ちなみに、若手には寛容だけど
同じことを年配者がやってると
キッパリと軽蔑してしまう・・・。)
↑
個人としては
嫌わないけど、社会人とか
組織人としては、どうかなと
その場を離れるしかなくなる。
(^^)お恥ずかしながら、過去の背景。
そして、もう一つ。
コーヒー好きだからこそ
”許せなかった”こと。
『美味しいコーヒーを提供したい』
その意欲は素敵だけど。
コーヒー豆や
淹れたコーヒーを
時間ごとに廃棄していく
その決められたシステム。
企業努力もあるだろうし
スタッフもロスの軽減には
それなりに
配慮しているけど。
『それ、豆の生産者に
思い切り失礼じゃないの???』
もし、現地の人が
日本にやってきて
その廃棄状況を見たなら
嘆くだろう。
憧れていたはずの職場で
そんな無駄遣いの現場を見て
そんなことを
想像してしまうのも『私』だ。
(^^)⇦祖父が”農家経営者”だったDNA。
昭和の『もったいない』思考も、
『残しちゃいけない』思考も、
充分に、反映されているけど。
真面目なだけに、
許せなさがむくむく湧いてくる。
それなら少量の豆で
「今すぐ」淹れたものを
目の前の人に
数分間「待ってもらっても」
ゆっくりいれる方が
一杯一杯が豊かな飲み物になるはず。
(^^)こんな背景が
『カフェの夢』の原動力❤️
怒りのエネルギーは
ぶつけるんじゃなくて
前に進むための
行動力に変換すればいい♫
(いい感じに効率よくなる)
たぶん、
ここまでいい仕事を
世の中に広めてきた
人たちは同じく。
情熱の中に
こっそり怒りも
ブレンドしてるんじゃないかな?
なんて、思う。
大切に育てられたお豆を
ちゃんと大切に焙煎すること。
この引き継ぎが
新しい世の中を
これからも
生み出し続けていくんだろう❤️
20代の頃には
「定年退職まで、こんな会社で働くなんて嫌!」
そう思っていたものだけど、
50代にもなると
『いや、せめて80歳まで
あと30年は、個人的に活躍したいよね♫』
そう言えるように
ここまで成長してきた自身を
こっそりと
美味しい美味しい
コーヒーで、お祝いしておく❤️
孫には伝えられないけど、
甥っ子姪っ子の
そのまた子供たちの世代には
ちゃんとその姿勢を
暮らしの知恵とともに
引き継いでいけたらいいな♫
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