日商簿記検定について 前編
私は現在「日商簿記3級」の資格を持っており、「日商簿記2級」の資格取得を目指して勉強中である。
そこで今回のnoteでは、私が現在学んでいる「簿記」について整理し、「簿記」を学ぶ意義を再確認したいと思う。
日商簿記検定とは
「簿記は、企業の経営活動を記録・計算・整理して、企業の経営成績と財政状態を明らかにする技能で、この習得度を測るのが、日商簿記検定試験です。」
上記の記述が、東京商工会議所による日商簿記検定の定義である。
と書いてみたものの、このnoteでこれ以上詳しく「簿記」について述べるつもりはない。
今回のnoteの目的は、私の簿記遍歴をまとめることと、これからどのように「簿記」と向き合っていくかを定めることだからだ。
では、早速私の簿記遍歴から書いていこう。
簿記の学び始めたきっかけ
私が最初に「簿記」に触れたのは、大学2年生の頃だったと思う。経済学部に入った私は、なんとなく資産形成に興味を持つようになった。そして、資産設計について調べる過程で出会ったのが「両学長 リベラルアーツ大学」というYouTubeチャンネルである。
「両学長 リベラルアーツ大学」の詳しい説明についても、今回は省略させていただく。
この「両学長 リベラルアーツ大学」でお金持ちになりたいなら学ぶべきと紹介されていたのが「簿記」と「FP」の2つの資格である。
この2つの資格に興味を持った私は、まず手始めに「簿記」の勉強をすることとした。
※なお、「FP」については、別のnoteにて改めて書いていく。
私が簿記を最初に選んだ理由は主に2つ。
1つは、自身の数学アレルギーを克服するためだ。数学が苦手で文系を志した私にとって、簿記はかなりハードルが高い資格である。ただ、大学に入学した時点で、これからはまず自分の苦手に向き合っていこうと決めていた。そこで、思い切って簿記の勉強を始めてみようと思ったのだ。
もう1つの理由は、就職活動に活かすためだ。一般的に、「FP」は金融業界や人事総務といった限られた範囲でしか、就職活動に役立てられないとされる。一方、「簿記」は2級まで取得することで多くの企業に一定程度評価され、かつ極めれば経理として専門分野を持てると考えていた。
他にも理由はいくつかあったが、とりあえず「両学長 リベラルアーツ大学」で紹介されていた「クレアール」という資格スクールを用いて「簿記」の勉強を開始した。
コロナによる試験中止
「クレアール」を用いた簿記の勉強は、自分が思っていたよりも順調に進んでいた。初めての資格勉強だったこともあり、当然全てを効率よくできたとはいえないものの、日商簿記3級の分野までは滞りなく終わっていた。
この調子で3級と2級同時合格だ、と意気込んでいた私は、しかし簿記の勉強から一度離れることとなる。そのきっかけは、新型コロナウイルス感染症の拡大による第155回日商簿記検定試験の中止である。
受けようと思っていた試験が中止になり、試験勉強に余裕が生まれた。追い詰められないと頑張れなかった当時の私は、余裕が生まれた時点で、継続して「簿記」を勉強するモチベーションが保てなくなったのだ。
加えて、私は飽き性な性格が災いし、大抵の物事は1か月から3か月でやめてしまう。そしてちょうどこの頃、「簿記」の勉強を始めてから2か月程度経過していた。
少し「簿記」へのモチベーションが下がっていたところで、試験がいつ受けられるかわからなくなった。そこで、「クレアール」2級講義を一度受け終わった時点で、勉強しなくなってしまった。
講座から講義、そしてまた
それからしばらく「簿記」の勉強はしなくなった。ただ、2級どころか3級の資格すら取っていないことに対して、モヤモヤした気持ちがどこか残ってもいた。
そこで、学びなおしの意味も込めて、大学3年生の履修登録で「簿記」の講義を取ることにした。一応「簿記」の勉強をしたこともあるため、そこまで苦労せず単位を取れると見越しての行動でもあったが、一番の動機はやはり「簿記」を修めたいという気持ちだったように思う。
大学での「簿記」の勉強を通して、自分の「簿記」に対する理解がいかに未熟であったか実感することとなった。特に工業簿記については、ほとんど一からのスタートだったと言っていい。
しかし、だからこそ大学の単位が取れる程度には再び「簿記」を勉強したことで、更に「簿記」を学びたいと思うようになった。
「クレアール」は予定試験日から1年間はいつでも講義を見ることができる。そこで、春休みが始まると同時に、私は再び簿記の勉強を開始することとした。
今回はここまで、以上コトレでした。