アバウト・散歩・タイム

ネットで何でもできちゃうな
欲しいもの手に入っちゃうな

でも肌が触れ合う時間よりも
肌でカルチャー知る時間よりも
欲しいものなんて何もない

自粛 粛々と日々を生きる
丁寧な暮らし 虚しさ騙し騙し
表面だけのただの洗脳
心 どれだけ 動いてんの?

特に何か得なくても良い
ただ この命さえあれば
密かに未来に期待したい
ただ この命燃やしたい

by kotono in midnight

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こんにちは、琴乃です。
今日はタイトルの通り散歩についてです。想像力を膨らませて読んでみてください。

ちなみにふたりのことはワンコたちと言います。ウ〇コと読み間違えないようご注意ください。

左 ハッサク ♂ 右 コナツ ♀
ある日のふたり。↓

訳あって、先日のワンコたちとの午後の散歩は1時間する必要がありました。いつもは20分くらいです。
なので普段と違うコースにしようと思い、小学校の通学路で学校まで行って、帰りは下校する時に通っちゃダメだった道を通ろう。と思いつきました。

20~15年前とかになるんですよね、小学生時代って。
小学校の近くの細い道は、古くて立派な家がたくさん並んでたんですけど、さすがに当時とは景色が違ってました。
そりゃ私も、酸いも甘いも知るわな。と思うなどです。(何言ってんすか?)

やけに静まり返っているその道を歩いていると、一際デッケェ家の前で、おばあさま達が井戸端会議をしていて、通りすがりにワンコたちを"最近の犬は小さくて可愛いわね"と褒めてくれました。
視野が狭ぇ褒め方だなと思いました。(やめなよ)

当時は学校に行きたくないと思う日も多かったので、徒歩15分くらいのこの道もイヤに遠かったのですが、この日はすごい近く感じました。
単純に歩幅がデカくなっただけかもしれないし、ワンコたちを見てるだけで楽しかったからかもしr

「ゥワン!!!オン!!!」

あらやだ、学校の前のこれまたデッケェ家にゴールデンレトリバーがいて、ワンコたちに向かってブチ吠えかましてます。家もデッケェなら犬もデッケェ。

ちなみにワンコたちは同じような小型犬ならめっちゃ威嚇して吠え散らかすくせに、大型犬にはめっちゃビビるんです。え?性格悪くね?笑
ゴールデンの雄叫びにパニクりながら、ふたりが必死で助けを求めてきたので、励ましながらそそくさと逃げました。笑

実はふたりを家族として迎える前に、ラブラドールレトリバーのジュンとも暮らしていました。優しい笑顔を思い出します。
私より彼の方が力持ちなので、ふたりきりで散歩することが出来なかったことが今でも心残りですが、コナツとハッサクと私とジュンと、4人で散歩してるような気持ちになれば良いですよね。とても楽しい気持ちに。

折り返し地点で少し休憩してから、何気なく通ってた幼稚園が目に入って、(小学校の側にある)せっかくなので久しぶりに門の前まで行ってみました。
こんな状況だから園児はいない、それはわかる、でも門も建物の扉も開け放してる…?!
♪開け放した窓に 廻る乱舞のDEEP SKY
Ah 仰いで…

大丈夫なのか?心配性なので誰かいますかと叫びかけたけど、います、と誰か出てきても困るので、グッとこらえました。

幼稚園ではとにかくおままごとばっかりしてました。赤ちゃん役が多かった気がします。基本脇役でしたが、たまにめっちゃ重要な演技任されてた気がする。どんなストーリーなん。
1人、何がなんでもお母さんをやりたい女の子いたなー。意志の強さ、持ち続けてるかなー。どんな大人になってるのかな。いや、興味ねぇわ。(やめてってば)

当時を思い出し穏やかな気持ちになってましたが、ふと我に返るとしばらく立ち尽くしてることに気づき、不審者と間違われないようそそくさと逃げるように幼稚園を後にしました。

今日だけで逃げるの2回目。逃げるは恥だが役に立つ。(もう静かにして)

そういえばワンコたちは静かに待ってくれてたけど、空気を読んでたのかな。というか、におってたのかな。とか言って。

下校する時に通っちゃダメだった道は、車通りが多かったり、森に繋がってる…?わけのわからない脇道がいくつもあったりと、小学生には確かに少し危険な道なんですよ。
子供の頃は、些細な冒険心さえあれば、いつでもどこでも大冒険が出来てたなぁとしみじみ思ってしまいました。
人生に迷ったら、頼るのは些細な冒険心だけでじゅうぶんなのかもしれません。
子供の頃は誰もこんなこと、教えてくれなかったけど。
人生1回きりなんだったら、たくさん失敗して大冒険する方が面白い。人生を愛しながら生きていきたい。

なんて考えながら、わけのわからない脇道を全てスルーして進むと、タバコを吸ってる足腰のしっかりしたおじいさまがニコニコしながらこちらを見ていました。
ワンコたちはその人より道から漂う仲間たちのにおいに興味津々でしたが、

「めちゃくちゃお利口さんやんか。なぁ?」
「めちゃくちゃお利口さんやわ。」

と、めちゃくちゃふたりを褒めてくれました。
「いやそんなそんな、ありがとうございます。」
と普段からお利口さんかのような返しをしてしまいましたが、ふたりが黙ってたのは奇跡でした。
あはは〜と笑って誤魔化しながら、去り際に思い出したんですよ。

あのおじいさま小学生のときの"行き帰りの挨拶"のおっちゃんや

と。
防犯対策で、登下校時に通学路の何ヶ所かで保護者の方が立ってくれてませんでしたか?
そう、その中でも特に挨拶が快活としていて、みんなのおっちゃん!て感じの人だったことをよく覚えています。

今思うと、あの役割がどれほど大切かを痛感します。
ありがとう、みんなのおっちゃん。肺を大事にしてくださいね。

ワンコたちはお利口さんと褒められたからか、疲れたからか、ラストスパートずっと静かでした。こちら的には楽でありがたかった。笑

また来週も1時間散歩する日があるので、どんな道を行こうかなーと考えるのも楽しみのひとつになっています。

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