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#演奏会
「和と洋の響演 上下天光 其の参」
バリトン・ピアノ・篠笛・箏という不思議な4人組。
音楽の玉手箱を開けたかのように、きらめく曲が次から次へと現れて、目を離す、もとい、耳を離す隙もありません。
実は超絶技巧満載らしいのですが、それを全く感じさせず、さらりと演奏されている4人をみていて、以前パーカッショニストの會田瑞樹さんがおっしゃっていた言葉を思い出しました。
「音楽の下僕たれ」
まさに、音楽の下僕たる4人組です。
前半は、二人
「第9回 山本亜美 箏 二十五絃箏リサイタル ~手繰る、みちしるべ~」
昨年行きそびれてしまった山本亜美さんのリサイタル。
ようやく行くことが出来ました。
今年のテーマは「手繰る、みちしるべ」
様々なご縁が繋がり実現したという、貴重なプログラムを披露してくださいました。
まずは何と言っても、「太助箏」
江戸時代の名工、菊岡太助が作った箏が、100年以上の時を超えて、舞台に登場しました。
美術館のコレクションになってもおかしくない、骨董品のような楽器です。
それが、
「箏三重奏アンサンブル 糸が織りなすハーモニー」
箏の演奏形態は、一人の独奏から、大人数の大合奏まで、様々です。
中でも少人数のアンサンブルは、演奏者同士の息づかいや掛け合いがダイレクトに感じられて、曲の情景と共に、それらも味わうことができます。
今回は、幼少の頃から同門で切磋琢磨されてきた3人の演奏会。
お互いを知り尽くした阿吽の呼吸と、仲の良さが伝わってくる、とても心温まる会でした。
それぞれ春色のお着物で始まった前半。
折しも、3日
「高畠一郎 箏三絃十七絃リサイタル」
10月16日には箏のリサイタルを開催された高畠一郎さん。
伺ったのは11月3日の箏・三絃・十七絃のリサイタルです。
演奏曲はいずれも、原曲は昔ながらのお箏の曲。
これらが、高畠さんの手のかかると、古典だけど古典じゃない、とても、音が楽しい「音楽」会でした。
「嵯峨の秋幻想」高畠一郎編作曲2018
原曲は明治に菊末勾当により作曲された箏2面の曲「嵯峨の秋」です。
「嵯峨の秋」は平家物語「小督の