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#箏の波
「和と洋の響演 上下天光 其の参」
バリトン・ピアノ・篠笛・箏という不思議な4人組。
音楽の玉手箱を開けたかのように、きらめく曲が次から次へと現れて、目を離す、もとい、耳を離す隙もありません。
実は超絶技巧満載らしいのですが、それを全く感じさせず、さらりと演奏されている4人をみていて、以前パーカッショニストの會田瑞樹さんがおっしゃっていた言葉を思い出しました。
「音楽の下僕たれ」
まさに、音楽の下僕たる4人組です。
前半は、二人
「第9回 山本亜美 箏 二十五絃箏リサイタル ~手繰る、みちしるべ~」
昨年行きそびれてしまった山本亜美さんのリサイタル。
ようやく行くことが出来ました。
今年のテーマは「手繰る、みちしるべ」
様々なご縁が繋がり実現したという、貴重なプログラムを披露してくださいました。
まずは何と言っても、「太助箏」
江戸時代の名工、菊岡太助が作った箏が、100年以上の時を超えて、舞台に登場しました。
美術館のコレクションになってもおかしくない、骨董品のような楽器です。
それが、
「二十五絃箏製作30周年記念フェスティバルコンサート」
野坂操寿先生が二十五絃箏を製作されて30周年とのことで開催されたコンサートです。
二十五絃箏ばかり16組。
13時から19時(途中休憩あり)という長丁場。
聴くにも覚悟がいるなあと身構えて行きましたが、あっという間でした。
なにしろ、出演者の皆さまが、一度は聴いてみたかった演奏家の方ばかり!
コロナだったり、遠方でご活躍の方だったり、タイミングがどうしても合わなかったりして、泣く泣く諦めていた方