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菌の声を聴くー暮らしやすいように菌ちゃんがしてくれているんだよ

約46億年前に誕生した地球には、酸素はなく、草花の生い茂る光景もなかった。海は灼熱のマグマで満ちていた。
その後、約40億年前に海ができて初めて海中に生命体が誕生。
約27億年前に、光を使い二酸化炭素と水から有機物を作り出す生物(光合成細菌)が誕生し、酸素を作り出したことで、地球は生物の星となった。

そう!地球を暮らしやすいようにしてくれたのは、菌ちゃん(微生物)たちなんだ!

そして、今、地球温暖化の原因の一つとされているメタンガスを作るメタン生成菌。
一見すると悪いやつのようだが、実は地中深くメタンが眠っている恩恵で地球は温暖な状態を保っている。
また、真菌である白色腐朽菌は、ダイオキシンや環境ホルモン、プラスチックの分解をしてくれることもわかってきて、現在注目されている。

このように菌ちゃんのことを知れば知るほどに、私たちが当たり前に享受している暮らしやすい環境は菌ちゃんのお蔭であることに気付かされるだろう。

では、そもそも「菌」とは何だろう?

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「菌」という漢字は、中国の古典に由来しています。古代中国の自然哲学では、万物の生成や変化に関わる微細な要素を「菌」と表現していました。日本においては、明治時代に西洋から細菌学が伝わると、これら微生物を指す言葉として「菌」が用いられるようになりました。

『漢字の語源図鑑』より引用。
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このように、「菌」とは、万物の生成や変化に関わる微先な要素で、そんな微細な要素があったからこそ、生命の誕生にも繋がってきている。

現代は今まで目に見えない世界だった菌やウイルスがどんどん見えてきている時代でもある。
そう考えると、菌ちゃんたちの存在を無視できない時代の到来とも言えそうだ。

もはや除菌、殺菌なんてしてる場合ではない。
私たちは菌ちゃんが与えてくれている大いなる愛と恩恵に感謝する必要がある。
そして、新参者としての人間は大先輩である菌ちゃんたちに敬意を払って生きていく姿勢が求められていると思う。

菌ちゃんを敵に回してもいいことなんかない。
菌ちゃんと仲良く共生していく。
私たち人間の幸せのためにも、菌と共にすべてのいのちを生かす生き方に舵を切ろう。


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