ストーブでの発酵あんこ作りと子育て

こんにちは。こぐまのままです♪

突然ですが・・・
私は発酵あんこを作るのが好きです。
それもヨーグルトメーカーや炊飯器を使わずに土鍋とストーブでコトコトと作るあんこ作りが。
これはめちゃくちゃ手間がかかるし、すこぶる面倒臭い。
元々私は超面倒臭がり屋なのだが、何故だかこれだけは別らしい。

何が好きなのか、自分なりに考えてみました。

最初は硬い粒の麹、小豆と一緒になる様子など全くない。
しかし発酵が進むと柔らかくなってくる。
「わたしはわたしよ」と主張していたはずの麹がいつの間にか柔らかくなって小豆と仲良くしている。私はこれを見るのが好きなのです。

麹というお方は、少し温度が高くなり過ぎると活動できなくなるくせに、逆に温度が低すぎてもやっぱり活動しなくなる。
故に30分おきくらいに鍋をチェックする、鍋内の温度が均一になるようにくるくるかき混ぜる。なんだ、この手のかかるやつは。笑
んーむ、このすこぶる面倒な作業を私は以前やっていた記憶があるぞ。
わたしが思うに、ストーブでの発酵あんこ作りは新生児の面倒を見るのに似ている気がする。
お腹すいたよー、おしりが気持ち悪いよー、眠いよー
なんやかんやとこっちの都合お構いなしで「構ってくれい」というあかさん。
鍋でせっせと発酵を進めておる麹君も似たようなものな気がするのだ。

考えてみると、
とんがっていた麹が鍋の中でゆっくりと柔らかくなっていく様子は、
少し前まで母のお腹にいたあかさんが地上に生まれいでて、ぎゃあぎゃあ言いながらこの世に順応する様子に似ていやしないか。
もしくは親になる前までは常にポーカーフェイスで何が起ころうと沈着冷静だった男性が子供の世話をするうちに表情豊かとなり柔和な雰囲気を纏うようになっていく様子にも。

麹にハマったきっかけは発酵あんこだった。
発酵がすすんでいく様子を眺めるのがなんか好きだ。
(夫が言うにはとってもうっとりとした表情で眺めているらしく、その様子が夫にはとても興味深いらしい。)
どうして麹や発酵にハマったのか、私の中でずっと謎でした。
もしかしたらそれはこの世の中にいまいち順応しきれない自身と重ねているのかもしれない。

そんなことを考えながら、今日も私はストーブであんこを作るのです。
少し前までポーカーフェイスだった男性と、
この世界に順応するために日々健闘中の元あかさんたちのために。

今日も読んでいただきまして、ありがとうございました。

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