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いつの間にかコーヒー

わたしはコーヒーを飲まない。

香りがいいとは感じるし、
家族が飲むというのでゴリゴリと豆を挽くこともする。
そのどれもが嫌なわけでもないけれど、
選ぶのはいつも「紅茶」だった。

胃を悪くしていたこともあったから、というのもあるし
美味しさがイマイチわからない、というのもある。

そして、コーヒーを飲む一部の人は
「もう世の中にコーヒーがないとだめだ」というくらいに
いつでもどこでもコーヒー!と言っているイメージがあって
何かにつよく傾きすぎているのを避ける傾向にあるわたしは
その姿も含めて「そんなにもなのか?」と
若干遠い目で眺めていたのだ。


それがどうだ。
ここ最近、パソコンに向かうときにいそいそとコーヒーを淹れている自分がいる。

味に関しては相変わらず「まぁ、苦いね」だし
香りは以前と同じように「いいもんだね」だ。

一つ違うのが
「なぜだか仕事が捗る」気がする、のだ。

不思議だ。
なぜか「やろう」と思ったことについて、やり切れたり
進捗度合いが以前より早いのを感じる。

不思議だ。
わたしの中の何かが変わったのだろうか。

もしくは本当は好きだったのに、
「なーんかなー」というコーヒーにとっては謂れのないわたしの嫌悪感がただあっただけなのだろうか。

不思議だ。


どんな時でもどんな場所でも「コーヒーを」と言っていた皆さん、
勝手に「えー?そんなに必要?」と思っていてすみません…
この不思議な飲み物のこと、
ほんの少しだけわかったので、今度は会話に加えてください。


そして、今もこれを書いているそばには、コーヒーがあるのだ。
数か月前まではそこは紅茶の場所だったところに。


そして自分のnote記事には
自分の撮った写真しか使わないという勝手な主義を持っていたが
コーヒーの写真はさすがにないため
今回初めて「みんなのギャラリー」から使わせていただいた。

こうやってわたしの人生に
「初めて」が増えていくのだ。



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