実はあなたは「選んでいる」!
昨日カナダに無事帰ってきました。日本の滞在は本当に楽しかった。
お花がいろいろ咲いて、新緑がきれいで、気候的にも本当にいい時期に帰れたと思います
先日考えたことに、「自分は自分の人生を選んでいるんだ」と感じたことがあります。
選んでいるって?!
あなたもそう感じたことはありますか?そうなんです、あなたも「選んでいる」んですよ!
私は、長年母との関係で悩んできました。
母は何をするにも早くて、おっとりな私を見ているのが歯がゆいのか、ペースが全く合わないのです。どうもイライラしてしまうみたいで、私も邪険に扱われているような気がしていて、実は今回の帰国でも初めは全然しっくりいってなかったんです。
やっと2年半も待って帰ってきたのに…
すごく楽しみにして帰ってきたのに…
私、カナダに早く帰った方がいいのかな…
本当に泣きたい気分でした。
どうしようと、本当に悩みましたし、兄弟にも夫にも相談したら、
「自分の気持ちを伝えてみたら?」と言われました。
本当に勇気がいりましたが、母に自分の気持ちを伝えてみることにしました。
「どうしてその行動に出るのか理解できない。私も一生懸命やっているつもりだけど、完全ではないので、100%のことはできない、解決策は分からない、せっかく帰ってきたのに、家族がいがみ合っているみたいで、とても悲しい」
私の記憶にある限りでは、母が私に謝ってくれたのは初めてだと思います。「なおみがそんな風に思っているとは思わなかった。母さん、なおみに悪いことをしたね。」
私が何かを手伝うたびにいろいろ指示が飛んできていたのですが、母は、母でやり方の分からない私を助けたかった、ということがわかりました。だけど、私も長いこと実家を離れてしまっているので、私の方法があって、とてもやりにくくて、自分も本当に疲れてしまっていました。
一番の理由はコミュニケーション不足でした。
完全に行き違っていたんです。
私も協力したいし、やる気はあるのに、どう形にしていいのかわからなかったし、向こうも私を助けたかったけれど、私が何を必要としているのか、わかってなかったんです。
私も「母の行動がわからない」と言えばよかったし、母も「見て覚えて」というところがあったから、私が理解しきれないのが分かっていなかったのではと、思います。
母ともいろんな話をして、今までどういうふうに生きてきたのか、私と夫はうまくいっているのか、何を考えて家族を育ててくれたのか、どんなマインドで、自分と家族の生活を組み立ててきたのか、そういう話も初めてできて、私も母のことが、もっとよく理解できました。
母は母なりに、家族を大事に思って育ててきてくれた、ということがよくわかりました。
一時はもう無理かも…とも思いましたし、なんでこのタイミングなんだ…とも思いましたが、私は、諦めたくなかったんです。
「金輪際、この家族とは付き合わない」と決めることもできたけど、それを考えた時に、「本当にそれでいいのかな…それで自分は本当に後悔しないのかな?」と思いました。
そう、「自分で選んだ」んです。コミュニケーションを取ろうと。
諦めてしまったら、それまでです。
伝えた結果、どうなるかの保証はありません。喧嘩別れになる可能性もなかったわけではないけれど、そうなっても仕方ない、そうなったら素直にカナダに帰ろう、と思いました。それをすることが、自分のできる全てでしたし。
勇気を出してよかったです。
感情的に言わなかったのも、良かったのかもしれません。
本当に今までに何度となく、伝える努力はしてきました。時には泣きながら訴えたこともあります。でも、どういうわけか、伝わらなかったんです。
だから、私も母に対して、私のことをどう思っていてくれているのか、本当のところはわからない、何とも不安定な気持ちでした。多分好きでいてくれてはいるのだろうけど…
本当に、本当に長い間、悩んできたんです…性格も違いすぎるし。どうしたらわかりあえるのか…私はどうすればいいのか…もしかしたら、母も同じように思っていたのかもしれません。
全部解決できたとは言えないかもですが、以前よりずっといい方向に向くことができました。
コミュニケーションをとった結果、自分も相手の気持ちが分かるようになり、どう動いたらいいのか良く見えるようになり、一層大事な人を大事にできるようになりました。
今回の帰国の一番の収穫はこれだったと言えます。
自分から関係を改善しようと動けた自分に拍手を送りたいし、自分も勇気を出して、良くやったなと褒めてあげたいです。
あなたも、実はいろんなことを「選んでいる」んですよ。
「選べない」ように見えて、実は「選んでいる」んです。そう、何もかも。
かわいい自分が下した決断です。その選択をした自分を褒めてあげて下さい。
今日もお読みいただきありがとうございました。
どうぞ素敵な午後をお過ごし下さい🍵
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