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朝焼けと有明の月がとても美しかった日

2023年もあと1時間で終わる。いろんなことがあった1年。

個人的には、仕事に振り回された感のある1年。悩んで悩んで、出口や良い選択は見出せないまま終わるが、気持ちはスッキリしている。

今年、リアルで会って交流した人はそれほど多くないのだが、時間を共にしてくださった友人や知人、先輩たちとはいい時間を過ごせたのではと思っている。

会話というよりは、対話をした印象が残っているからだ。対話とは、相手と自分の立場や価値観の相違を受け入れながら、否定することなく擦り合わせて共有するというもの。相手はどうかわからないけれど、「私はこう思う」「自分はそうは思わないけれど、その価値観はとても素敵だと感じた」のようなやり取りを楽しめた感じ。

対話をするのは、家族でさえ難しいものだ。私は無意識に相手を自分に賛同させたいと思っているところがあり、家族だともろにそれが出て、感情的な口調になる。

でも、他人だとそうは行かない。せっかく自分と過ごすことに時間を割いてもらっているのだから、気分よく過ごしてもらいたいし、自分だって楽しみたい。そうなると、自然と取る態度は変わる。

今年、私が探していたのは「自分」だったように思う。働く形が大きく変わり、どこにどう身を置けばいいのか、自分はどうあるべきかが掴めずにずっとさまよっていた。

でも365日過ごして気づいたのは、自分は自分でしかないということ。大きく見せようとしても性格的にできないし、小さく見せると仕事にならない。だから、等身大で、不安を小脇に抱えつつも外面だけは保ちながら、立ち続けるしかないのだ。

★☆

画像は、暮れに撮った早朝の空。この日は本当に朝焼けが美しくて、立ち止まって見入ってしまったほどだった。そして電車の中から見た、大きな有明の月。薄青の空に浮かび上がる白い月は幻想的で美しく、その時だけ時が止まったように感じたものだ。

いろいろあった年の暮れに、これほど美しい朝焼けと有明の月が見られるとは思わなかった。月が見えなくなって、私は思った。

悪くない。来年もひたすら頑張ろう。

2023年、出会ってくださった皆様、このnoteを読んでくださった皆様、ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。

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