呟く。
自分のことは自分が1番理解できる。って思ってた。
たった一言。その言葉の語尾。声のトーン。少しの違いで、かけられたその言葉がお守りに。錘に。
なる時がある。
少しの違和感に、色々な理由をつけて、少し目を瞑る。出来るようになったこと。なってしまったこと。騒いでるよね心は。知ってるよ。
埋まっていくスケジュールと進む時間に、感情だけが追いつかなくて、ふわふわ宙に浮く行き場の無い感覚。
ふとした時に目を奪われる、四角に切り取った景色が、街灯に照らされた雨粒で、薄い雲のかかった朧月で、雨の中の高い所から煌々とした灯りを放つあのビルで。自分の中の変わってない部分に安心する。
受け入れること。一部だよねって。魅力だなぁって。
笑顔の仮面を投げ捨ててみたら、ずっと笑ってる自分に気がついた。逆にねってツッコむ。
そのままでいいよって、隠と陽をひっくるめて。
光も陰りも、一部であり全てで。
自分の中の光を貯めて、大切にしたい人にこそ、物にこそ、注いでいきたい。
近ければ近いほどに。これが実は少し難しかったりして。
ぼーっとする時間。自分を労る時間。すごく大切。
そんな瞬間に溢れる言葉が、拙い羅列が。私らしくてそれはそれで。