めぐる季節
あっというまに桜は散り、
八重桜も葉っぱが目立ってきた。
桜の儚さを惜しむ暇もなく、
萌え出した緑のきらめきを見て、
優雅に笑う牡丹と薔薇に魅了される。
季節はどんどん移り変わっていく。
それでも
過ぎゆく時に流されず、
その瞬間瞬間の美しさを見つめて、
心に留めておきたい。
空、風、雨、花、月、空気のにおいを感じて、
わたしが抱いた想いを
大切にだきしめたい。
わたしは、
たしかに今ここに生きている。
けっして忘れないように、
ファインダーにおさめて
詩を綴る。
めぐる季節とともに生きてゆく。
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