現代にも受け継がれる!豊田商事事件!
皆様、おはようございます。こんにちはこんばんは。ことのです。
普段はツイッターで活動し、情報商材詐欺について探りを入れています。
元々ツイッターでは、趣味の映画についての投稿をメインにするつもりでした。ところが、あまりにも情報商材詐欺の勧誘DMが多く来るので、困った状態に。
一体どういう人だろう?何がしたいのだろう?と思い追跡したら、本来とは全く違う趣旨へと向かってしまいました。
そこで今回noteを立ち上げ、情報商材詐欺について徹底追求したいと思います。
豊田商事事件
豊田商事事件は、1980年代に実際に起きた大規模詐欺事件です。被害総額は2000億円以上。
豊田商事事件の手口
ターゲットの家に訪問する。
ゴールドを顧客に勧める
ゴールドを会社で管理するために「純金ファミリー契約証」を発行
訪問するターゲットを決めるのは、テレフォンレディの仕事です。
テレフォンレディは片っ端から電話をかけ、ゴールド財産に興味がある家庭をピックアップします。
ピックアップされたリストを元に、営業マンは各家庭に訪問。ゴールドを販売するというわけです。
昭和時代をリアルに生きた世代は
おいしょーー!!おいしょーー!!
と、妙に頑張るサラリーマン姿を一度はテレビで見たことがあるはず。おいしょー!!と叫んでいたサラリーマンこそが、営業マンだったのです。
土下座してでも買わせる根性
豊田商事の営業。今で言うところの「スーパーブラック企業」でした。
営業マン達は互いに競い合わせ、成績に合わせた給料を用意。成績トップの人には、何千万円単位の給料が支払われました。
営業マンは顧客が「YES」と言うまで、絶対に家からは出ません。土下座までして、ゴールドを買わせたのです。
この世に存在しないゴールドを。
純金ファミリー契約書とは?
純金ファミリー契約書とは、トイレットペーパーにすらならないただの紙屑。
お金を出して購入しようとした人の目には、ゴールド資金運用証明書みたいなものでしょう。
ただ法的な根拠は一切なく、ただの紙屑に違いはありません。
現物がないのに契約書だけを渡す詐欺手法を「現物まがい商法」と、いいます。
豊田商事と情報商材詐欺
昭和時代に起きた詐欺事件と情報商材詐欺。どんな関係があるのかと思われるでしょうが、めちゃくちゃ関係ありです。
手口が全く同じ
豊田商事でターゲットを定めるため、片っ端から電話をかけていたテレフォンレディ。情報商材屋は電話ではなくSNSのDMを使い、カモを物色しています。
顧客に何が何でも紙屑を買わせるために自宅を訪問した、豊田商事の営業マン。情報商材屋は家庭訪問ではなく、LINEを使ってカモを囲い込みます。
LINEに誘い込むことができれば、しめたもの。5時間どころか1週間1ヶ月かけての勧誘も自由自在です。
徹底したマニュアル
豊田商事には、事細かく記されたマニュアルがありました。社員教育も徹底しています。実際にビデオテープが残っており、動画サイトにも残っています。
情報商材屋として働いたことがないので、実際にマニュアルが存在しているかどうかまでは、正直わかりません。
ただ勧誘DMの文言は、いつも同じセリフから始まります。
「あなたの職業はなんですか?」
「○○さんと仲良くなりたいので、質問させてもらってもいいですか?」
等
たまたま偶然に、同じ質問がきただけかもしれません。何通も連続して偶然は重なるものでしょうか?
唯一筋が通るのが、マニュアルの存在。
SNS上でのプロフィールも似たようなのが多いので、マニュアルは徹底されていると見ています。
ボスの最期
1985年(昭和60年)6月18日。豊田商事の大阪市内某マンションにて、会長のN氏が何者かの手によって殺害されました。
マスコミの目と鼻の先で。
ネットを検索すれば、事件についての詳細が書かれています。ただかなりグロいものになりますので、苦手な方は要注意。
犯人は即逮捕。本人達は「元上司」と言っていますが、本当かどうかはわかりません。
殺害されたN氏の所持金は、およそ700円でした。
では、被害者から巻き上げた2000億円はどこに消えたのでしょうか?
詐欺事件が起きたのは、今から40年前のこと。N氏が殺害されたのは37年前です。
豊田商事事件は過去に起きた詐欺事件。
今も解決されていません。
現在も豊田商事が生み出した手法で詐欺を働いている輩は、大勢います。皆様、絶対に関わらないようにして下さい。